春日駅 (東京都)

春日駅
A1番出入口(2019年8月27日撮影)
かすが
Kasuga
(文京シビックセンター前)
地図左下は後楽園駅
東京都文京区本郷四丁目15-16(三田線)
北緯35度42分34.7秒 東経139度45分11.7秒 / 北緯35.709639度 東経139.753250度 / 35.709639; 139.753250 (都営地下鉄三田線 春日駅)座標: 北緯35度42分34.7秒 東経139度45分11.7秒 / 北緯35.709639度 東経139.753250度 / 35.709639; 139.753250 (都営地下鉄三田線 春日駅)
東京都文京区春日一丁目16-17(大江戸線)
北緯35度42分30.6秒 東経139度45分11.5秒 / 北緯35.708500度 東経139.753194度 / 35.708500; 139.753194 (都営地下鉄大江戸線 春日駅)
所属事業者 東京都交通局都営地下鉄
電報略号 春(駅名略称)
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線(三田線)
1面2線(大江戸線)
乗降人員
-統計年度-
(三田線)[都交 1]60,591人/日
(大江戸線)[都交 1]52,296人/日
(合計)[都交 1]112,887人/日
-2022年-
開業年月日 1972年昭和47年)6月30日
乗入路線 2 路線
所属路線 [1]三田線
駅番号 I12[1]
キロ程 11.3 km(目黒起点)
I 11 水道橋 (0.7 km)
(1.4 km) 白山 I 13
所属路線 大江戸線[1]
駅番号 E07[1]
キロ程 6.8 km(都庁前起点)
E 06 飯田橋 (1.0 km)
(0.8 km) 本郷三丁目 E 08
乗換 M22[1]N11[1]後楽園駅
東京メトロ丸ノ内線南北線
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春日駅(かすがえき)は、東京都文京区にある、東京都交通局都営地下鉄)のである。

概要[編集]

三田線大江戸線が乗り入れており、駅番号として、三田線にはI 12、大江戸線にはE 07がそれぞれ制定されている。所在地は、三田線が本郷四丁目、大江戸線が春日一丁目となっている。両線ともに「文京シビックセンター前」の副名称が設定されている[2]

当駅は東京地下鉄(東京メトロ)後楽園駅に連絡改札口(東京都交通局の管理)を介してつながっており、同社の丸ノ内線南北線に乗り換えができる[注 1]。連絡改札口は大江戸線ホーム中央の階段を下りた所に設置されている。

2013年3月16日より、この連絡改札口を経由して後楽園駅の駅構内を通過できる、駅構内通過サービスが導入された[3]

巣鴨駅務管区上野御徒町駅務区の管轄で、大江戸線側(連絡改札口を含む)は直営駅、三田線側は東京都営交通協力会が受託する業務委託駅である。

歴史[編集]

  • 1972年昭和47年)6月30日:都営地下鉄6号線、日比谷 - 巣鴨間開業と共に開業。
  • 1978年(昭和53年)7月1日:都営地下鉄6号線を「三田線」に改称。
  • 2000年平成12年)
    • 7月:三田線ホームにホームドアを設置。
    • 12月12日:都営大江戸線国立競技場 - 清澄白河 - 都庁前間全線開業により乗換駅になる。同時に営団地下鉄(現・東京メトロ)と乗換業務を開始(接続:後楽園駅)。
  • 2007年(平成19年)3月18日ICカードPASMO」の利用が可能となる[4]
  • 2012年(平成24年)
    • 5月13日:大江戸線ホームにホームドアを設置。
    • 6月23日:大江戸線ホームのホームドア稼動開始。
  • 2013年(平成25年)3月16日:当駅と東京メトロ後楽園駅との改札通過サービスを実施[3]
  • 2015年(平成27年)4月1日:三田線業務が日比谷駅務管理所水道橋駅務区から上野御徒町駅務管理所上野御徒町駅務区に移管される。
  • 2016年(平成28年)4月1日:駅務管区制導入に伴い、巣鴨駅務管区上野御徒町駅務区の管轄となる。
  • 2020年令和2年)7月4日:A7番出入口及び清和公園方面改札口が供用開始[5]

