星田三平

(ほしだ さんぺい、1913年2月2日 - 1963年5月31日)は日本の探偵小説家。『新青年』などの雑誌に短編を発表した。代表作に「せんとらる地球市建設記録」「エル・ベチョオ」など。本名は(いいお つとう)。

経歴[編集]

愛媛県松山市出身。

1930年(昭和5年)に『新青年』の懸賞小説に3等入選した「せんとらる地球市建設記録」を、改稿の後に『新青年』夏期増刊号で発表しデビュー。以後、短編を散発的に発表するが、1933年(昭和8年)発表の「もだん・しんごう」を最後に沈黙。その後、太平洋戦争時の空襲で蔵書や草稿を失ったこともあり、小説界からは完全に離れた生活を送った。

1963年(昭和38年)5月31日に死去。50歳。

主な著作[編集]

  • 『せんとらる地球市建設記録』
  • 『探偵殺害事件』
  • 『落下傘嬢殺害事件』
  • 『ヱル・ベチヨオ』
  • 『米国の戦慄』
  • 『もだん・しんごう』
  • 『偽視界』 (ぷろふいる二巻一〇号(昭和9年10月))

参考文献[編集]

  • 鮎川哲也『幻の探偵作家を求めて』晶文社 1985年