新KS鋼

新KS鋼(しんKSこう、NewKS steel)は、コバルトアルミニウムニッケルチタンを含む合金磁石鋼[1]

概要[編集]

1934年(昭和9年)、東北帝国大学本多光太郎によってMK鋼を改良して開発された。最初のKS鋼の4倍近い保磁力を有し、これにより1931年(昭和6年)に東京帝国大学三島徳七によって開発されたMK鋼(KS鋼の2倍の保磁力を有する)から世界一の保磁力の座を奪還した[1]

1958年(昭和33年)にブリュッセルで開催されたブリュッセル万国博覧会では新KS鋼による永久磁石を使用した電子顕微鏡が表彰された[2]

製法[編集]

上述の成分の合金を鋳造後に焼きなましを施す[1]

脚注[編集]