旭堂南龍

旭堂きょくどう 南龍なんりゅう
旭堂(きょくどう) 南龍(なんりゅう)
「覗き梅鉢」は旭堂一門の定紋である。
本名 長野ながの 和幸かずゆき
生年月日 (1980-06-04) 1980年6月4日(43歳)
出身地 日本の旗 日本大阪府八尾市
師匠 旭堂南左衛門
名跡 1. 旭堂南青
(2004年 - 2018年)
2. 旭堂南龍
(2018年 - )
出囃子 松の緑
活動期間 2004年 -
活動内容 講談師
公式サイト 旭堂南龍を囲む会
受賞歴
令和元年 咲くやこの花賞大衆芸能部門
令和3年 八尾市文化新人賞
令和3年 文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞

旭堂 南龍(きょくどう なんりゅう、1980年6月4日 - )は、上方の講談師。

人物[編集]

大阪府立東住吉高等学校近畿大学文芸学部出身[注 1][1]

2004年3月19日、大学卒業と同時に旭堂南左衛門に入門し、「旭堂南青」を名乗る。「青」の字には「青雲の志を持つ講談師になりなさい」との意味が込められたとのこと[1]

2008年4月14日にNHKで放送された『ドキュメント挑戦』において、同年3月31日に、いずれもネタおろしとなる三席を披露した「旭堂南青・武者修行の会」とそれに向けての稽古の様子が取り上げられた。

2013年12月8日に行われた奈良マラソン第4回大会には、自身が奈良テレビ放送の『ゆうドキッ!』に出演していることから、奈良テレビ代表のメディアランナーに抜擢され、出場したが、完走できなかった。

落語家・講談師のユニット「セブンエイト」のメンバー。 同ユニット主催のイベント「7時だヨ!8人集合」に出演している。

レギュラー出演している『ゆうドキッ!』の企画で、2016年1月に行われた「第10回奈良まほろばソムリエ検定」の奈良通2級試験に挑戦。90点を獲得し、見事合格した。さらに、翌年の2017年1月に行われた「第11回奈良まほろばソムリエ検定」の奈良通1級試験に挑戦。76点を獲得し、1級にも合格。さらに翌年も奈良まほろばソムリエ検定を受験し、最上級資格である「奈良まほろばソムリエ」の資格を取得した。

2018年6月24日、奈良市観光大使に就任[2]。2018年11月10日、真打に昇進するとともに、明治時代に大阪で活躍した講談師・藤井南龍の名跡を継ぎ、「旭堂南龍」と改名。

2019年、桂紋四郎松井宗豊真山隼人京山幸太竹本碩太夫鶴澤燕二郎林本大今村哲朗らと講談落語浪曲茶道能楽文楽の上方伝統文化芸能若手中堅ユニット「霜乃会」結成に参加[1][3]

2020年2月、桂紋四郎が始めたYouTubeでの落語配信「テレワーク落語会」のきっかけを作る[4]。自身も続く形で3月より、旭堂小南陵とともに此花千鳥亭にて「テレワーク寄席」を開始[5]

2022年1月1日より、此花千鳥亭「365日千鳥亭」を開始[6]。小南陵または南龍両人または片方が1年間かけて毎日出演する本格的な講談寄席である。

受賞歴[編集]

出演[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 同校落語講談研究会の1年後輩に笑福亭喬介がいる。喬介は南龍の前年に咲くやこの花賞を受賞。

出典[編集]

  1. ^ a b c 石橋法子 (2020年3月17日). “旭堂南龍/咲くやこの花インタビューvol.22”. 咲くやこの花インタビュー. 2020年3月22日閲覧。
  2. ^ 講談師の旭堂南青さんが奈良市観光大使 (YouTube). 奈良テレビ. 25 June 2018. 2020年7月3日閲覧
  3. ^ 霜乃会(そうのかい)とは”. 霜乃会. 2020年3月22日閲覧。
  4. ^ 新型コロナで落語家もピンチ「家賃払えない人も…」。若手はYouTubeライブで奮闘”. Business Insider Japan (2020年2月28日). 2020年3月19日閲覧。
  5. ^ その名も「テレワーク寄席」プロの話芸を無料でネット配信”. NHKニュース (2020年3月18日). 2020年3月19日閲覧。
  6. ^ 365日千鳥亭/2022年”. 此花千鳥亭. 2022年1月31日閲覧。
  7. ^ 令和3年文化の日表彰式典受賞者一覧” (PDF). 八尾市 (2021年11月16日). 2021年12月25日閲覧。
  8. ^ 令和3年度(第76回)文化庁芸術祭賞受賞一覧(参加公演)” (PDF). 文化庁 (2021年12月24日). 2021年12月25日閲覧。

外部リンク[編集]