永瀬唯

永瀬唯(ながせ ただし、1952年 - )は、日本の評論家科学史・技術文化史研究家、ジャーナリストSF史家。

来歴[編集]

明治大学理工学部、成城大学文藝学部、日本ジャーナリスト専門学校東京綜合写真専門学校講師を勤め、日本SF作家クラブにも所属。と学会運営委員。

東京都立大学理学部卒業。在学中からSFファン活動を開始。編集者、メカニックライターとして活動。1987年、SF同人誌『イスカーチェリ』に掲載された「科学ロマンスとサイエンス・フィクションをめぐって」により、SFファンジン大賞・評論部門を受賞。2002年、「光の街」によりSFファンジン大賞・研究部門を受賞。

テレビアニメ機動戦士ガンダム』のファンとして、放送後の科学考証に係わり、その世界観を築いたひとり。

メディア論都市論に関する論考も多い。

著書[編集]

単著[編集]

  • 『疾走のメトロポリス 速度の都市,メディアの都市』INAX〈INAX叢書 6〉、1993年5月。ISBN 4-8099-1034-2 
  • 『肉体のヌートピア ロボット、パワード・スーツ、サイボーグの考古学』青弓社、1996年12月。ISBN 4-7872-3131-6 
  • 『欲望の未来 機械じかけの夢の文化誌』水声社、1999年6月。ISBN 4-89176-387-6 
  • 『宇宙世紀科学読本 スペース・コロニーとガンダムのできるまで』角川書店、2001年5月。ISBN 4-04-853155-7 
  • 『腕時計の誕生 女と戦士たちのサイボーグ・ファッション史』廣済堂出版〈廣済堂ライブラリー 1〉、2001年5月。ISBN 4-331-85000-5 

共著・編著・共編著[編集]

監修[編集]

  • タスクフォース1 編『市民よガスマスクを装着せよ 化学戦争マニュアル』永瀬唯監修、グリーンアロー出版社、1991年5月。ISBN 4-7663-3127-3 
  • 『米政府公認対テロ危機管理完全白書』永瀬唯監修、水野純訳、アーティストハウスパブリッシャーズ、2004年5月。ISBN 4-04-898176-5 
  • 『機動警察パトレイバー ザ・レイバー・インダストリー レイバー開発全史』永瀬唯・林譲治監修、学習研究社〈Gakken mook. Another century chronicle vol.3〉、2009年3月。ISBN 978-4-05-605088-2 

解説[編集]

雑誌記事[編集]

  • 週刊SPA! 1991年3月6日号 - 湾岸戦争に関連した特集『戦争につけるクスリはないのか』内で「今、『機動戦士ガンダム』を再考する」という記事を執筆。

出演[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]