澄州 (広西チワン族自治区)

澄州(ちょうしゅう)は、中国にかつて存在した。現在の広西チワン族自治区南寧市上林県及び武鳴区一帯に設置された。

621年武徳4年)、により鬱林郡領方県南方州が置かれ、領方県は嶺方県と改称された。631年貞観5年)、属県の嶺方・琅邪思干南尹州安城県を分割して賓州が置かれた。634年(貞観8年)、南方州は澄州と改称された。742年天宝元年)、澄州は賀水郡と改称された。758年乾元元年)、賀水郡は澄州の称にもどされた。澄州は嶺南道の桂管十五州に属し、賀水上林無虞止戈の4県を管轄した。

972年開宝5年)、北宋により澄州は廃止された。賀水・無虞・止戈の3県は廃止され、上林県に併合された。上林県は邕州に移管された。990年淳化元年)、上林県は賓州に移管された。

参考文献[編集]

  • 二十四史』中華書局
  • 『復旦大学中国歴史地名大辞典』(復旦大学出版社)
  • 『中国古今地名対照表』(上海辞書出版社)