板倉徹

板倉 徹(いたくら とおる、1946年1月20日[1] - 2016年2月25日[2])は、日本脳神経外科医医学博士和歌山県立医科大学・1983年)。和歌山県立医科大学名誉教授

略歴[編集]

京都府出身[2]。1970年に和歌山県立医科大学卒業。1983年に同医学博士。同附属病院診療医、講師、助教授、カリフォルニア工科大学生物学部門留学、1994年に和歌山県立医科大学脳神経外科教授。2006年に和歌山県立医科大学理事、和歌山県立医科大学附属病院院長。2008年に和歌山県立医科大学医学部長。2010年から2014年まで理事長・学長。名誉教授。日本高次脳機能障害学会会長。日本脳神経外科学会専門医[3]アルテリーヴォ和歌山を運営するNPO法人和歌山からJリーグを作る会の理事長を務めていた[4][5]

2016年2月25日、胃がんにより死去。70歳没[6]

2017年4月23日、追悼イベント「ラジオは脳にきくスペシャル故板倉徹先生を偲んで」が行われた[7]

著書 [編集]

  • 『すこやかな老後をおくろう 痴呆症(アルツハイマー病・血管障害性痴呆)にならないために』ブレーン出版 2003
  • 『ラジオは脳にきく 頭脳を鍛える生活習慣術』東洋経済新報社 2006
  • 『同時に2つのことをやりなさい! 脳神経外科教授が教える!仕事のスピード・記憶力・頭の回転が高まる脳と耳の習慣』フォレスト出版 2009
  • 『50代から始める脳を若返らせる耳トレーニング』フォレスト出版 2013
  • 『ラジオはココロの疲れを、そっと取り除く』ぱる出版 2013

共編著 [編集]

  • 『神経科学の基礎と臨床 脳幹』前田敏博共編著 ブレーン出版 1993
  • 『神経科学の基礎と臨床 視床下部』前田敏博共編著 ブレーン出版 1995
  • 『神経科学の基礎と臨床 線条体』前田敏博共編著 ブレーン出版 1995
  • 『神経科学の基礎と臨床 大脳皮質運動領野』前田敏博共編著 ブレーン出版 1995
  • 『神経科学の基礎と臨床 前頭葉』前田敏博共編著 ブレーン出版 1996
  • 『脳を守る 脳の病気119番』編著 ブレーン出版 1996
  • 『神経科学の基礎と臨床 側頭葉』前田敏博共編著 ブレーン出版 1998
  • 『定位脳手術』駒井則彦監修 共編著 金芳堂 1998
  • 『脳の病気の救急箱 続・脳を守る』編著 ブレーン出版 1998
  • 『神経科学の基礎と臨床 小脳』前田敏博共編著 ブレーン出版 1999
  • 『直前対策言語聴覚士国家試験予想問題集』板倉登志子共著 ブレーン出版 1999
  • 『脳血管 文献レビュー』福内靖男共監修 鈴木則宏ほか編著 金芳堂 1999
  • 言語聴覚士国家試験予想問題集 2000年』板倉登志子,瀧本孝雄共著 ブレーン出版 2000
  • 『これならわかる脳の病気の危険信号』楠秀司共著 ブレーン出版 2000
  • 『神経科学の基礎と臨床 大脳辺縁系』前田敏博共編著 ブレーン出版 2000
  • 『パーキンソン手帳』中井易二共著 ブレーン出版 2000
  • 『脳を知る脳を守る 体と心の指令塔』編著 アドア出版 2001
  • 『神経科学の基礎と臨床 視床』前田敏博共編著 ブレーン出版 2000
  • 『神経科学の基礎と臨床 大脳皮質感覚領野』編著 ブレーン出版 2002
  • 『コメディカルのための脳神経外科』中井國雄,今井治道共著 コメディカルエディター 2003
  • 『神経科学の基礎と臨床 脳室およびその周囲器官』編著 ブレーン出版 2003
  • 『パーキンソン手帳』改訂版 小倉光博, 中井易二共著 ブレーン出版 2003
  • 『「冬のソナタ」に学ぶ脳の不思議 主人公の脳に何が起こったのか?』板倉登志子共著 ブレーン出版 2004
  • 『神経科学の基礎と臨床 後頭葉 その機能とネットワーク』編著 ブレーン出版 2005
  • 『神経科学の基礎と臨床 前頭葉 その機能とネットワーク』編著 ブレーン出版 2005
  • 『定位脳手術入門』編 医学書院 2005
  • 『脳血管シンポジウム 1』編 ブレーン出版 2005
  • 『戦国武将の脳 乱世を勝ちぬくブレインパワー』津本陽共著 東洋経済新報社 2009

論文 [編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『現代日本人名録』
  2. ^ a b 「板倉徹氏死去 和歌山県立医科大学名誉教授」共同通信、2016年2月25日
  3. ^ 『ラジオはココロの疲れを、そっと取り除く』著者紹介
  4. ^ 訃報”. アルテリーヴォ和歌山 (2016年2月26日). 2016年2月27日閲覧。
  5. ^ 元県立医大学長 板倉徹さん死去”. テレビ和歌山 (2016年2月26日). 2016年2月27日閲覧。
  6. ^ 板倉徹さん死去・県立医大前学長で「ラジオは脳にきく」著者(写真付)”. WBS和歌山放送ニュース (2016年2月25日). 2016年2月26日閲覧。
  7. ^ イベント情報”. わかやま文化情報館. 2017年4月26日閲覧。