水戸黄門 (第1-13部)

水戸黄門 第1 - 13部
ジャンル 時代劇
原案 葉村彰子[1]
脚本 各項目を参照
監督 各項目を参照
出演者 東野英治郎
杉良太郎(第2部まで)
里見浩太朗(第3部より、第17部まで)
横内正(第8部まで)
大和田伸也(第9部より)
宮園純子(第3部より、第26部まで)
高橋元太郎(第2部より、第28部まで)
山口いづみ(第9部より、第17部まで)
中谷一郎(第27部まで[2]
ほか
オープニングああ人生に涙あり
エンディング 同上
製作
製作総指揮 松下幸之助
プロデューサー 西村俊一
郡進剛(第2部より、第10部まで)
制作 C.A.L
(放送局:TBS
放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域日本の旗 日本
第1部
放送期間1969年8月4日 - 1970年3月9日
放送時間月曜日20:00 - 20:56
放送枠ナショナル劇場
放送分56分
回数32
第2部
放送期間1970年9月28日 - 1971年5月10日
放送時間同上
回数33
第3部
放送期間1971年11月29日 - 1972年6月5日
放送時間同上
回数28
第4部
放送期間1973年1月22日 - 1973年9月17日
放送時間月曜日20:00 - 20:55
放送分55分
回数35
第5部
放送期間1974年4月1日 - 1974年9月30日
放送時間同上
回数26
第6部
放送期間1975年3月31日 - 1975年11月3日
放送時間同上
回数32
第7部
放送期間1976年5月24日 - 1977年1月10日
放送時間同上
回数34
第8部
放送期間1977年7月18日 - 1978年1月30日
放送時間同上
回数29
第9部
放送期間1978年8月7日 - 1979年2月5日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送枠ナショナル劇場
放送分54分
回数27
第10部
放送期間1979年8月13日 - 1980年2月11日
放送時間同上
回数26
第11部
放送期間1980年8月18日 - 1981年2月9日
放送時間同上
回数26
第12部
放送期間1981年8月31日 - 1982年3月1日
放送時間同上
回数27
第13部
放送期間1982年10月18日 - 1983年4月11日
放送時間月曜日20:00 - 20:54
放送分54分
回数26

特記事項:
ナレーター:芥川隆行
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本項では、TBSナショナル劇場(後にパナソニック ドラマシアター→現在の月曜ミステリーシアター)において放送された日本時代劇水戸黄門』(みとこうもん)のうち、1969年の放送開始の第1部から1983年放送の第13部までの東野英治郎が主演したシリーズについて記述する。

1978年には、本シリーズの主要スタッフによりテレビと同じく東野英治郎主演の劇場版が制作された。

出演者[編集]

各部の概要[編集]

放送日はTBSおよび同時ネット局を基準とし、レギュラー・準レギュラーの経験があるゲストは太字で表記する。

第1部[編集]

水戸黄門 第1部
ジャンル テレビドラマ
脚本 宮川一郎
加藤泰
津田幸夫
窪田篤人
伊上勝
三好伍郎
吉田哲郎
梅谷卓司
浅井昭三郎
田坂勝彦
鈴木則文
中島貞夫
飛鳥ひろし
鎌田房夫
監督 内出好吉
山内鉄也
船床定男
田坂勝彦
出演者 東野英治郎
杉良太郎
横内正
中谷一郎
オープニングああ人生に涙あり
製作
製作総指揮 松下幸之助
プロデューサー 西村俊一
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1969年8月4日 - 1970年3月9日
放送時間月曜日20:00 - 20:56
放送枠ナショナル劇場
放送分56分
回数全32
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水戸黄門 第1部」(みとこうもん だい1ぶ)は1969年8月4日から1970年3月9日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。製作はC.A.L。全32話。

ストーリー[編集]

