犬吠埼温泉

犬吠埼温泉
犬吠埼温泉入口
温泉情報
所在地 千葉県銚子市
交通 鉄道 : 銚子電気鉄道犬吠駅下車徒歩約10分
高速バス : 千葉交通京成電鉄運行銚子 - 東京駅・浜松町線終点
泉質 塩化物泉
泉温(摂氏 27 °C
湧出量 300L
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犬吠埼温泉(いぬぼうさきおんせん)は、千葉県銚子市(旧国下総国)にある温泉郷。犬吠温泉・潮の湯温泉・屏風ヶ浦温泉などとも呼称される[1]水郷筑波国定公園に含まれる景勝地

泉質[編集]

犬吠埼温泉景観(2019年4月)

源泉が3種類存在する。

  • 源泉名:潮の湯(日本温泉協会認定[1]
  • 源泉名:黒潮の湯
    • 泉質:ナトリウム塩化物強塩泉
    • 源泉温度:27℃
    • 湧出量:毎分300リットル
  • 源泉名:屏風ヶ浦温泉
    • 泉質:ナトリウム塩化物冷鉱泉(低張性・弱アルカリ性・冷鉱泉)
    • 湧出量:毎分160リットル(掘削・動力揚湯)
    • 源泉所在地:千葉県銚子市三崎町三丁目52番地

効能[編集]

  • 神経痛、筋肉痛、慢性消化器痛、冷え性、疲労回復ほか
    ※注 効能はその効果を万人に保証するものではない。

温泉街[編集]

ぎょうけい館

犬吠埼の周辺に複数のホテル旅館が存在するが、そのうちの6軒に温泉が引かれている。いずれの宿も、太平洋に面した露天風呂・日の出の光景を名物としている。独自に足湯を整備している宿もある。

温泉が引かれている旅館・ホテル[編集]

銚子市観光協会に掲載の旅館・ホテル[2]

  • ホテル&スパ月美 太陽の里
    • 別邸 海と森
  • 絶景の宿 犬吠埼ホテル(黒潮の湯源泉)
  • 犬吠埼観光ホテル(潮の湯温泉源泉)
  • ホテルニュー大新
  • ぎょうけい館

歴史[編集]

観光名所で、保養地としても歴史ある犬吠埼周辺には1874年明治7年)創業のぎょうけい館を始め、多数の観光ホテル・旅館・民宿が営業しているが、長らく温泉が湧出していなかった。

1996年平成8年)に入り、当地にある犬吠埼観光ホテルが温泉開発を実施。1,066メートルボーリングを実施して潮の湯温泉源泉開湯に成功する。以降、温泉地としての歴史も始まった。その後、2000年(平成12年)に絶景の宿 犬吠埼ホテルも1,300メートルボーリングにより黒潮の湯を開発している。

交通[編集]

公共交通機関[編集]

銚子電鉄 犬吠駅

鉄道[編集]

高速バス[編集]

自動車[編集]

一般道路[編集]

高速道路[編集]

駐車場[編集]

  • 無料駐車場 犬吠埼灯台駐車場のほか、海水浴場周辺や各施設ごとに駐車場有

周辺情報[編集]

名所・旧跡[編集]

犬吠埼灯台
銚子漁港中央市場
屏風ヶ浦遊歩道

旧跡[編集]

円福寺(飯沼観音)
  • 円福寺(坂東三十三観音27番・飯沼観音)
  • 満願寺(坂東三十三観音番外)
  • 常燈寺
    • 木造薬師如来坐像(国の重要文化財)
    • 本堂、宮殿、棟札(千葉県指定文化財)

祭事・催事[編集]

  • 銚子はね太鼓[3]

日本遺産[編集]

  • 外川の街並み(江戸時代の計画都市)

文豪の地[編集]

風光明媚な海岸線はかつて数々の文人墨客が訪れる「文豪の地」として親しまれ、銚子市内には歌碑、詩碑が多く立つ[4]

代表作[編集]

  • 高浜虚子「犬吠の 今宵の朧 待つとせん」
  • 松尾芭蕉「枯枝に からすのとまりけり 秋の暮」
  • 国木田独歩「なつかしき わが故郷は 何処ぞや 彼処にわれは 山林の児なりき」
  • 小川芋銭「銚子灘朝暾 大海を 飛びいつる如と 初日の出」
  • 尾崎咢堂「朝またき 彼方の岸は アメリカと 聞て瓜立つ おはしまのはし(瑞鶴荘にて)」
  • 佐藤春夫「ここに来て をみなにならひ 名も知らぬ草花をつむ みづからの影踏むわれは 仰がねば 燈台の高さを 知らず 波のうねうね ふる里のそれには如かず ただ思ふ 荒磯に生ひて 松のいろ 錆びて 黝きを わが心 錆びて黝きを」
  • 源俊頼「磐はしる 外川の滝の むすぶ手も しばしはよどむ 淀むせもあれ」

脚注[編集]

  1. ^ a b 温泉地検索 | 日本温泉協会”. 一般社団法人 日本温泉協会 〜温泉名人〜. 2019年4月25日閲覧。
  2. ^ スペシャルサーチ | ま〜るい半島めぐり 銚子観光”. www.choshikanko.com. 2019年4月25日閲覧。
  3. ^ はね太鼓『郷土の伝統芸能』芳賀日出男、保育社, 1991
  4. ^ 観光情報 | 銚子市”. www.city.choshi.chiba.jp. 2019年2月13日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]