真行寺君枝

しんぎょうじきみえ
真行寺君枝
プロフィール
生年月日 1959年9月24日
現年齢 64歳
出身地 東京都大田区
血液型 AB
公称サイズ(時期不明)
身長 / 体重 156[1] cm / kg
活動
デビュー 1976年
ジャンル 女優
モデル: テンプレート - カテゴリ

真行寺 君枝(しんぎょうじ きみえ、1959年9月24日[1] - )は、日本女優。本名同じ[2]T-artist所属。血液型AB型。東京都大田区出身[1]。長男は、ミュージシャンの弦人。

1976年に資生堂秋のキャンペーン「ゆれる、まなざし」で本格デビュー。

来歴・人物[編集]

兄と姉がいる[1]

1965年、バレエ教室「鎌田・藤井舞踏研究所」に入所。発表会で踊った「青い花」をきっかけに芸術に興味を抱く。バレエ教室の指導員であった藤井友子はワダエミと知人であった[3]

通学していた大田区立西六郷小学校は、全国合唱コンクールで優勝する合唱の有名校で(西六郷少年少女合唱団も参照)、NHKの子供音楽番組「歌はともだち」に月一度レギュラー出演をしていたが、アイドルグループ・フォーリーブスのメンバーに「可愛いね」と言われたことが学校中の噂となり、フォーリーブスが人気グループだったため、妬みにより問題児扱いされる[4]

中学時代にポーラ化粧品のCFに出演。

1975年、高校1年の夏に西武百貨店のモデルとして出演する。撮影は稲越功一[5]

1976年、16歳で資生堂秋のキャンペーンモデルに選ばれてデビュー(当時、資生堂とカネボウのキャンペーン競争の加熱は社会現象に発展するほど激しく、資生堂はこの広告の制作費に、当時としては破格の3億円を投入したと言われる)。フランスにおける日本年(1979年)でルーブル美術館で資生堂の写真史が展示された際には、この真行寺の「ゆれる、まなざし」も含まれていた[5]

高校卒業後に「女優としてやっていこう」と思い立ち[1]三船プロダクションに所属。森谷司郎監督作品『聖職の碑』で女優デビューするも、飛び入りで台詞もなかった。同年、『必殺からくり人・富嶽百景殺し旅』で高橋洋子の代役で出演が決定。さらに、翌年の山田太一沿線地図』では主人公の一人に抜擢され、知名度を高めた。

1981年、『風の歌を聴け』(監督:大森一樹)に出演。同年2月、CBS・ソニーから『胸が女の顔になる』で歌手デビュー[2]

アサヒ「ミニ樽」シリーズのCMに2年間出演する。このCMは、雑誌『広告批評』の「広告ベストテン CM部門」第3位に入賞した。

「階段の上の暗がり」(演出:木村光一、主演:八千草薫)で初めて舞台作品に出演する。衣装担当は植田いつ子。真行寺はこの舞台の仕事を、「私は演者としてここにやっと息をつき、納得して仕事に従事できる場を発見しました」と語っている[5]

1983年10月15日、元ザ・テンプターズのドラマー大口広司と結婚。この頃から、伊那市の借家に通うようになり、大自然への興味を深める[5]1984年、夫の大口が大麻所持容疑で逮捕される。執行猶予付きの有罪判決を受け、会社から解雇された大口に対して資金援助を行い、服飾会社「プラクティス・オブ・サイレンス」を創設した(1991年倒産)。

1986年、長男の弦人を出産。『ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け』で第1回高崎映画祭主演女優賞を受賞した。

1993年、『シビラの四季』を出版する[6]。アクターズプロモーションより独立した。

1995年、原宿クエストホールの十周年企画として『Kimieの部屋』と題したインスタレーション・ライブを行う[6]。『フォーカス』誌(1995年6月6日)の取材記事で、「ベルベットアンダーグラウンド&ニコを彷彿とされるステージ」と評される。

2005年、大口と離婚

2007年1月、『第一哲学 不死なるもの』をサイトで発表。

清水博が設立し所長を務めるNPO法人「場の研究所」研究員を務めた。

エピソード[編集]

来日して日本に興味を持ったジョニー・デップが、日本の映画を何本か鑑賞し、米国のテレビのインタビュー番組で真行寺君枝とコンタクトを取りたいと言っていた。またデップは、真行寺の夫である大口広司のバンド「ウォッカ・コリンズ (en:Vodka Collins)」にも興味を示し、レコードを持っている[7]

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

Vシネマ[編集]

  • 実録・関東やくざ抗争史 松田組(2005年) - 松田芳子
  • CONNECT -覇者への道-(2024年予定) - 向井晴恵

舞台[編集]

  • 階段の上の暗がり
  • クリスティーヌ・その愛のかたち - アトリエフォンテーヌ
  • ラヴ
  • 美しきものの伝説
  • 阿Q外伝
  • ラヴ・レターズ
  • ラ・テラス
  • 陽ざかりの女たち
  • 谷間の女たち

バラエティ[編集]

CM[編集]

著書[編集]

  • シビラの四季(1992年 河出書房新社)
  • 福原義春 サクセスフルエイジング対談 美しい暮らし、変わりゆく私(共著)(1996年 求龍堂)
  • めざめ いのち紡ぐ日々(2008年 春秋社)

写真集[編集]

  • 『Made in Love』(撮影:大口広司、1997年 ぶんか社)
  • 『I LOVE YOU』 (撮影:沢渡 朔、2002年 ぶんか社)

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

発売日 規格 規格品番 タイトル 作詞 作曲 編曲
CBSソニー
1981年2月25日 EP 07SH-937 A 胸が女の顔になる 阿久悠 佐瀬寿一 若草恵
B 愚かにも人を愛して
1981年9月21日 EP 07SH-1052 A 煙でかいたラブレター 阿久悠 桑原研郎 若草恵
B ぐっばいららばい

アルバム[編集]

朗読[編集]

発売日 規格 規格品番
東芝EMI
1992年5月27日 CD TOCT-6406 空 音楽のある星に生きて
1992年5月27日 CD 森 音楽のある星に生きて
1992年5月27日 CD 愛 音楽のある星に生きて
1992年5月27日 CD 大地 音楽のある星に生きて

オムニバス・アルバム[編集]

  • アクトレス・ミラクルバイブル 夏目雅子・早乙女愛・池上季実子・真行寺君枝・古手川祐子(2008年7月29日、DYCL-86) - CBSソニーから発表した4曲を収録。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 週刊TVガイド 1978年9月29日号 162頁「ちょっと気になりませんか」
  2. ^ a b 週刊サンケイサンケイ新聞出版局 1981年4月23日号 P33
  3. ^ 『めざめ いのち紡ぐ日々』(P19、P31)
  4. ^ 『めざめ いのち紡ぐ日々』(P28-29)
  5. ^ a b c d 週刊現代 2013年10月5日号 p.72-74「私の地図 : あの場所へ帰りたい 第161回 女優 真行寺君枝」
  6. ^ a b 公式プロフィールより
  7. ^ 『めざめ いのち紡ぐ日々』(P230)
  8. ^ オリコン (2015年9月9日). “小出恵介主演『それでも僕は君が好き』4人のヒロイン決定”. 2015年9月9日閲覧。
  9. ^ "和田聰宏、大東駿介、山口紗弥加、藤原季節、宇野祥平ら、菅野美穂主演『明日の食卓』出演". Real Sound. bluerprint. 2 March 2021. 2021年4月9日閲覧
  10. ^ 真行寺をヒロインに据えた青春シリーズCMだった。ほかの共演者に風間杜夫平田満草薙良一がいた。

外部リンク[編集]