愛・地球博記念公園駅

愛・地球博記念公園駅*
駅舎
あい・ちきゅうはくきねんこうえん
Ai・Chikyuhaku Kinen Koen
(愛知県立大学前)
L06 公園西 (1.0 km)
(1.0 km) 陶磁資料館南 L08
地図
所在地 愛知県長久手市茨ヶ廻間
北緯35度10分39秒 東経137度5分15秒 / 北緯35.17750度 東経137.08750度 / 35.17750; 137.08750座標: 北緯35度10分39秒 東経137度5分15秒 / 北緯35.17750度 東経137.08750度 / 35.17750; 137.08750
駅番号 L07
所属事業者 愛知高速交通
所属路線 東部丘陵線(リニモ)
キロ程 7.0 km(藤が丘起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
706人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 2005年平成17年)3月6日[1]
備考

シンボルマーク:

* 2006年(平成18年)4月1日
万博会場駅から改称[1]
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愛・地球博記念公園駅(あい・ちきゅうはくきねんこうえんえき)は、愛知県長久手市茨ヶ廻間にある、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)である。駅番号はL07

概要[編集]

2005年日本国際博覧会(愛知万博、通称:愛・地球博)長久手会場北ゲートの最寄り駅であり、開業から2006年平成18年)4月1日の駅名改称までは万博会場駅(ばんぱくかいじょうえき)を名乗っていた。改称と同時に、愛知県立大学に近いことから(愛知県立大学前)の表記も付け加えられた。

歴史[編集]

計画段階での仮称駅名は、「青少年公園」であった。

年表[編集]

  • 2005年平成17年)
    • 3月6日万博会場駅として開業[1]
    • 9月26日:愛・地球博閉幕に伴い南側出入口を閉鎖。
    • 9月27日:愛・地球博閉幕に伴い南側仮設駅舎と仮設ホーム(0・5番線)を閉鎖。
  • 2006年(平成18年)
    • 3月21日:南側出入口一部供用開始。北側仮設駅舎閉鎖。
    • 4月1日:駅名を愛・地球博記念公園駅に改称[1]。駅前ロータリー供用開始。
    • 6月下旬:愛・地球博用仮設駅舎撤去完了。
    • 7月14日:再整備完了。恒久駅舎として運用開始。
    • 12月26日:出口1(北側)の改修が完了し供用開始。
  • 2009年(平成21年)4月1日:駅北側のパーク&ライド用の月極駐車場の利用開始。
  • 2016年(平成28年)3月12日ICカードmanaca」の利用が可能となる[2]

駅構造[編集]

島式ホーム2面3線の高架駅。当線の中間駅としては唯一の有人駅であり、窓口開設時間は8:00 - 18:30(ただし定期券の発売はしていない)。

バリアフリーの対応として地上出入口 - 改札外に3基、改札内 - ホームに2基の合計5基のエレベーターを設置している。

安全対策としてホームドアを設置している。4番ホームのホームドアには愛知万博長久手会場の上空写真と4番ホーム付近から撮影されたと思われる写真が2か所に貼られており、愛知万博開催当時をしのばせている。

出入口は県道側(北側)1か所、公園側(南側)4か所の合計5か所設けられている。当初、公園側の出入口は3か所であったが、愛・地球博記念公園に地球市民交流センターが完成するとそこにブリッジでつながる出入口(5番出入口)が新設された。2番出入口と5番出入口は愛・地球博記念公園の敷地内に直接通じているため、公園が閉鎖されている時間帯は利用できない。3番出入口の脇には愛知県道6号力石名古屋線グリーンロード)をまたぐように地下道があり[3]、愛知県立大学の南門まで横断歩道を渡らずに行くことができる。愛知県立大学へは県道側の1番出入口を利用して行くこともできるが、途中で横断歩道を3回渡る必要があり、また平日朝を中心に歩道・車道とも混雑しているため、愛知県立大学側は学生向けに3番出入口から地下道を利用するよう促す案内を出しているほか、資格試験など学生以外が多く来場すると見込まれる時は1番出入口側をロープなどで塞いで3番出入口方向へ誘導することもある。

開業当初は万博輸送のため、本来の駅施設に仮設駅舎・ホームを増設した形態で営業を行っていたが(後述)、2006年(平成18年)より愛知万博長久手会場跡地の再整備と同時に、仮設駅舎の撤去工事を行い、同年6月下旬までに撤去を完了。急ピッチで愛・地球博記念公園の開設に向けて整備を行った。また、同年4月1日より駅前ロータリーが設けられた。これは愛知万博会期中に長久手会場・瀬戸会場間を結んだ燃料電池バスの発着場だった場所を改修して使用しており、駅の4番出入口はここに直結している。

2009年(平成21年)4月からは、愛知万博期間中は会場と駐車場を結ぶシャトルバスの乗り場であった場所の整備を行って、リニモ利用者専用の月極駐車場とし、パーク&ライドによる利用の推進を図っている。駐車場の管理は名鉄協商に委託している。

のりば[編集]

