朝倉康心

朝倉 康心
2019年撮影
基本情報
出身地 日本の旗 日本福井県小浜市
生年月日 (1986-03-04) 1986年3月4日(38歳)
プロ入会 2018年
所属団体 最高位戦日本プロ麻雀協会
Mリーグ
ドラフト 2018年/2巡目
2018-2022 U-NEXT Pirates
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朝倉 康心(あさくら こうしん、1986年3月4日[1]- )は、競技麻雀プロ雀士最高位戦日本プロ麻雀協会所属。Mリーグ2021-22シーズンまでU-NEXT Piratesに所属した。最高位戦リーグではA2リーグに所属。福井県小浜市出身[1]福井県立若狭高等学校東京農工大学農学部卒業[2]ASAPINのハンドルネームでも知られる。初代・11代天鳳位。

略歴[編集]

  • 2011年2月4日、大学在学中、4899戦の対局を経てASAPINのハンドルネームでオンライン麻雀・天鳳の初代天鳳位となる[3][注 1]
  • 2015年3月13日、多井隆晴小林剛石橋伸洋らを退け、第四期天鳳名人戦で優勝[4]
  • 2016年10月1日、トトリ先生19歳のハンドルネームで3859戦で11代目天鳳位[注 2]となり、4人打ちでは史上初めてとなる2回目の天鳳位獲得を果たす(3人打ちではsigenoriが達成)[5][6]
  • 2016年10月24日、連盟トッププロ5名vs天鳳位5名、天鳳ルール(3万点持ちの3万点返し・順位点は1位+50、2位+20、3位±0、4位-70 一発・裏ドラ・赤ドラ各1枚あり)で行われた天鳳位vs.連盟プロ 1st seasonで優勝[7]。連盟側の出場選手は瀬戸熊直樹佐々木寿人勝又健志前田直哉藤崎智である。佐々木寿人以外が連盟の最高タイトルである鳳凰位の獲得経験者であり、天鳳ルールでは競技麻雀のトップクラス相手でも高い実力を持っていることを示した。
  • 2017年3月20日、連盟Aルールで行われた天鳳位vs.連盟プロ 2nd seasonは、予選最下位で敗退となった。2nd seasonからは佐々木寿人に代わって鳳凰位獲得経験者の前原雄大が参戦しており、前原雄大の優勝で幕を閉じた[8]
  • 2017年7月17日、麻雀駅伝2017(AbemaTV主催)に出場し、藤田晋片山まさゆき鈴木大介じゃいなどと共にアマチュア連合の一員としてチーム優勝を果たした[9]。また、出場部門である3人打ちでは元鳳凰位である勝又健志などを相手に10万点以上のトップを2度も取るなどし圧勝し、区間賞を獲得した[10]
  • 2017年12月27日、連盟WRCルール(一発・裏ドラあり、順位点5000-15000)で行われた天鳳位vs.連盟プロ 3rd seasonは、決勝に進出し4位で終えた。優勝は、2nd seasonに続いて前原雄大であった[11]
  • 2018年3月2日、数々の実績により、特例として最高位戦B1リーグからの参加を認められプロ入り[12][13]
  • 2018年6月30日、国内最大の麻雀大会、麻雀最強戦2018「男子プレミアトーナメント 天鳳ニューパワー」で優勝[14]
  • 2018年8月5日、麻雀駅伝2018で最高位戦チームの一員として優勝、前年度アマチュア連合で優勝しているため朝倉個人としては連覇となった[15]
  • 2018年8月7日、Mリーグドラフト会議でU-NEXT Piratesから2巡目指名を受け、Mリーグへの参加資格を得た[16]。なお、U-NEXT Piratesはチーム3名全員が天鳳名人位の経験者である。
  • 2018年11月21日、初年度ながら最高位戦B1リーグで優勝し、Aリーグへ昇級。
  • 2019年5月10日、多井隆晴、小林剛、石橋伸洋らを退け、第八期天鳳名人戦で優勝[17]
  • 2019年6月9日、自身のTwitterで一般女性との入籍を発表。
  • 2021年9月19日未明、「あゆぴん」のハンドルネームで、オンライン麻雀・雀魂の最高段位「魂天」に到達[18][注 3]
  • 2023年7月31日、自身のnoteで事実上の離婚を発表した。
  • 2023年8月4日、自身のnoteで復縁・離婚解消となり変わらず婚姻関係を続けることを発表した[19]
  • 2023年9月27日、最高位戦A1リーグ最終節の結果、総合11位でA2に降格。同時に離婚を発表した。[20][21]

人物[編集]

