津川洋行

株式会社津川洋行
TSUGAWA TRADING Co. Ltd.
種類 株式会社
略称 津川、TGW
本社所在地 日本の旗 日本
193-0815
東京都八王子市叶谷町1012-10
設立 1977年1月15日
業種 その他製品
法人番号 8010101002440 ウィキデータを編集
事業内容 動物用医療機器および鉄道模型の企画、開発、生産、販売及び輸入業務
代表者 長島勝敏
資本金 1000万円
外部リンク www.tgw.co.jp ウィキデータを編集
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株式会社津川洋行(つがわようこう[注釈 1]: TSUGAWA TRADING Co. Ltd.)は動物医療機器および鉄道模型情景素材を製造する日本のメーカーである。

沿革[編集]

沿革節の主要な出典は公式サイト[3]

動物用医療機器[編集]

パラ・カート
事故や疾病で後肢が麻痺したの歩行を可能にする車椅子。体型に合わせた受注生産を行っており、これまでに2,000輌近い納入実績がある。後肢に若干の衰えがある犬用の歩行用補助パンツも販売している。
動物病院向け医療機器
獣医療鉗子ピンセット、小型犬用吸入器など、動物病院で用いる医療機器約1,000点を製造している。

鉄道模型[編集]

主にNゲージHOゲージスケールの情景模型製品を製造販売している。ストラクチャーレイアウトで水面を表現するためのパラフィン「水の素」、グランドカバー樹木トンネルポータル、踏切道路標識ミニカー人形街灯歩道などが主な製品である。1990年代からはNゲージの気動車1/87サイズナローゲージ車輛も発売しているが、これも当初は情景用のディスプレイモデルが始まりであった。このほかレールクリーニングカー「モップ君」や鉄道模型の車輪を磨くホイルクリーナーなどのメンテナンス用品も製品化している。

かつては多くの製品を展開、特にカラーパウダーなどシーナリー用品の製品数では国内大手メーカーを凌ぐ程であった。ストラクチャーに関しては「招福駅」シリーズとして既存の製品にない鉄道全盛期の昭和30~40年代の建物を模型化していた点に特色があった。また1990年代にはウッドランド・シーニックス社の総代理店も務めている。2000年代初頭より、鉄道模型雑誌上の広告を取りやめ、鉄道模型ショウ[注釈 4]の出展も止めるなど鉄道模型部門の活動が縮小傾向となり、カタログ落ちや品切れの製品も目立つようになっていた。

その後、鉄道模型誌に広告を再開、各種ストラクチャーの再生産も行うなどNゲージを中心に鉄道模型部門に力を入れ始め、2009年9月には新製品として銚子電鉄デキ3を動力付で発売した。同年11月に銚子電鉄ハフ1・ハフ2、2014年6月には有田鉄道コッペル1号機を簡易ロッド動力付で発売するなど、Nゲージの二軸車を中心に新製品を発表している。

2021年5月には、同社初の16番ゲージ鉄道車両[注釈 5]の銚子電鉄デキ3を発売した。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 稀に「つがわひろゆき」とルビが振られているが[1]、これは誤りである[2]
  2. ^ 自社サイトでは日本初としている[3]
  3. ^ PMC Plastic Machinery Components GmbHDistrict court München HRB 99002
  4. ^ 長らく日本Nゲージ鉄道模型工業会主催の通称Nゲージショウに出展していた常連メーカーであった。Nゲージショウへの出展を止めた後、日本鉄道模型連合会主催の通称鉄模連ショウに一度だけ出展している。
  5. ^ 2013年から2014年かけて16番ゲージの軌道バイクモーターカーを発売したが、これらは車籍を持たずに機械として扱われる車両であり、一般に鉄道車両事業用車)としては扱われない。

出典[編集]

  1. ^ 株式会社津川洋行 (Baseconnect) - ウェイバックマシン(2019年5月11日アーカイブ分)
  2. ^ tgwcojpのツイート(1451046728346451971)
  3. ^ a b 会社案内”. 株式会社津川洋行 (2008年9月20日). 2021年9月20日閲覧。
  4. ^ tgwcojpのツイート(1441226977508167685)

外部リンク[編集]

関連項目[編集]