特異点

特異点(とくいてん、: singular point、シンギュラー・ポイント)は、一般解の点ではなく特異解の点のこと[1]。ある基準 (regulation)を適用できない、あるいは一般的な手順では求まらない(singular) である。特異点は、基準・手順に対して「—に於ける特異点」「—に関する特異点」という呼び方をする。特異点という言葉は、数学, 物理学およびその応用である制御工学などで用いる[2][3]。なおカタカナ語のシンギュラリティ[シングラリティ](singularity)は特異点、特異解を含む、幅広い概念を指すことがある。

科学[編集]

数学[編集]

複素解析
幾何学
その他

物理学[編集]

工学[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 田原秀敏「特異点をもつ非線型偏微分方程式の解の一意性について(函数解析を用いた偏微分方程式の研究)」『数理解析研究所講究録』第969巻、京都大学数理解析研究所、1996年10月、12-17頁、CRID 1050001202174451328hdl:2433/60668ISSN 1880-2818 
  2. ^ 浜武亜希子, 鈴木貴「ある非線形楕円型境界値問題の特異解の族について(関数方程式の構造と方法)」『数理解析研究所講究録』第984巻、京都大学数理解析研究所、1997年3月、138-146頁、CRID 1050282677274239360hdl:2433/60956ISSN 1880-2818 
  3. ^ 運動量保存に基づく柔軟ベース上冗長マニピュレータの ダイナ ミック特異点通過追従制御原 直行,金 宮 好和,佐 藤 大祐 (東京都市大学) http://www.rls.mse.tcu.ac.jp/robotics/papers/2010/yudo27/yudo2010hara.pdf

関連項目[編集]

  • 複雑系
  • カオス理論
  • バタフライ効果
  • 創発
  • 不確定性原理
  • 不完全性定理
  • 数理モデル
  • シミュレーション
  • 理論物理学
  • エントロピー増大の法則
  • インテグラル・ファクター
  • ブラックホール
  • 量子論
  • 量子効果
  • 精神現象
  • 意識
  • 正則
  • 超巨大地震
  • 不連続性の分類
  • 特異日
  • シンギュラリティ (曖昧さ回避)
  • アニメ「超時空世紀オーガス」…混乱時空修復の鍵とされる存在(人物)が特異点と呼ばれる。

外部リンク[編集]