兄は近代麻雀webで連載を持つ記者であり、『実戦でよく出る!読むだけで勝てる麻雀講義 (近代麻雀戦術シリーズ)』の著作を持つ元塾講師、麻雀youtuberのゆうせー。

2020年のMリーグでは、北斗の拳のアミバ、トキのコスプレを披露した[22]

Mリーグで誤チー、誤ツモしたことから、ミスが多い自覚があり、リーチ後間違っていないか不安になる後遺症がある、対策としてツモ牌の確認方法を変えたと明かしている[23]

雀風[編集]

  • 天鳳ではトトリ先生19歳のハンドルネームで副露率0.400を越えるくらい鳴きを多用する[24]
  • 押し引きはバランス型として知られるが、的確な守備にも定評がある。
  • 科学的なデータや体感的な期待値を基に、経験則や状況で判断を調整するアナログなスタイル[25]

Mリーグ成績[編集]

レギュラーシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平着 1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着 参照
Pt 順位 平均 順位 順位
2018-19 U-NEXT Pirates 28 178.8 4/21 6.4 56,300 ―― 0.82 5T/21 60.7% 25.0% 2.30 7 0 10 1 5 0 5 [26]
2019-20 U-NEXT Pirates 28 ▲143.4 21/29 ▲5.1 51,300 18/29 0.7500 13/29 42.9% 21.4% 2.63 6 0 6 0 8 1 7 [27]
2020-21 U-NEXT Pirates 19 ▲294.0 29/30 ▲15.5 45,500 27/30 0.6842 21T/30 36.8% 10.5% 2.84 2 0 5 0 6 0 6 [28]
2021-22 U-NEXT Pirates 23 68.8 14/32 3.0 102,400 2/32 0.6957 23/32 56.5% 26.1% 2.48 6 0 7 0 3 0 7 [29]
通算 98 ▲189.8 ▲1.9 102,400 74.5% 50.0% 21.4% 2.54 21 0 28 1 22 1 25
  • 個人賞は規定打荘数(20半荘)以上の選手が対象
  • 着順の1.5、2.5、3.5は1着同着、2着同着、3着同着
  • 2019年シーズンから最高スコアが表彰対象に
ポストシーズン成績
シーズン チーム 半荘 個人スコア 最高スコア 4着回避率 連対率 トップ率 平着 1着 1.5 2着 2.5 3着 3.5 4着
Pt 平均
セミファイナルシリーズ
2019-20 U-NEXT Pirates 2 ▲66.3 ▲33.2 26,800 50.0% 0% 0% 3.50 0 0 0 0 1 0 1
2021-22 U-NEXT Pirates 3 ▲90.0 ▲30.0 25,600 66.7% 0% 0% 3.33 0 0 0 0 2 0 1
セミファイナル通算 5 ▲156.3 ▲31.3 26,800 60.0% 0% 0% 3.40 0 0 0 0 3 0 2
ファイナルシリーズ
2019-20 U-NEXT Pirates 3 85.4 28.5 74,400 100% 66.7% 33.3% 2.00 1 0 1 0 1 0 0
ファイナル通算 3 85.4 28.5 74,400 100% 66.7% 33.3% 2.00 1 0 1 0 1 0 0
ポストシーズン通算 8 ▲70.9 ▲8.9 74,400 75.0% 25.0% 12.5% 2.88 1 0 1 0 4 0 2

出演[編集]

ウェブテレビ[編集]

  • おしえて!パイレーツ(2018年9月29日 - 、YouTube・U-NEXTチャンネル)[30]

作品[編集]

著書[編集]

ASAPIN名義

朝倉康心名義

監修[編集]

  • 夜桜たま×朝倉康心 に学ぶ現代麻雀(著者・イラスト:夜桜たま、漫画:大川ぶくぶ)(2019年12月 竹書房 ISBN 9784801920484
  • 夢をかなえる麻雀ノート(著者:神尾亮)(2020年4月 竹書房 ISBN 9784801922259

制作協力[編集]

ASAPIN名義

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 天鳳記録 ID名「ASAPIN」2009年6月17日からの598日間、4899戦で到達。
  2. ^ 天鳳記録 ID名「トトリ先生19才」2013年1月28日からの1353日間、3859戦で到達。
  3. ^ 魂天はLv1からLv20まで細分化されているが、Lvは最高ではない。

出典[編集]

