矢村宏

矢村 宏(やむら ひろし、1947年10月27日 - )は、日本刑事法学者。元裁判官。前東京高等裁判所部総括判事(第1刑事部)。北海学園大学法科大学院教授埼玉県生まれ。東京都育ち。

経歴[編集]

東京都立小山台高等学校東京大学法学部卒業。

主な担当訴訟[編集]

  • 横浜事件第3次再審請求(2003年)
横浜地裁時代の2003年、戦中の言論弾圧事件である「横浜事件」の第3次再審請求を担当。治安維持法ポツダム宣言受諾後失効していたとの判断に基づき、再審請求を認めて再審開始を決定した。
再審請求を棄却した一審札幌地方裁判所の決定を支持し抗告を棄却
  • 札幌の連続女性暴行事件控訴審(2009年判決 二審札幌高裁裁判長)
強盗強姦などの罪に問われた被告人に対し懲役30年とした一審札幌地裁判決を支持、量刑不当として無期懲役を求めた検察側の控訴棄却
確定判決におけるDNA鑑定の結果を信用できるとして、再審請求を棄却した一審宇都宮地方裁判所の決定を取り消し、再審開始を決定した。

脚注[編集]


外部リンク[編集]

先代
大和陽一郎
函館地方裁判所長
2004年 - 2007年
次代
上垣猛