新章文子

新章 文子
(しんしょう ふみこ)
誕生 1922年1月6日
日本の旗 京都府
死没 (2015-10-14) 2015年10月14日(93歳没)
職業 小説家
推理作家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
ジャンル 推理小説
主な受賞歴 江戸川乱歩賞(1959年)
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新章 文子(しんしょう ふみこ、1922年1月6日[1] -2015年10月14日[2])は、日本の小説家

人物・来歴[編集]

京都府生まれ[1]。本名・中島光子[3]京都府立第一高等女学校卒業[1]1939年、宝塚音楽舞踊学校(現・宝塚音楽学校)に入学して、1941年に「京千鈴」の芸名で宝塚歌劇団に入団して初舞台を踏む。宝塚歌劇団29期生。同期生に淡島千景久慈あさみ南悠子らがいる。

1944年に宝塚歌劇団を退団して京都市役所に勤務する。1948年、本名名義で童話集『子りすちゃんとあかいてぶくろ』を刊行する。1959年『危険な関係』で第5回江戸川乱歩賞を受賞し、第42回直木三十五賞候補に挙がる。なお同作は初めて直木賞候補となった江戸川乱歩賞受賞作である。以後作家生活に入り、一時は占いの本などを出した。 老衰のため93歳で死去。

著書[編集]

中島光子名義[編集]

  • こりすちゃんとあかいてぶくろ 中島光子 著,藤井千秋 絵 大翠書院 1948
  • 面白童話 : おもしろくてためになる 一二年生 中島光子 著 聖光社 1951
  • フォスター : 民衆の音楽家 中島光子 著,古賀亜十夫 絵 ポプラ社 1953 (偉人伝文庫)

新章文子名義[編集]

  • 『危険な関係』講談社 1959 のち文庫
  • 『バック・ミラー』桃源社 1960
  • 『朝はもう来ない』講談社 1961
  • 『こわい女』桃源社 1961
  • 『青子の周囲』東都書房 1961
  • 『沈黙の家 性倒錯殺人事件』新潮社(ポケット・ライブラリ)1962
  • 『嫉ける』講談社(ロマン・ブックス)1962
  • 『女の顔』文藝春秋新社(ポケット文春)1962 のち講談社文庫
  • 『狂った海』東方社 1964
  • 四柱推命入門 生年月日時が証すあなたの運命』青春出版社(プレイブックス)1971
  • 『新章文子の推理占い』東都書房 1972
  • 『パリの罠』毎日新聞社(マイニチミステリーブックス)1972

脚注[編集]

  1. ^ a b c 新章文子(しんしょう ふみこ)とは - コトバンク
  2. ^ 『文藝家協会ニュース』2015年12月
  3. ^ 新章文子-直木賞候補作家-42SF