  1. ^ a b 朝倉 康心”. 最高位戦日本プロ麻雀協会. 2018年8月18日閲覧。
  2. ^ 朝倉康心/ASAPIN on Twitter」『Twitter』。2018年8月17日閲覧。
  3. ^ 4人打ち天鳳位誕生!”. 天鳳ブログ. 2018年8月18日閲覧。
  4. ^ 天鳳 / 天鳳名人戦”. tenhou.net. 2018年8月17日閲覧。
  5. ^ 4人打ち11代目天鳳位誕生!「トトリ先生19歳」さん。ASAPINさんが2回目の四麻天鳳位を達成!!”. 天鳳ブログ. 2018年8月11日閲覧。
  6. ^ “天鳳位ASAPIN 麻雀は「1000回遊べるRPG」 - 麻雀ニュース : ニッカンアミューズメント” (日本語). nikkansports.com. http://www.nikkansports.com/amusement/mahjong/news/1729549.html?mode=all 2018年7月26日閲覧。 
  7. ^ 優勝は初代天鳳位・ASAPINさん!! 【天鳳位vs.連盟プロ 1st season決勝戦】 | キンマweb - KINDAI MAHJONG web”. 2016-10-24. 2019年3月12日閲覧。
  8. ^ 天鳳位vs.連盟プロ 2nd.season2018年10月7日閲覧
  9. ^ “アマチュア連合が“1チーム浮き” 連覇に向けて首位で最終日へ/麻雀駅伝3日目”. Abema麻雀TIMES. https://times.abema.tv/articles/-/4586602 2019年3月12日閲覧。 
  10. ^ “3日目 ASAPINが圧勝で区間賞 アマ連合が“完全優勝”に王手/麻雀駅伝2017”. Abema麻雀TIMES. https://times.abema.tv/articles/-/2673669 2018年7月26日閲覧。 
  11. ^ 天鳳位vs.連盟プロ 3rd season2018年10月7日閲覧
  12. ^ “ネット麻雀の雄・ASAPINがプロ入り 最高位戦所属が決定 過去に「天鳳位」2度”. Abema麻雀TIMES. https://times.abema.tv/articles/-/3788032 2019年3月12日閲覧。 
  13. ^ 朝倉康心選手 入会のお知らせ 最高位戦日本プロ麻雀協会-ニュース 2018年8月11日閲覧。
  14. ^ “朝倉康心が「天鳳ニューパワー」優勝 男子プレミアトーナメント決勝へ/麻雀最強戦”. Abema麻雀TIMES. https://times.abema.tv/articles/-/4465685 2018年7月27日閲覧。 
  15. ^ “最高位戦が大逆転優勝!アマチュア連合の連覇阻止しプロの意地/麻雀駅伝最終日”. Abema麻雀TIMES. https://times.abema.tv/articles/-/4685589 2019年3月12日閲覧。 
  16. ^ “「Mリーグ」ドラフト会議 7チーム全21選手が指名確定 萩原聖人は1位指名 開幕は10月”. Abema麻雀TIMES. https://times.abema.tv/articles/-/4698427 2019年3月12日閲覧。 
  17. ^ 天鳳 / 天鳳名人戦”. tenhou.net. 2019年5月11日閲覧。
  18. ^ U-NEXT Pirates・朝倉康心、雀魂の最高段位「魂天」に到達!”. キンマweb. 竹書房 (2021年9月18日). 2022年3月11日閲覧。
  19. ^ “プロ雀士 元アイドル妻と離婚発表を5日で撤回「気持ち変わって復縁」「泣きながらお互いが本音をぶつけ合った」”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2023年8月4日). https://www.daily.co.jp/gossip/2023/08/04/0016662054.shtml 2023年8月4日閲覧。 
  20. ^ 最高位戦A1リーグ降級のご報告と今後の配信等についてのお知らせ
  21. ^ 本当に最後のご報告
  22. ^ 編集部, ABEMA TIMES. “視聴者も爆笑&騒然 朝倉康心、アミバからトキへと変身の銀髪ヘアでTwitterトレンド入り/麻雀・Mリーグ | ニュース”. ABEMA TIMES. 2022年4月27日閲覧。
  23. ^ 福山純生 (雀聖アワー). “朝倉康心の失敗学「メンタルゲームとは思っていなかった」 Mリーガー列伝(29)”. 麻雀ウォッチ. 2022年4月27日閲覧。
  24. ^ 朝倉康心/ASAPIN on Twitter」『Twitter』。2018年8月18日閲覧。
  25. ^ 超精緻麻雀 −多角的思考による盤面把握− P220
  26. ^ 近代麻雀2019年6月号特別付録 「Mリーグ2018選手データ名鑑」
  27. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2020年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月4日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  28. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2021年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月30日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  29. ^ チーム成績表”. M.LEAGUE(Mリーグ). 2022年3月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月14日閲覧。※着順について同着時に誤差あり
  30. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2018年9月29日). “10月1日「Mリーグ」開幕を前に、特別番組を配信開始。各試合の見逃し配信も決定”. 産経ニュース. 2019年1月7日閲覧。

外部リンク[編集]