張超 (別部司馬)

張 超(ちょう ちょう、生没年不詳)は、中国後漢末期の文士。子並冀州河間郡鄚県の人。

事績[編集]

後漢書』張超伝によると張良の末裔、『新唐書』世系表によると張耳の末裔とされる。

後漢の霊帝の時代、朱儁に従って黄巾の乱平定に貢献し、別部司馬に任じられた。

文才に長け、・頌・碑文・檄文などおよそ19篇を著した。草書の腕前も優れ、それらの作品は後世に伝えられた。

三国志』武帝紀注の『張超集』によると、袁遺を称揚して朱儁に推薦したという。この『張超集』は、張超についてまとめられた文献と思われるが、の時代には散失している[1]

出典[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ちくま学芸文庫正史 三国志 8』裴松之注引用書目 319頁