表向きは大日本史編纂のため、その一方でははっきりとはせぬものの、老中柳沢吉保に疎んじられたことを理由として隠居を決意したとされる前の権中納言水戸光圀(御老公)は、水戸領内の隠居所・西山荘に住み、若侍に家事や、子供への論語・識字教育などの寺子屋を営み、一方で現地の百姓とともに田を耕すなど、晴耕雨読の日々を送っていた。そんな中、江戸の町を騒がせていた義賊・風車の弥七が水戸藩江戸家老・藤井紋太夫の屋敷に忍び込み、ある書状を盗み出した。世間では義賊とささやかれる弥七も、一方では、ふとしたことから出会い、長く光圀に仕えている配下の1人であった。弥七の盗んだその書状から、光圀は、紋太夫と吉保との間に黒い噂があることを知る。当初は隠居する身の上で政治に口をはさむことを快く思わなかったものの、幼くして親を亡くした紋太夫を受け入れて、長く育ててきたという関係もあって、真相を究明すべく助三郎格之進を従え、越後の縮緬問屋と手代を装い江戸へ向かった。藩政をゆだねている綱條の息子、吉孚(正確には「よしざね」だが、ドラマでは「よしのぶ」と呼ばれていた)にも面会した。その際、吉孚の健康状態が、光圀が隠居をした2年前から悪化し始め、衰弱の一途にあるという事実を知る。また道中、吉保配下の横目付・古川兵庫の奇襲に遭いながらも弥七の助けを得ながら、江戸に着いた光圀は、紋太夫に怒りの刃を振り下ろした…(作中の流れとしては「切腹を命じた紋太夫から『お手打ちを賜りたい』と願われるも光圀は斬れず、討たれる覚悟で斬りかかった紋太夫を光圀が返り討つ」というもの。駆け付けた格之進に対して光圀は「紋太夫は腹を切ったぞ」と告げる)。

騒動はひとまず落着し、水戸に帰ろうとした矢先、古川の手によって深手を負った讃岐高松藩の密使が現れ、藩で内紛が起きていることを知り、直ちに実子・松平頼常細川俊夫)に会うべく高松への道中を急いだ。だが途中の小田原での駕篭屋同士の喧嘩騒動を目の当たりにした光圀は、諸国を廻りながら陽の当たらないところにある歪みを正していこうと決意した。こうして一行の諸国漫遊の旅が始まった。

キャスト[編集]

メインレギュラー[編集]
準レギュラー[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
ああ人生に涙あり
作詞 - 山上路夫 / 作曲 - 木下忠司 / 唄 - 杉良太郎横内正

行程[編集]

解説[編集]

  • 第1話冒頭は、史実に則り、格之進は子供たちに論語を教えている描写から始まる。旅に出る以前の様子を描いたものである。
  • 第1話から第2話のオープニングにおいて「風車の弥七」は「風の弥七」とクレジットされている。
  • 中谷一郎は最初の出演依頼時に「光圀の従者役」とだけ聞かされ助三郎・格之進のいずれかの役と解釈してオファーを受けたが、後に改めて詳細を説明された際に「風車の弥七」という聞いたことも無い役だったため一度は出演を断った。しかし、プロデューサーの西村から「弥七は助さん・格さんよりもずっといい役になるから、ぜひともお願いしたい。」と要請され改めて出演を受けたという。
  • 数多くの時代劇斬られ役常連の福本清三が第2話冒頭で登場している。
  • 通常は1話完結だが、第1話のみ、第2話で話が完結する体裁が取られている。
  • 第1話で格之進と許嫁の深雪が家老の中山備前の家を訪ねている間に、深雪の父が中山備前の家の門前で切腹している。格之進も18歳の時に自分の父を切腹で亡くしており、深雪は格之進に、二人とも同じ身の上になってしまったと話す。
  • 第7話で、クレジットされていないが、横内正が一人二役を演じている。
  • 第14話で印籠が初めて披露される。頼常の一子を世継ぎに立てようとする若侍達の前で、格之進が光圀の名代の証として出している。
  • 悪者達の前で印籠が初めて披露されたのは第23話で、光圀自らが腰に付けている印籠を見せている。
  • 第15話で深雪役の岩井友見が別の役(お糸)としてゲスト出演しており、格之進から深雪と間違えられる演出がある。
  • 第16話で、東野の息子である東野孝彦(東野英心)が加藤剛と共演している。
  • 第19話にゲスト出演している月形龍之介は、東映劇場版で水戸光圀を演じている。
  • 第25話に子役時の真田広之がゲスト出演している。役は勘太。また、後に石原軍団を率いる渡哲也もゲスト出演している。役は弥之吉。
  • 第29話では印籠は出ず、弥七が天井から決めゼリフを言って飛び降りている(第30話でも決めゼリフを言っている)。
  • 当初は2クール(半年)の予定だったが、高視聴率を獲得し続けたことから第1部で終わるはずが、徐々にお茶の間の支持を得て続編の制作に至った。
  • オープニングで登場するキャスト・スタッフ紹介のタイトルバックはこのシリーズでのみお蔵入りになったものがある(一般に知られているものは4種類〈黒地に前面徳川三つ葉葵・赤地に下3分の1・青地に右下・紫地に右下4分の1〉だが、このシリーズでのみ存在していたのは青地に左下のタイトルバックで、当初は5種類用意されていた)。
  • 第1部と第2部のポスターに書かれている「水戸黄門」の書体はオープニングと同じ縦文字になっている。
  • オープニング冒頭ではサブタイトル左下に舞台の地名が書かれるのが基本的であるが、第1部第1話から第3話までは地名表示はなくサブタイトルだけが表示される。
  • 第1部の開始時点での立ち回りBGMは3つのみである。
  • 全体的にまだこのシリーズでは助三郎、格之進が光圀と息が合わないような描写も多く見られており、特に第24話では初めに行き先をどちらにするかで賭けを行ったが、その際に光圀が小細工をして勝ったためか、露骨に2人ともに不快感を露にするシーンがあった他、その前のシーンでは助三郎が光圀に対して「頑固親父」と暴言を吐くなど、後のシリーズではあまり考えられないような描写も多々見られている。