駅名の由来[編集]

近傍の町名「春日」から。計画時の仮称は「春日町」であった[注 2][6]。春日は春日局の領地だったことに由来する。

駅構造[編集]

三田線は相対式ホーム2面2線の地下駅で、ホームは地下2階に、大江戸線は島式ホーム1面2線の地下駅で、ホームは地下4階にある。三田線当駅の地下1階部は、下水道函渠になっている関係から、構築は地下2階部のみとなっている[7]

のりば[編集]

番線 路線 行先
都営三田線ホーム(地下2階)
1 I 都営三田線 目黒MG 東急線方面[8]
2 西高島平方面[8]
都営大江戸線ホーム(地下4階)
3 E 都営大江戸線 飯田橋都庁前(都庁前のりかえ)光が丘方面[9]
4 両国大門方面[9]

(出典:都営地下鉄:駅構内図

利用状況[編集]

  • 都営地下鉄[都交 1]
    • 三田線 - 2022年度の1日平均乗降人員は60,591人(乗車人員:30,333人、降車人員:30,258人)である。
      三田線全27駅の中では日比谷駅に次ぐ第7位。
    • 大江戸線 - 2022年度の1日平均乗降人員は52,296人(乗車人員:26,512人、降車人員:25,784人)である。
      大江戸線全38駅の中では光が丘駅に次ぐ第11位。

年度別1日平均乗降人員[編集]

各年度の1日平均乗降人員は下表の通りである。

年度別1日平均乗降人員[* 1][* 2]
年度 都営地下鉄
三田線 大江戸線
1日平均
乗降人員
増加率 1日平均
乗降人員
増加率
1974年(昭和49年) 17,018 未開業
1975年(昭和50年) 18,468 8.5%
1976年(昭和51年) 19,689 6.6%
1977年(昭和52年) 20,085 2.0%
1978年(昭和53年) 19,797 −1.4%
1979年(昭和54年) 19,512 −1.4%
1980年(昭和55年) 21,848 12.0%
1981年(昭和56年) 22,622 3.5%
1982年(昭和57年) 22,618 −0.0%
1983年(昭和58年) 23,276 2.9%
1984年(昭和59年) 24,334 4.5%
1985年(昭和60年) 24,291 −0.2%
1986年(昭和61年) 24,855 2.3%
1987年(昭和62年) 25,175 1.3%
1988年(昭和63年) 25,175 0.0%
1989年(平成元年) 26,466 5.1%
1990年(平成02年) 27,890 5.4%
1991年(平成03年) 29,265 4.9%
1992年(平成04年) 29,768 1.7%
1993年(平成05年) 29,714 −0.2%
1994年(平成06年) 29,394 −1.1%
1995年(平成07年) 10,619 −63.9%
1996年(平成08年) 27,449 158.5%
1997年(平成09年) 26,513 −3.4%
1998年(平成10年) 25,700 −3.1%
1999年(平成11年) 24,997 −2.7%
2000年(平成12年) 28,927 15.7% 25,464
2001年(平成13年) 41,000 41.7% 9,699 −61.9%
2002年(平成14年) 25,363 −38.1% 14,173 46.1%
2003年(平成15年) 26,125 3.0% 15,934 12.4%
2004年(平成16年) 49,730 90.4% 39,474 147.7%
2005年(平成17年) 51,198 3.0% 41,303 4.6%
2006年(平成18年) 53,239 4.0% 43,881 6.2%
2007年(平成19年) 55,407 4.1% 46,320 5.6%
2008年(平成20年) 57,516 3.8% 48,335 4.4%
2009年(平成21年) 58,483 1.7% 49,058 1.5%
2010年(平成22年) 58,571 0.2% 49,740 1.4%
2011年(平成23年) 57,657 −1.6% 49,280 −0.9%
2012年(平成24年) 59,818 3.7% 51,624 4.8%
2013年(平成25年) 62,007 3.7% 53,811 4.2%
2014年(平成26年) 63,233 2.0% 54,748 1.7%
2015年(平成27年) 65,611 3.8% 56,626 3.4%
2016年(平成28年) 67,579 3.0% 57,826 2.1%
2017年(平成29年) 68,823 1.8% 58,904 1.9%
2018年(平成30年) 69,902 1.6% 60,579 2.8%
2019年(令和元年) 70,535 0.9% 61,322 1.2%
2020年(令和02年) [都交 2]49,957 −29.2% [都交 2]43,443 −29.2%
2021年(令和03年) [都交 3]53,674 7.4% [都交 3]46,253 6.5%
2022年(令和04年) [都交 1]60,591 15.9% [都交 1]52,296 13.1%

