水盤 (建築)
水盤（すいばん、英語: Water feature）は、建築物に設けられる浅い水面。国土交通省では修景用とされ、緑化施設からは外されている[1]。
概説[編集]
景観を構成する要素として、修景を行う[2]、周辺環境を反射して景観とする（反射池、リフレクティング・プール（英: reflecting pool））[3][4]、視覚的に区切りを設ける[5]、水に浮かぶような景観をもたらす[6]、静寂さの演出[7][8]等の効果を生ずる。
太陽光を反射して断熱、採光に用いる[9][10]。流入する風の温度を下げる[11]、水遊び場[12]といった、視覚的効果に留まらない活用もなされる。
水盤は噴水と組み合わされたり[13]、屋内に設けられる場合もある[14]。
認識しにくいため、事故の危険性が指摘されている[15]。
出典・例[編集]
- ^ “あなたの町の緑化を進める制度” (PDF). 国土交通省. p. 6. 2016年11月12日閲覧。
- ^ 例：“姫路駅北駅前広場の「水盤」実証実験の実施について”. 姫路市 (2013年8月9日). 2016年11月12日閲覧。
- ^ 建築物を反射する例：“テクニカフクイ新社屋”. 竹中工務店. 2016年11月12日閲覧。
- ^ 空を反射する例：内藤廣. “建築コンセプト”. 島根県芸術文化センター グラントワ. 2016年11月12日閲覧。
- ^ 例：“第18回「愛知まちなみ建築賞」の受賞作品について”. 愛知県 (2011年1月6日). 2016年11月12日閲覧。
- ^ 例：桑原しおり (2009年7月). “まなびの館 ローズコム”. 戸田建設. 2016年11月12日閲覧。
- ^ 例：“官庁営繕事業における景観形成ガイドライン”. 国土交通省. 2016年11月12日閲覧。
- ^ 例：栗生明. “国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館”. 2016年11月12日閲覧。
- ^ 例：“立命館大学衣笠キャンパス新体育館建設事業” (PDF). 建築研究所. 2016年11月12日閲覧。
- ^ 例：大日方淳夫（竹中工務店） (2013年). “第13回環境・設備デザイン賞 日清食品グループ ｔｈｅ ＷＡＶＥ”. 2016年11月12日閲覧。
- ^ 例：“NIHON SEKKEI 08” (PDF). 日本設計. p. 17 (2015年7月). 2016年11月12日閲覧。
- ^ 例：“さわぽけっと”. 三条市. 2016年11月12日閲覧。
- ^ 例：亀田泰武 (2010-01). “貴重な水辺のいくつか－5 アルハンブラ宮殿の水辺”. 工業用水 (日本工業用水協会) 598: 73-79 2016年11月12日閲覧。.
- ^ 例：武村陽子 (2007-11-12). “「アベンセラヘスの間」と「三姉妹の間」”. スペイン世界遺産と歴史の旅 プロの添乗員と行く. 彩図社. ISBN 9784883926121
- ^ “認識しづらい水盤（修景用人工池） - 水の中に落ちる｜事故パターン｜建物事故予防ナレッジベース”. 国土技術政策総合研究所. 2016年11月12日閲覧。
関連項目[編集]
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