TBSチャンネルでの再放送[編集]

  • 第1部はすでにDVDで全話発売されているが、2011年4月1日から、TBSチャンネルでも「TBS開局60周年」というタイトルのもと、第1部の再放送が開始された。しかし、オープニングは短縮版でごく一部のキャストしかクレジットされておらず、出演者やスタッフの詳細は不明である。回によってオープニングの長さが異なり、またそれに合わせるためテーマ曲も強引な編集がなされている。また、オープニングだけでなく本編においても台詞やBGMが不自然に音飛びする部分があり、場面の欠落がうかがえる。これは1980年代におけるTBSの午後の時間帯での再放送に際して再放送枠の放映時間に合わせてフィルムの短縮作業が行なわれたためであるが、この作業はオリジナルネガを使用したため現在は全長版のネガは現存しない。また、番組冒頭では「制作当時を考慮して修正せず放送する」旨を案内しているにもかかわらず現代では差別的表現であると認識される部分はところどころ音声消去の処置がされているが、これも当該の再放送に際して行なわれたものである。エンディング恒例の芥川によるナレーションも、存在する回としない回があるなど、ばらつきがある。以上の措置により、全ての回で、本編の放送時間は46分に収まっている。同年9月12日からは、「時代劇特集」として再び放送されている。
  • 2014年2月から、再び放送が開始された。これに合わせて、TBSチャンネルの宣伝番組「TBSチャンネルニュース」や番宣CMにおいて、杉良太郎横内正の歌う「ああ人生に涙あり」がBGMとして用いられた。
  • 2014年2月放送部分も、引き続き標準画質かつ不適切な表現を削除した素材を放送素材に用いている。

BS-TBSでの再放送[編集]

外部リンク[編集]

第2部[編集]

水戸黄門 第2部
ジャンル テレビドラマ
脚本 葉村彰子
加藤泰
津田幸夫
宮川一郎
大西信行
窪田篤人
稲垣俊
鈴木則文
監督 内出好吉
田坂勝彦
松村昌治
石川義寛
荒井岱志
山内鉄也
出演者 東野英治郎
杉良太郎
横内正
中谷一郎
高橋元太郎
オープニングああ人生に涙あり
製作
製作総指揮 松下幸之助
プロデューサー 西村俊一
郡進剛
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1970年9月28日 - 1971年5月10日
放送時間月曜日20:00 - 20:56
放送枠ナショナル劇場
放送分56分
回数全33
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水戸黄門 第2部」(みとこうもん だい2ぶ)は1970年9月28日から1971年5月10日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。製作はC.A.L。全33話(通算65回)。