年度別1日平均乗車人員(1972年 - 2000年)[編集]

各年度の1日平均乗車人員数は下表の通りである。

年度別1日平均乗車人員[* 2]
年度 三田線 大江戸線 出典
1972年(昭和47年) [備考 1]5,578 未開業 [東京都統計 1]
1973年(昭和48年) 7,115 [東京都統計 2]
1974年(昭和49年) 8,586 [東京都統計 3]
1975年(昭和50年) 9,248 [東京都統計 4]
1976年(昭和51年) 9,849 [東京都統計 5]
1977年(昭和52年) 9,995 [東京都統計 6]
1978年(昭和53年) 9,773 [東京都統計 7]
1979年(昭和54年) 9,585 [東京都統計 8]
1980年(昭和55年) 10,859 [東京都統計 9]
1981年(昭和56年) 11,219 [東京都統計 10]
1982年(昭和57年) 11,219 [東京都統計 11]
1983年(昭和58年) 11,800 [東京都統計 12]
1984年(昭和59年) 12,052 [東京都統計 13]
1985年(昭和60年) 12,090 [東京都統計 14]
1986年(昭和61年) 12,389 [東京都統計 15]
1987年(昭和62年) 12,490 [東京都統計 16]
1988年(昭和63年) 12,665 [東京都統計 17]
1989年(平成元年) 13,188 [東京都統計 18]
1990年(平成02年) 13,879 [東京都統計 19]
1991年(平成03年) 14,524 [東京都統計 20]
1992年(平成04年) 14,812 [東京都統計 21]
1993年(平成05年) 14,770 [東京都統計 22]
1994年(平成06年) 14,587 [東京都統計 23]
1995年(平成07年) 14,112 [東京都統計 24]
1996年(平成08年) 12,994 [東京都統計 25]
1997年(平成09年) 12,664 [東京都統計 26]
1998年(平成10年) 12,236 [東京都統計 27]
1999年(平成11年) 12,056 [東京都統計 28]
2000年(平成12年) 11,899 [備考 2]5,264 [東京都統計 29]

年度別1日平均乗車人員(2001年以降)[編集]

年度別1日平均乗車人員[* 2]
年度 三田線[備考 3] 大江戸線[備考 4] 出典
2001年(平成13年) 12,263 6,416 [東京都統計 30]
2002年(平成14年) 12,573 7,240 [東京都統計 31]
2003年(平成15年) 12,925 8,321 [東京都統計 32]
2004年(平成16年) 13,340 8,647 [東京都統計 33]
2005年(平成17年) 13,638 9,107 [東京都統計 34]
2006年(平成18年) 26,260 22,570 [東京都統計 35]
2007年(平成19年) 27,549 23,620 [東京都統計 36]
2008年(平成20年) 28,619 24,652 [東京都統計 37]
2009年(平成21年) 29,119 24,992 [東京都統計 38]
2010年(平成22年) 29,225 25,236 [東京都統計 39]
2011年(平成23年) 28,783 25,014 [東京都統計 40]
2012年(平成24年) 29,869 26,207 [東京都統計 41]
2013年(平成25年) 31,011 27,279 [東京都統計 42]
2014年(平成26年) 31,657 27,695 [東京都統計 43]
2015年(平成27年) 32,898 28,587 [東京都統計 44]
2016年(平成28年) 33,900 29,168 [東京都統計 45]
2017年(平成29年) 34,523 29,681 [東京都統計 46]
2018年(平成30年) 35,069 30,541 [東京都統計 47]
2019年(令和元年) 35,381 30,947 [東京都統計 48]
2020年(令和02年) [都交 2]25,025 [都交 2]21,931
2021年(令和03年) [都交 3]26,839 [都交 3]23,435
2021年(令和03年) [都交 1]30,333 [都交 1]26,512
備考
  1. ^ 1972年6月30日開業。開業日から1973年3月31日までの計275日間を集計したデータ。
  2. ^ 2000年12月12日開業。開業日から翌年3月31日までの計110日間を集計したデータ。
  3. ^ 2006年度以降の乗車人員は、大江戸線との乗換人員を含む値。
  4. ^ 2006年度以降の乗車人員は、三田線との乗換人員を含む値。

