戸井田徹

戸井田 徹
といだ とおる
戸井田徹(2010年8月10日、姫路市にて撮影。)
生年月日 (1951-11-25) 1951年11月25日(72歳)
出生地 中華人民共和国の旗 中華人民共和国河南省
本籍地日本の旗 兵庫県姫路市
出身校 獨協大学
前職 衆議院議員
所属政党 自由民主党津島派
称号 法学士
旭日中綬章
子女 戸井田真太郎戸井田祐輔兵庫県議会議員)
親族 父・戸井田三郎(元衆議院議員)

選挙区 兵庫11区
当選回数 2回
在任期間 1996年10月20日 - 2000年6月2日
2005年9月11日 - 2009年7月21日
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戸井田 徹(といだ とおる、1951年11月25日 - )は、日本政治家自由民主党所属の元衆議院議員(当選2回)。中華人民共和国河南省生まれで自身のウェブサイトや著作では戸井田とおる名義を使っており、首相官邸ホームページでもそのように記載されている。

来歴・人物[編集]

1951年、中国河南省にて戸井田三郎の次男として誕生[1]。父三郎は学徒出陣した旧日本軍衛生兵、母は元従軍看護婦であり、両名とも終戦後も医療や看護・衛生の経験・知識のある者として八路軍に徴用され残留、その後結婚した。1953年に両親とともに帰国。父は衆議院議員清瀬一郎の秘書となり、清瀬の死後、後継者として総選挙に立候補し1972年から衆議院議員となった[2]

獨協中学校・高等学校獨協大学法学部法律学科卒業後、父の秘書となる。1989年第1次海部内閣において父が厚生大臣に就任したことに伴い厚生大臣秘書官となる[要出典]1996年第41回衆議院議員総選挙において、父の急死に伴い補充立候補し、初当選。

2000年第42回衆議院議員総選挙2003年第43回衆議院議員総選挙ではいずれも民主党公認の松本剛明に敗れ落選。自民党の規定により候補者差し替えの対象とされた[要出典]が、2005年解散総選挙で候補者選定が間に合わず[要出典]前回に引き続き出馬、小選挙区当選により国政に復帰した。

第1次安倍改造内閣では、内閣府大臣政務官に就任。福田内閣でも留任。

日本の前途と歴史教育を考える議員の会」の南京問題小委員会委員長を務め、「正論」などに南京大虐殺は虚構だとする論文を書いている。映画「南京の真実」の賛同者でもある。また、旧日本軍が戦後中国に遺棄したと中国政府が主張している化学兵器処理問題では、2006年5月12日内閣委員会で質問に立ち、戦後合法的に中国側に引き渡していると主張した[3]

2008年の元旦には靖国神社を参拝している[要出典]。同年、上程への動きが再浮上した人権擁護法案に対し強い懸念を持ち、同年3月10日には憲政記念館で同法案に対する反対集会を開催[要出典]。同年8月、福田改造内閣において厚生労働大臣政務官に就任。

2009年6月、総務大臣鳩山邦夫の更迭に抗議して厚生労働大臣政務官を辞任[4]。戸井田は鳩山の側近として知られる。

2009年8月30日第45回衆議院議員総選挙に自民党から出馬。公明党の推薦も受けたが、5度目の対決となった松本に敗れ、比例代表でも届かず落選[5]。2011年には、脳梗塞脳卒中が悪化し、政界引退を表明[6]。2022年、旭日中綬章受章[7]

政策[編集]

所属していた団体・議員連盟[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 因縁の行方(上)11区 自民対松本、構図に異変 - 衆院選2014兵庫11区のニュース」『』神戸新聞NEXT、2014年12月11日。2019年3月30日閲覧。
  2. ^ 『週刊新潮』1996年10月17日号「墓碑銘」欄
  3. ^ 第164回国会 内閣委員会 第7号”. 衆議院 (2006年5月12日). 2013年8月4日閲覧。
  4. ^ “鳩山氏「これからが勝負」 戸井田厚労政務官も辞任”. 共同通信社. 47NEWS. (2009年6月12日). https://web.archive.org/web/20090615083113/http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009061201000642.html 2012年11月17日閲覧。 
  5. ^ 比例貢献が基準?公明が自民92候補を推薦(2009年7月30日20時25分 読売新聞)
  6. ^ http://toidahimeji.blog24.fc2.com/
  7. ^ 『官報』号外第97号、令和4年5月2日
  8. ^ 本人のブログ
  9. ^ 全面広告画像

外部リンク[編集]

公職
先代
松浪健太
伊藤渉
日本の旗 厚生労働大臣政務官
金子善次郎と共同

2008年 - 2009年
次代
金子善次郎
先代
岡下信子
田村耕太郎
谷本龍哉
日本の旗 内閣府大臣政務官
西村明宏
加藤勝信と共同

2007年 - 2008年
次代
宇野治
並木正芳
松浪健太