ストーリー[編集]

津軽南部両藩の争いを解決するため旅に出る。事件解決後、久留米藩の御家騒動を解決するため、久留米へ向かう。

キャスト[編集]

メインレギュラー[編集]
準レギュラー[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
ああ人生に涙あり(第25話のみ現存)
作詞 - 山上路夫 / 作曲 - 木下忠司 / 唄 - 杉良太郎横内正

行程[編集]

解説[編集]

  • ひと暴れした後、印籠を見せて光圀の正体を明かすという御馴染のパターンに近い形での印籠の使用は今シリーズからである。第1部で使用していた物とは別の、デザインの異なる印籠に変更されている。
  • 新たに立ち回りBGMが2つ追加された。
  • うっかり八兵衛役の高橋元太郎は前番組「大岡越前第1部」に引き続いての出演。これは同番組のレギュラーの岡っ引き「すっとびの辰三」役の高橋の演技を評価したプロデューサーの西村が「水戸黄門にも出演させたい」と考えたため。八兵衛が間抜けで頼りない印象のキャラクターなのは熱血漢の辰三との差別化のためである。
  • 第4話に東野の息子である東野孝彦(東野英心)がゲスト出演している。
  • 第9話と第10話は前編・後編扱いである。
  • 第14話と第26話に第3部より2代目佐々木助三郎役を演じる里見浩太朗がゲスト出演している。
  • 第25話に第3部より霞のお新役を演じる宮園純子がゲスト出演している。
  • 第14話に第27話~第32話において弥生役でレギュラー出演した大原麗子がゲスト出演している。
  • 第25話は再放送では欠番だが、DVD・VHSソフトには収録されている。
  • 第28話~第32話では杉のスケジュールの都合で助三郎役の杉と八兵衛役の高橋が出演していない。また、八兵衛役の高橋は最終話(第33話)にも出演していない。
    • シナリオ上では第27話において助三郎が戦闘中に銃弾により負傷、八兵衛はその介助のために2人で一行から離れるという筋書きとなっている。
  • 佐々木助三郎役の杉良太郎の最終シリーズである。
  • 再放送素材のオープニングでは、第1部とは変わって、全話にわたって30秒程度に短縮する形で統一がはかられている。

TBSチャンネルでの再放送[編集]

  • 2014年4月から、TBSチャンネルで2度目の再放送が行われたが、第25話は引き続き欠番扱いである。

BS-TBSでの再放送[編集]

外部リンク[編集]

第3部[編集]

水戸黄門 第3部
ジャンル テレビドラマ
脚本 葉村彰子
加藤泰
津田幸夫
大西信行
稲垣俊
石川孝人
山内鉄也
監督 内出好吉
小野登
荒井岱志
山内鉄也
鎌田房夫
鳥居元宏
出演者 東野英治郎
里見浩太朗
横内正
宮園純子
高橋元太郎
中谷一郎
中野誠也
成田三樹夫
オープニングああ人生に涙あり
製作
製作総指揮 松下幸之助
プロデューサー 西村俊一
郡進剛
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1971年11月29日 - 1972年6月5日
放送時間月曜日20:00 - 20:56
放送枠ナショナル劇場
放送分56分
回数全28
テンプレートを表示

水戸黄門 第3部」(みとこうもん だい3ぶ)は1971年11月29日から1972年6月5日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。製作はC.A.L。全28話(通算93回)。

ストーリー[編集]

柳沢が「御老公様が薩摩藩を取り潰そうとしている」という噂を流したため、その誤解を解くために薩摩へ向かう。

キャスト[編集]

メインレギュラー[編集]
  • 水戸光圀:東野英治郎
  • 佐々木助三郎:里見浩太朗
  • 渥美格之進:横内正
  • 霞のお新宮園純子(第1話~第7話、第9話~第10話、第12話~第16話、第21話、第23話~第28話)
  • うっかり八兵衛:高橋元太郎
  • 風車の弥七:中谷一郎(第1話〜第11話、第15話〜第17話、第19話〜第28話)
  • 夜鴉の藤吉:中野誠也(第1話~第10話、第12話、第15話、第21話、第23話、第26話、第28話)
  • 柘植九郎太:成田三樹夫(第1話~第4話、第6話、第8話、第10話~第15話、第21話、第23話、第26話、第28話)
準レギュラー[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
ああ人生に涙あり
作詞 - 山上路夫 / 作曲 - 木下忠司 / 唄 - 杉良太郎横内正[3]