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

東京都交通局の「春日駅前(文京シビックセンター前)」および、文京区コミュニティーバス Bーぐるの「文京シビックセンター」および「春日駅」停留所が最寄りである。なお、「春日駅前」停留所は2000年12月11日まで「文京区役所前」という名称であった。

隣の駅[編集]

東京都交通局(都営地下鉄)
I 都営三田線
水道橋駅 (I 11) - 春日駅 (I 12) - 白山駅 (I 13)
E 都営大江戸線
飯田橋駅 (E 06) - 春日駅 (E 07) - 本郷三丁目駅 (E 08)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ そのため、駅の入口には三田線、大江戸線のほかに、M 丸ノ内線、N 南北線と一緒に記されている。
  2. ^ 大江戸線の練馬春日町駅の仮称も「春日町」であった。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 東京地下鉄 公式サイトから抽出(2019年5月26日閲覧)
  2. ^ 都営交通お客様センター等に寄せられたお客様の声(令和3(2021)年12月分)” (PDF). 東京都交通局 (2022年2月). 2023年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月4日閲覧。
  3. ^ a b 平成25年3月16日(土)東京の地下鉄がさらに便利になります』(PDF)(プレスリリース)東京都交通局/東京地下鉄、2013年2月15日。 オリジナルの2019年12月27日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191227021441/https://www.tokyometro.jp/news/2013/pdf/metroNews20130215_serviceittaika.pdf2020年3月25日閲覧 
  4. ^ PASMOは3月18日(日)サービスを開始します ー鉄道23事業者、バス31事業者が導入し、順次拡大してまいりますー』(PDF)(プレスリリース)PASMO協議会/パスモ、2006年12月21日。 オリジナルの2020年5月1日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200501075147/https://www.tokyu.co.jp/file/061221_1.pdf2020年5月6日閲覧 
  5. ^ A7出入口(エレベーター専用改札)供用開始のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)東京都交通局、2020年7月6日。 オリジナルの2020年7月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200718045238/https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/pdf/2020/sub_i_202007069223_01.pdf2020年7月18日閲覧 
  6. ^ 日本建設機械化協会『建設の機械化』1969年2月号「都営地下鉄第6号線の建設計画」pp.8 - 13。
  7. ^ 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』1969年10月号「都営地下鉄第6号線 巣鴨 - 日比谷 - 三田間の計画概要」p.27。
  8. ^ a b 春日 時刻表”. 東京都交通局. 2023年6月4日閲覧。
  9. ^ a b 春日 時刻表”. 東京都交通局. 2023年6月4日閲覧。

利用状況に関する出典[編集]

東京都交通局 各駅乗降人員
  1. ^ a b c d e f g h 令和4年度 運輸統計年報 (PDF) (Report). 東京都交通局. 2023年11月3日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2023年11月3日閲覧
  2. ^ a b c d 各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2021年11月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
  3. ^ a b c d 各駅乗降人員一覧|東京都交通局”. 東京都交通局. 2022年11月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
地下鉄の統計データ
  1. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  2. ^ a b c 文京の統計 - 文京区
東京都統計年鑑

関連項目[編集]

外部リンク[編集]