日産・アトレオン
アトレオン(ATLEON )は、日産自動車が生産していた貨物自動車である。主にヨーロッパで販売された。生産はスペインの日産モトール・イベリカ会社アビラ工場。
現在、ヨーロッパではアトラスが「キャブスター」の名前で販売されており、それよりも一回り大きなサイズのトラックとして販売された。
概要[編集]
前史(L/Mシリーズ)[編集]
- 1980年 - 日産自動車がスペインの自動車メーカーであるエブロの株式を取得。
- 1987年 - 買収。これにより、エブロが生産していた車種は徐々に日産自動車の車種となる。
- 1987年 - エブロ・L/Mシリーズが「日産・L/Mシリーズ」となる。
- 1990年 - ヨーロッパ各国で販売され始める。これと同時に、エブロの名前が消滅し始める。
- 1995年 - ドイツでの販売開始。
- 2000年 - 生産終了。
初代[編集]
- 1997年 - L/Mシリーズの改良版として発売。多くの市場(ドイツ、スペインなど)では「日産・ECO-T」または「日産・カミオネスECO-T」として、一部の市場では「アトレオン」として販売された。車名は「日産・ECO-T/日産・カミオネスECO-T」または「日産・ECO-Tアトレオン/日産・カミオネスECO-Tアトレオン」と呼ばれる。
2代目[編集]
- 2000年9月 - モデルチェンジで車名が「アトレオン」に統一される。架装はシャーシ、平ボディ、バンボディの3種類をラインナップ。車両総重量3.5トン車は、ヨーロッパのB級運転免許(日本での普通免許)で運転可能なように設計された。
- 2004年 - マイナーチェンジ。CIおよびフロントグリルの変更など。車名のフォントが日産統一のNE-01に変更された。そのほか前期型では車両左前にはNISSANロゴが表記されていたが、ATLEONロゴに変更された。
- 2006年 - マイナーチェンジ。フロントグリルがF24アトラスに近いものに変更された。
- 2013年半ば - 生産・販売終了。後継車種はNT500。
搭載するエンジンは、B660TiL型、B660TiH型、B440Ti型、BD30TiH型。