川名和美

川名 和美(かわな かずみ、1966年 - 2017年4月23日)は、日本の経営学者博士高千穂大学教授、同副学長。元広島修道大学教授。旧姓、中島。

来歴・人物[編集]

東京都生まれ。大学入学資格検定(大検)を経て、拓殖短期大学第二部貿易科、1992年駒澤大学第二部経済学部経済学科卒業。同大学院経済学研究科経済学専攻修士課程修了。1999年同博士後期課程単位取得満期退学財団法人中小企業総合研究機構客員研究員を経て、2001年4月から広島修道大学 商学部経営学科ならびに短期大学部専任講師2002年助教授2007年教授。

2010年高千穂大学経営学部教授。2012年4月、新設の嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科博士後期課程入学[1] [2]2015年博士(経営管理、嘉悦大学)[3]。2016年、高千穂大学副学長に就任[4]株式会社さわやかリサーチ(さわやか信用金庫)リサーチフェローなど歴任[5]。2017年乳癌のため死去、享年50[6]

  • 都内の商家に生まれ、幼い頃は繁盛していた家業が大型店との競争激化などの影響で廃業。経済的困難もあり高校を退学。様々な職に就きながらも向学心は止まず、20歳で大検を受けて合格。21歳で夜間の拓殖短期大学貿易科に入学。さらに駒澤大学経済学部の夜間部に3年次編入学した。
  • 博士論文を宿題と考えていた折、駒澤大学時代のゼミの師である三井逸友教授が新設の嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科に赴任することを聞き入学した[7]

著書[編集]

  • 『社会人基礎力を養うアントレプレナーシップ : 起業家精神を考える12のストーリー』竹元雅彦共著 中央経済社 2016.9
  • 『21世紀中小企業者の主体形成と継承 : 人格成長と事業環境、制度的政策的支援』三井逸友編著 同友館 2019.3

国立国会図書館サーチ」を参照

論文[編集]

出典[編集]

  1. ^ 嘉悦大学. “嘉悦大学大学院博士後期課程第一期修了生・川名和美さんの訃報を受けて(研究科長 三井逸友)”. 2020年2月22日閲覧。
  2. ^ 嘉悦大学. “院生便り 第33回(博士後期課程3年 川名和美)”. 2020年2月22日閲覧。
  3. ^ 川名和美『中小企業の創業とアントレプレナー・起業家学習―日本の「ローカルコミュニティ起業家」の起業家主体形成と学習システムの関係性―』(博士(経営管理)論文)甲第3号、嘉悦大学、2015年3月14日。 NAID 500000964044https://kaetsu.repo.nii.ac.jp/records/326 
  4. ^ 川名和美教授略歴・主要業績一覧」『高千穂論叢』第53巻第1号、高千穂大学高千穂学会、2018年5月、1-2頁、CRID 1520290882674679936ISSN 038873402024年1月15日閲覧 
  5. ^ さわやか信用金庫. “高千穂大学副学長に聞く”. 2020年2月22日閲覧。
  6. ^ CUA. “「広島のまちつくりに貢献 川名和美さん・乳癌で23日死去」中国新聞2017.4.28”. 2020年2月22日閲覧。
  7. ^ 三井逸友. “和美君の死を前にして”. 2020年2月22日閲覧。

 

外部リンク[編集]