日本テレビ系列平日午後2時台のワイドショー枠

日本テレビ系列平日午後2時台のワイドショー枠(にほんテレビけいれつへいじつごご2じだいのワイドショーわく)とは、日本テレビをはじめとするNNS系列で、平日月曜日 - 金曜日)の14時台に放送されているワイドショー番組一覧のこと。

歴史[編集]

  • 朝のワイドショー昼のワイドショーがいずれも他局に遅れていた日本テレビも、2時台のワイドショーだけは意外にも先駆者で、『3時のあなた』(フジテレビ系列)が開始する1年半前の1966年11月に『2時ですこんにちは』を他局に先駆けて開始、だが当時は主婦向けワイドショーは全く人気が無く、そればかりかフジテレビ系列の日替わりバラエティ(後に帯バラエティ)『タワーバラエティ』に歯が立たず、2年持たずに終了、中断を置いて、かつて昼に放送されていた『婦人ニュース』を復活するも人気は出ず、半年持たずに終了し、ドラマ再放送枠に逆戻り、そして『3時のあなた』は元より、TBS系列の『3時にあいましょう』が人気を上げて、全くお株を奪われる事となる。
  • だが1977年10月に関西ローカルで『ワイドショー今』(読売テレビ制作)を開始し人気を上げ、そして1年半後の1979年3月5日より制作は同じで、『2時のワイドショー』に変更、4月2日改編で全国ネットへ昇格、たちまち人気番組となり、13年半続く長寿番組となった。
  • その後『Beアップル2時!』は振るわなかったが、1993年4月5日より日本テレビ・読売テレビの共同制作[1]となり、枠を15:50まで拡大した『ザ・ワイド』を開始、こちらは人気番組となり、『2時のワイドショー』を上回る14年半継続した。
  • 『ザ・ワイド』の後枠については、大半の局で読売テレビ制作の『情報ライブ ミヤネ屋』を放送開始[2][3]し、これが事実上の後継番組となった。しかしキー局の日本テレビとテレビ信州では日本テレビ制作のドラマ・バラエティーの再放送枠『ドラバラZONE』を放送した。2008年になり、テレビ信州が同年1月7日から『情報ライブ ミヤネ屋』(第1部・第2部)のネットに切り替え、同年3月31日からは日本テレビ・広島テレビでも『情報ライブ ミヤネ屋』(第1部)のネットを開始した。これにより、半年ぶりに全国放送のワイドショー枠として復活した。

主な番組[編集]

日本テレビ(キー局)における番組変遷[編集]

番組名 放送期間 備考
2時ですこんにちは 1966年11月21日 - 1968年1月16日 月曜 - 木曜は日本テレビ制作。金曜のみ読売テレビ制作。
(ワイドショー一旦中断)
婦人ニュース(第2期) 1968年7月1日 - 1969年1月17日 日本テレビ単独制作。
(ワイドショー2度目の中断)
2時のワイドショー 1979年4月2日(日本テレビなどでのネット開始日) - 1992年10月2日 ここから読売テレビ単独制作の全国ネット番組(ただし、一部地域は非ネット)。
Beアップル2時! 1992年10月5日 - 1993年4月2日 ここまで読売テレビ単独制作の全国ネット番組(ただし、一部地域は非ネット)。
ザ・ワイド 1993年4月5日 - 2007年9月28日 日本テレビ・読売テレビ共同制作→読売テレビ・日本テレビ共同制作の全国ネット番組(番組開始当初は一部地域で非ネット)。
13:55 - 15:50の2時間枠(番組開始当初は14:00開始の地域あり)。15時台と統合。
(ワイドショー3度目の中断)
情報ライブ ミヤネ屋(第1部)
→情報ライブ ミヤネ屋
2008年3月31日 - 現在[4] 読売テレビ単独制作。第1部(13:55 - 14:55)がネットセールス番組に昇格した。第2部(14:55 - 15:50)は2008年9月1日からネット開始。
2014年9月29日から、第1部・第2部の枠切りがなくなり、全編ネットワークセールス枠に変更。