行程[編集]

解説[編集]

  • 第1話で死亡した仁平(お新の父親)の卒塔婆に書かれた命日より本作品が元禄3年の話であることがわかる。
  • 第4話では代官が放送禁止用語を叫んでいるが、DVD・VHSソフトには収録されている。
  • 第8話で、クレジットされていないが、里見浩太朗が一人二役を演じている。
  • 第1部から「三つ葉葵の印籠」の登場シーンについては試行錯誤の繰返しだったが、この第3部で定着し、以降恒例となる。
  • 第3部のポスターから「水戸黄門」の書体が縦文字から横文字に変更された。
  • このシリーズで柳沢は隠居に追い込まれ(史実とは異なる)、以降東野黄門シリーズでは登場していない(第14部から再登場)。
  • 助三郎役は里見浩太朗に交代。また霞のお新(宮園純子)が初登場、本シリーズでは第12話まで敵として光圀の命を狙う。第12話で改心し、第13話以降は光圀一行に加わる。
  • 初期の放送分の数回では里見による主題歌の録音が間に合わなかったため、第2部までと同様に杉による歌唱の主題歌が使用されている。また、この間は主題歌に係わるクレジットは省略されている。

TBSチャンネルでの再放送[編集]

  • 2015年2月から、TBSチャンネル1にて、2度目の再放送開始。ただし、第4話は、欠番扱いである。

BS-TBSでの再放送[編集]

外部リンク[編集]

第4部[編集]

水戸黄門 第4部
ジャンル テレビドラマ
脚本 葉村彰子
津田幸夫
池田一朗
さわさかえ
宮川一郎
大西信行
石川孝人
稲垣俊
山内鉄也
監督 内出好吉
鎌田房夫
山内鉄也
松尾正武
菊池奛
出演者 東野英治郎
里見浩太朗
横内正
高橋元太郎
宮園純子
中谷一郎
オープニングああ人生に涙あり
製作
製作総指揮 松下幸之助
プロデューサー 逸見稔(ノンクレジット)
西村俊一
郡進剛
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1973年1月22日 - 1973年9月17日
放送時間月曜日20:00 - 20:55
放送枠ナショナル劇場
放送分55分
回数全35
テンプレートを表示

水戸黄門 第4部」(みとこうもん だい4ぶ)は1973年1月22日から1973年9月17日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。製作はC.A.L。全35話(通算128回)。

ストーリー[編集]

第1部で解決したはずの越後高田藩お家騒動を解決するため旅に出る。問題解決後は「奥の細道」をたどって東北を旅し、北海道に渡る。

キャスト[編集]

メインレギュラー[編集]
準レギュラー[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
ああ人生に涙あり
作詞 - 山上路夫 / 作曲 - 木下忠司 / 唄 - 里見浩太朗横内正

行程[編集]

解説[編集]

