東京府第1区 (1890-1898)
東京府第1区（とうきょうふだい1く）は、かつて存在した衆議院の選挙区[1]。
1890年の第1回衆議院議員総選挙から1898年の第6回衆議院議員総選挙まで設置された。定数は１[2]。
区域[編集]
※自治体の名称は1889年2月11日の衆議院議員選挙法公布時点のものである。
選出議員[編集]
| 選挙名 | 年 | 当選者 | 党派 |
|---|---|---|---|
| 第1回衆議院議員総選挙 | 1890年 | 楠本正隆 | 無所属 |
| 第2回衆議院議員総選挙 | 1892年 | 黒田綱彦 | 中央交渉会 |
| 第3回衆議院議員総選挙 | 1894年（3月） | 末吉忠晴 | 無所属 |
| 第4回衆議院議員総選挙 | 1894年（9月） | 末吉忠晴 | 無所属 |
| 第5回衆議院議員総選挙 | 1898年（3月） | 竹内綱 | 無所属 |
| 第6回衆議院議員総選挙 | 1898年（8月） | 安川繫成 | 憲政党（旧進歩党系） |
選挙結果[編集]
第6回衆議院議員総選挙 （1898年（明治31年）8月10日執行）
当日有権者数：538人 投票率：55.39%
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 安川繫成 | 59 | 憲政党（旧進歩党系） | 新 | 293票 | 99.7% |
| その他 | 1票 |
第5回衆議院議員総選挙 （1898年（明治31年）3月15日執行）
当日有権者数：273人 投票率：69.23%
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 竹内綱 | 58 | 無所属 | 元 | 94票 | 50.0% |
| 末吉忠晴 | 66 | 無所属 | 前 | 93票 | 49.5% | |
| その他 | 1票 |
第4回衆議院議員総選挙 （1894年（明治27年）9月1日執行）
当日有権者数：250人 投票率：48.80%
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 末吉忠晴 | 62 | 無所属 | 前 | 120票 | 98.4% |
| その他 | 2票 |
第3回衆議院議員総選挙 （1894年（明治27年）3月1日執行）
当日有権者数：234人 投票率：64.53%
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 末吉忠晴 | 62 | 無所属 | 新 | 84票 | 55.6% |
| 黒田綱彦 | 44 | 国民協会 | 前 | 64票 | 42.4% | |
| その他 | 3票 |
第2回衆議院議員総選挙 （1892年（明治25年）2月15日執行）
当日有権者数：207人 投票率：74.88%
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 黒田綱彦 | 42 | 中央交渉会 | 新 | 87票 | 59.6% |
| 楠本正隆 | 53 | 立憲改進党 | 前 | 59票 | 40.4% |
第1回衆議院議員総選挙 （1890年（明治23年）7月1日執行）
当日有権者数：233人 投票率：83.26%
| 当落 | 候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 当 | 楠本正隆 | 52 | 無所属 | 新 | 106票 | 54.6% |
| 矢島作郎 | 51 | 無所属 | 新 | 80票 | 41.2% | |
| その他 | 8票 |
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/keikaku_chousa_singikai/pdf/tokyotoshizukuri/toukyounogyouseikukaku.pdf
- ^ “大東京35区物語-15区から23区へ-東京23区の歴史”. www.soumu.metro.tokyo.lg.jp. 2022年5月7日閲覧。
参考文献[編集]
- 衆議院事務局編『衆議院議員総選挙一覧 [大正4年] 上巻』衆議院事務局、1915年。
- 衆議院・参議院編『議会制度七十年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1962年。