その他の読売テレビ(ytv)制作ワイドショー[編集]

いずれもローカルセールス番組。

  • ワイドショー今(1977年10月3日 - 1979年3月2日)
  • 2時のワイドショー(1979年3月5日 - 3月30日) - 全国ネット化より1ヶ月早く放送開始
    日本テレビにおけるワイドショー2度目の中断末期に放送されたワイドショー。基本的に関西ローカルだったが、一部系列局でも放送。
  • 情報ライブ ミヤネ屋(第1部)(2007年10月1日 - 2008年3月28日)[4]
    日本テレビにおけるワイドショー3度目の中断期に放送されたワイドショー。2007年12月28日までは日本テレビ・テレビ信州以外の系列26局が、2008年3月28日までは日本テレビ以外の系列27局がそれぞれネットしていた。このうち、多くの系列局が第1部・第2部をセットでネットしていたが、第1部のみのネット局も数局存在した。また、ネットセールス化前の第1部は非ネット局(日本テレビ・広島テレビおよび2007年12月28日までのテレビ信州)があったが、2008年9月26日まで存在した第3部は読売テレビ・中京テレビ・広島テレビ(および第1部ネットセールス化後の西日本放送)がネットしていた。2008年3月31日から日本テレビ・広島テレビが第1部(13:55 - 14:55)をネット開始するとともに、ローカルセールス番組からネットセールス番組に昇格し、現在に至る。

日本テレビにおけるワイドショー中断期に放送された主な番組[編集]

日本テレビ[編集]

  • ドラバラZONE(第1部)(2007年10月1日 - 2008年3月28日) - 日本テレビにおけるワイドショー最初の中断期に放送されたドラマ再放送枠。『ザ・ワイド』の後継番組として15時台の第2部まで放送。

テレビ信州[編集]

  • ドラバラZONE(第1部)(2007年10月1日 - 12月28日)
    日本テレビにおけるワイドショー最初の中断前期に放送されたドラマ再放送枠。日本テレビと同時ネット。『ザ・ワイド』の後継番組として15時台の第2部まで放送。2008年1月7日からは当番組の後継番組として『情報ライブ ミヤネ屋』の第1部(・第2部)をネット開始。

備考[編集]

『情報ライブ ミヤネ屋』の第1部ネットセールス化前(2007年10月1日 - 2008年3月28日)のネット状況については以下の通りである。

  • 日本テレビ・テレビ信州・広島テレビ以外では2007年10月 - 2008年3月28日の間は『情報ライブ ミヤネ屋』(第1部)をネット。このうち、多くの系列局が第1部・第2部をセットでネットしていた。
  • 日本テレビでは2007年10月1日 - 2008年3月28日の間は当時間帯のワイドショー放送を中断していた。
  • テレビ信州では2007年10月1日 - 12月28日は当時間帯のワイドショー放送を中断していたが、2008年1月7日 - 3月28日の間は『情報ライブ ミヤネ屋』(第1部(・第2部))をネット。
  • 広島テレビでは2007年10月1日 - 2008年3月28日の間は当時間帯のワイドショー放送を中断していたものの、同期間に『情報ライブ ミヤネ屋』(第2部および現在は廃枠となった第3部)はネットしていた。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2004年4月1日からは読売テレビ・日本テレビの共同制作へ移行。
  2. ^ 読売テレビから見た場合には、当時間帯への枠移動となる。
  3. ^ 広島テレビではこの間、当時間帯に放送の第1部は非ネットであった。
  4. ^ a b 番組そのものは読売テレビでは2006年7月31日から放送開始。また、日本テレビ・テレビ信州以外の系列26局では2007年10月1日から、テレビ信州では2008年1月7日から、それぞれネット開始。
  5. ^ 北海道新聞』1993年9月23日発行の24日分テレビ欄