  • 光圀は「越後の縮緬問屋の隠居・光右衛門」と名乗って旅をしているが、第5話では本物の越後の縮緬問屋の隠居・光右衛門(東野の二役)が登場する。本物の光右衛門は強欲でとにかく評判が悪く、光圀は最初にこの光右衛門と間違われて民衆から石を投げつけられたりとひどい目に遭わされ、識別のために髪と髭を黒く塗ることにした。
  • 第4話と第7話以降は制作協力の東映の文字が変更された(「映」の部首の日編の部分が修正され、長方形のような形になった)。
  • 第6話では「水戸黄門漫遊記 怪魔八尺坊主」にて光圀を演じた宇佐美淳也が出演している。
  • 第9話では「剣術気違い」という言葉が再放送でそのまま流れた。
  • 第16話「北海の反乱 (前篇) -松前-」・第17話「北海の反乱(後篇) -松前-」は再放送されていない。これは前編の本放送終了時に、サケと米の交換の比率が異なること、儀式や風習が全く異なることについて札幌在住のアイヌ有志から北海道放送にクレームがつき、翌週の後編の放送中止を申し入れたためである。これについては、北海道放送側が後編の放送中におわびのテロップを入れることで一応の解決をみる格好となった。
  • 東野黄門独特の「かっかっか」という笑いはこのシリーズで完成した。
  • 弥七とお新は結婚して田毎庵(たごとあん)という蕎麦屋を営んでおり、お新は弥七の出立の留守を守るという設定になる。この設定は宮園純子が私生活で結婚したためで、お新はシリーズの初回と第2話、第30話から第35話にしか登場しない。また、お新役の宮園の第1話と第2話の併記クレジットは八兵衛役の高橋の右隣だが、第30話から第35話は左隣に表記されていた。
  • 第3話から第21話まで、うっかり八兵衛のクレジットの「衛」が「ヱ」に差し変わっている。また、第3話から第29話までの八兵衛役の高橋のクレジットは弥七役の中谷のあとに表記されている。
  • 新たに立ち回りBGMが1つ追加された。だが、微妙に音域が異なり、2種類に分けられる。1つ目は第1話で、2つ目は第3話でそれぞれ初めて使用された。
  • この部から印籠のデザインが再度変更され、第34部まで断続的に使用された物のデザインとなった。
  • 第4部のポスターから放送開始の告知の書体が太くなった。
  • 中山備前を演じた永田靖は放映開始前の1972年9月に死去しており、第1話が最後の出演となった。これに伴ない役柄の備前も光圀が旅をしている間に病没したこととされ、帰郷後にそのことを聞かされた光圀が感慨に耽る描写がある。また、最終話は備前の逝去による中山の家の跡目相続を巡る陰謀を光圀が解決する筋立てとなっている。
  • 2000年以降の地上波等の番組枠に合わせて3部までOPが短縮されていたが、この部からオープニングが完全版になる(本放送当時の番組枠が1分短縮されたため。同じく大岡越前第3部途中より、オープニングが完全版に代わる)。
  • 第4部以降は長らくソフト化されていなかったが、2012年3月23日にエイベックスから第13部までDVD化されることが分かった(ただし「北海の反乱 -松前-」は、前述の事情から収録されていない)。

TBSチャンネルでの再放送[編集]

  • 2015年6月22日から、TBSチャンネル1にて2度目の再放送開始(ただし、慣例に従い、上記第16話・第17話は欠番)。

BS-TBSでの再放送[編集]

  • 2023年10月12日から11月28日までデジタルリマスター版にて放送された。ただし、TBSチャンネルと同様に第16話・第17話は欠番となった。

外部リンク[編集]

第5部[編集]

水戸黄門 第5部
ジャンル テレビドラマ
脚本 葉村彰子
加藤泰
津田幸夫
宮川一郎
安藤日出男
大西信行
石川孝人
稲垣俊
監督 内出好吉
石川義寛
鎌田房夫
荒井岱志
山内鉄也
菊地奛
出演者 東野英治郎
里見浩太朗
横内正
宮園純子
高橋元太郎
中谷一郎
小林由枝
天津敏
オープニングああ人生に涙あり
製作
製作総指揮 松下幸之助
プロデューサー 逸見稔
西村俊一
郡進剛
制作 TBS
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1974年4月1日 - 1974年9月30日
放送時間月曜日20:00 - 20:55
放送枠ナショナル劇場
放送分55分
回数全26
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水戸黄門 第5部」(みとこうもん だい5ぶ)は1974年4月1日から1974年9月30日までTBSで放送されたナショナル劇場のドラマ。製作はC.A.L。全26話(通算154回)。

ストーリー[編集]

光圀の行列に直訴した五島氏の姫から、城代家老・宍戸源左衛門(安部徹)の悪事により危機にさらされている肥前五島列島福江藩の実情を知らされ、藩を救うため旅に出る。

キャスト[編集]

メインレギュラー[編集]
準レギュラー[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
ああ人生に涙あり
作詞 - 山上路夫 / 作曲 - 木下忠司 / 唄 - 里見浩太朗横内正

行程[編集]