王雀孫

王 雀孫(おう じゃくそん)は、日本のアダルトゲームシナリオライターである。Navel(株式会社オメガビジョン)所属。男性。NavelのHPにおけるアイコンは『テニスの王子様』の大石秀一郎がモデル。

略歴[編集]

中学生時代、ゲームブックを作るなどの創作活動を始める。当時ゲームブック作家で著名だったスティーブ・ジャクソンと本名のイニシャルをもじって「O・ジャクソン」というペンネームを用いていた。現在のペンネームはこれを漢字にしたものだという。

大学卒業後、成人向け漫画の編集者の仕事を経てBasiLに入社。入社当時の役職は営業職であったという。初めて手がけた商業作品は、BasiL第二作『21-Two One-』のおまけシナリオ。

BasiL第三作『それは舞い散る桜のように』の企画・シナリオを務める。

その後、BasiLの内部分裂の影響を受けて退社。サウンドのアッチョリケ・原画家の西又葵ら制作スタッフの大半と共にNavelを創立。

Navelでは、『Really? Really!』の演出・『俺たちに翼はない』の企画・シナリオを担当。

逸話[編集]

  • 自作品の端々の発言から、文学好きであることが窺える。児童文学にも精通しており、『それは舞い散る桜のように』のこだまシナリオでは、登場人物の口を借りて児童文学の読み解き方について語っている。
  • Leafのアダルトゲーム『WHITE ALBUM』の大ファン。西又葵と一緒に『WHITE ALBUM』の同人誌も発行している。ファンの掲示板に書き込みをしたこともある。
  • 『それは舞い散る桜のように』の開発中のストレスから円形脱毛症になったことがあるらしい。自身でハゲと自称してネタにするが、実際の写真では普通に生えている。
  • 筆の進みは非常に遅い。当初『俺たちに翼はない』は、Navel第2作として予定されていたが、王雀孫の寡筆ぶりにより延びに延び、2008年6月28日発売予定と発表された。その後11月28日に延期になったため、代わりに世界観を知ることができるようにと『俺たちに翼はない〜Prelude〜』が6月28日に発売された。しかしさらに延期となり、2009年1月30日にNavel第6作として発売された。

参加作品[編集]

アダルトゲーム[編集]

アプリゲーム[編集]

ライトノベル[編集]

アニメ[編集]

参考文献[編集]

  • 「美しょゲークリエイター列伝」『BugBug』2009年1月号、p287-289、サン出版

出典[編集]

  1. ^ 王雀孫の2019年9月3日のツイート2020年3月26日閲覧。
  2. ^ 王雀孫の2020年11月20日のツイート2020年11月20日閲覧。

外部リンク[編集]