悪魔とカーチャ

悪魔とカーチャ』(あくまとカーチャ、チェコ語: Čert a Káča作品112(B201)は、アントニン・ドヴォルザークが作曲した8作目のオペラ。全3幕。

概要[編集]

フランティシェク・アドルフ・シュベルトの助言で1898年から翌年にかけて行われ、同年11月23日プラハ国民劇場にて、アドルフ・チェフ指揮により初演された。リブレット(台本)はボジェナ・ニェムッォヴァーの民話集を基に、アドルフ・ヴェニークが国民劇場主催の台本コンクールのために脚色して完成させた。台本の元になったおとぎ話は、ヨゼフ・ティルにより戯曲化されている。

この作品でドヴォルザークは、チェコ科学芸術アカデミーから賞金を獲得した。

日本初演については、1970年頃に上演する構想が練られていたが結局頓挫し、女領主のアリアのみ、1991年12月23日、音楽の友ホールピアノ伴奏により初演された。

楽器編成[編集]

ピッコロフルート2、オーボエ2、イングリッシュホルンクラリネット2、バスクラリネットファゴット2、コントラファゴットホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバティンパニシンバル大太鼓小太鼓トライアングルハープ弦五部

演奏時間[編集]

約2時間

登場人物[編集]

参考文献[編集]

  • 作曲家別名曲解説ライブラリー6 ドヴォルザーク (音楽之友社