愛・地球博記念公園駅プラットホーム
番線 路線 行先 備考
1 東部丘陵線 八草方面 通常利用
2 線路を共有
3 藤が丘方面
4 通常利用
備考
  • 当駅の八草駅側には車両基地への連絡線があるが、配線の関係で本線から連絡線、あるいは連絡線から本線に直接入ることはできないので、車両基地に出入りする車両は全て当駅2番・3番ホームの間の中線を経由する。なお、中線は藤が丘方面のみ出入りが可能である。

駅構造(愛知万博会期中)[編集]

当駅が万博会場駅として開業した当初は万博輸送対応のため、仮設駅舎およびホームを本来の駅舎の両側に2面増設した形態であった。

出入口はどちらも仮設部分にあって、万博会場側(南側)に2か所、県道側(北側)に1か所の合計3か所であった。このうち万博会場側の2つの出入口は、万博観客誘導のための動線が確保できる様、それぞれ入口専用・出口専用に分けて運用され、エスカレーターがそれぞれ1基ずつ設置された。

改札口は、仮設駅舎に万博八草(現・八草)方面専用入口、藤が丘方面専用入口の2か所が設置され、また本来の駅舎の改札を出口専用とし、合計3か所に分けて運用。また南側出入口の階段下に臨時切符売り場が設置された。

バリアフリー対応のため、改札内 - 各ホームに4基、地上出入口 - 改札外に2基の合計6基のエレベーターが設置された。また安全対策として、仮設ホームも含めてホームドアが設置された。

のりば(愛知万博会期中)[編集]

愛知万博閉幕までののりばは以下の通り。

万博会場駅プラットホーム
番線 路線 行先 備考
0 東部丘陵線 万博八草方面 乗車専用
1 降車専用
2 (回送列車の出入庫線) 乗降なし
3
4 東部丘陵線 藤が丘方面 降車専用
5 乗車専用

利用状況[編集]

『ながくての統計』各号によると、乗車人員の推移は以下の通りである。

乗車人員の推移
年間一日平均備考
総数定期総数定期
2004(平成16)年度44109268280176442731[4]2005年3月6日開業。この推移は3月31日までの26日間。
2005(平成17)年度6390757490650175281363[5]万博開催
2006(平成18)年度58462037428016161040[6]
2007(平成19)年度69062743590019071211[6]
2008(平成20)年度72668648048020091335[6]
2009(平成21)年度75526151285020891425[6]
2010(平成22)年度78930953478021831486[6]
2011(平成23)年度82566956253022821563[7]
2012(平成24)年度84040657045023241585[7]
2013(平成25)年度87803758710024281631[7]
2014(平成26)年度83073154600022971517[7]
2015(平成27)年度89557254201024721506[7]
2016(平成28)年度85880757246023751590[8]
2017(平成29)年度89641858599024781628[8]
2018(平成30)年度89528259967024761666[8]
2019(令和元)年度86730460654023971685[8]
2020(令和02)年度256160111690706310[8]

駅周辺[編集]

愛・地球博記念公園

バス路線[編集]

名鉄バス
【18】愛・地球博記念公園駅 - 愛知県陶磁美術館 - 菱野団地 - 瀬戸駅前
※ 土曜・休日のみ運行

長久手市内のリニモ駅で唯一、N-バスが接続しない。

その他
  • トランパスを使用した際、裏面には「公園」と印字された。これは「万博会場駅」の頃からそうであった。

隣の駅[編集]

愛知高速交通
東部丘陵線(リニモ)
公園西駅 (L06) - 愛・地球博記念公園駅 (L07) - 陶磁資料館南駅 (L08)

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、27頁。 
  2. ^ リニモにおけるICカード「manaca」のサービス開始日について』(PDF)(プレスリリース)愛知高速交通、2016年1月29日。 オリジナルの2017年3月31日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20170331235647/http://www.linimo.jp/oshirase/280129manacaopen1.pdf2020年11月8日閲覧 
  3. ^ この地下道自体は愛・地球博記念公園がまだ愛知青少年公園であった時代にバス利用の来場客を誘導するために設けられた。かつては、上述のパーク&ライド用駐車場となっている場所に名鉄バスのバスターミナルがあり、そこへも地下道が続いていたが、愛知県立大学移転時にターミナルが大学の正門前に移転したため閉鎖され、その後埋め立てられた。愛知県立大学に近い階段脇に埋め立てた痕跡が見られる。
  4. ^ 平成21年度 ながくての統計”. 長久手町. 2022年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月10日閲覧。
  5. ^ 平成24年度 ながくての統計” (PDF). 長久手市. 2022年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月10日閲覧。
  6. ^ a b c d e 平成25年度 ながくての統計” (PDF). 長久手市. 2022年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月10日閲覧。
  7. ^ a b c d e 平成28年度 ながくての統計” (PDF). 長久手市. 2022年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月10日閲覧。
  8. ^ a b c d e 令和3年度 ながくての統計” (PDF). 長久手市. 2022年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月10日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]