瀬戸内クラフト

瀬戸内クラフト株式会社
Setouchi Craft Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
722-0062
広島県尾道市向東町9210
北緯34度24分23秒 東経133度13分38.9秒 / 北緯34.40639度 東経133.227472度 / 34.40639; 133.227472座標: 北緯34度24分23秒 東経133度13分38.9秒 / 北緯34.40639度 東経133.227472度 / 34.40639; 133.227472
設立 1980年7月1日
業種 輸送用機器
法人番号 1240001038205 ウィキデータを編集
事業内容 アルミニウム合金製船舶の建造
代表者 代表取締役 川口 洋
資本金 1,500万円
従業員数 22名
外部リンク http://www.setouchi-craft.co.jp/
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瀬戸内クラフト株式会社(せとうちクラフト)は、広島県尾道市造船会社アルミニウム合金製船舶の建造を行っている。

概要[編集]

1944年9月に船舶艤装品の製造を目的として設立された山陽機械工業株式会社が母体である。山陽機械工業は、1967年2月にスカイアルミニウムの技術協力により、アルミニウム合金製小型ボート(15ft - 25ft)の開発に着手、1968年9月には瀬戸内工業株式会社を設立して全事業を継承した。1970年12月、本格的なアルミニウム合金船である11m型交通艇「かもめ」を建造、以降、交通艇、警戒艇、監視艇、旅客船などを多数建造している[1]

1980年7月に瀬戸内クラフト株式会社を設立、造船部門の全事業を継承した。1989年6月には、スカイアルミニウムの傘下となったが、2003年3月の古河電工の軽金属事業再編によるスカイアルミニウムの古河スカイへの移行に合わせて、造船部門の全事業を継承した。その後、2012年から2015年にかけて旧桑田桟橋の一部、隣接地の敷地および工場2棟を取得、スリップウェイ増設、工場の建て替え、事務所新設など本社工場への設備投資を行っている[1]

主な建造船[編集]

1990年代には、東京大学日立造船と共同で水中翼双胴型高速艇「スーパージェット」(SUPER JET)を開発した。2004年竣工の野母商船ぐらばあ」でシップ・オブ・ザ・イヤー2004を受賞している。近年は国内最高速となる最大速力40ノットを超える税関艇、漁業取締船を建造している。

旅客船[編集]

播淡聯絡汽船「まり-んふらわあ2」
関西急行フェリー「しわく2」
関西急行フェリー「ふぇにっくす2」
六口丸海運の「ムクジマルホープ」
三原観光汽船「しゃるまん」
宗像市営渡船「しおかぜ」
福岡市営渡船「きんいん」
はやて海運「第十八はやて丸」
大津島巡航「鼓海II」
水納海運「ニューウィングみんな」

税関監視艇・検疫艇[編集]

警備艇[編集]

  • 警察庁 - 「うわうみ」「おおとさ」「たんご」「つしま」「ひらど」「みやこ」「しらはま」「さんりく」「げんかい」「なにわ」「いずみ」「るもい」「かわち」「はど」「でじま」「あおみ」「あしがら」「かみごとう」「かざし」「とこなめ」「はこね」「いらこ」「しおかぜ」「あじさい」「おおわだ」「みさき」「のさっぷ」「だいば」「いき」「たいしゅう」
  • 佐賀県警察 - 「しらぬひ」「たちかぜ」「くすかぜ」

消防艇・救急艇[編集]

漁業取締船[編集]

実習船・調査船[編集]

測量船・作業船[編集]

事業所[編集]

本社および工場は向島の北東部に所在しており、尾道水道に面している。東側には尾道造船向島工場が隣接する。

脚注[編集]

  1. ^ a b 沿革”. 瀬戸内クラフト株式会社. 2017年8月8日閲覧。

外部リンク[編集]