岬町 (千葉県)

みさきまち
岬町
太東岬
岬町旗 岬町章
町旗 町章
廃止日 2005年12月5日
廃止理由 新設合併
夷隅町大原町岬町いすみ市
現在の自治体 いすみ市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 千葉県
夷隅郡
市町村コード 12445-1
面積 46.66 km2
総人口 15,273
(2005年11月1日)
隣接自治体 夷隅郡-大原町夷隅町
長生郡-一宮町睦沢町
町の木 ウメ
町の花 スカシユリ
岬町役場
所在地 299-4692
千葉県夷隅郡岬町長者549
座標 北緯35度18分00秒 東経140度23分12秒 / 北緯35.29994度 東経140.38675度 / 35.29994; 140.38675 (岬町)座標: 北緯35度18分00秒 東経140度23分12秒 / 北緯35.29994度 東経140.38675度 / 35.29994; 140.38675 (岬町)
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岬町(みさきまち)は千葉県夷隅郡にあった

町の名前「」の由来となっている九十九里浜の南端太東崎がある。

2005年12月5日大原町夷隅町と合併し、いすみ市誕生に伴い消滅した。

地理[編集]

町の中心を夷隅川が流れる。一宮町までの九十九里平野は太東崎で終わり、ここから南は少しずつ山がちな地形になっていく。又、海岸線に起伏が生まれるようになる。これより北の九十九里浜は遠浅で、中型以上の漁船の乗り入れに適さないのに対し、当町以南では大型の漁船も乗り入れ可能となるため、岬町から南側の沿岸部には漁港が多くなる。

隣接していた自治体[編集]

歴史[編集]

1412年(応永19年)に土岐時政が万木に万喜城を築き、その領地を3分し、東南部を伊南荘、西北部を伊北荘、東北部を千町荘と称した。岬町はその伊南荘と千町荘に属していたとされる。明治22年の町村制施行で、桑田、岩熊、市野々、榎沢、谷上の5村が合併して古沢村に、椎木、中原、和泉の3村が合併して太東村に、長者(町)、江場土、三門、井沢、東小高の1町4村が合併して旭町(明治33年に長者町と改称)、押日東中滝鴨根鴨根村)、嘉谷中滝の5村が合併して中根村となり、昭和28年に長者町と中根村が合併し長者町に、昭和29年に夷隅郡古沢村と長生郡太東村が合併し太東町になり、さらに昭和36年に太東町と長者町が合併し、「岬町」と改名した[1]

沿革[編集]

行政区域変遷[編集]

  • 変遷の年表
岬町町域の変遷(年表)
月日 旧岬町町域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行により、以下の町村がそれぞれ発足[3][4]
  • 夷隅郡
    • 旭町 ← 長者町・江場土村・三門村・井沢村・東小高村
    • 中根村 ← 中滝村・東中滝村・押付村・嘉谷村・鴨根村
    • 古沢村 ← 桑田村・岩熊村・市野々村・谷上村・榎沢村
  • 長柄郡
    • 太東村 ← 椎木村・和泉村・中原村
1897年(明治30年) 4月1日 長柄郡は上埴生郡と合併し長生郡が発足。
1900年(明治33年) 7月25日 旭町は改称し長者町となる。
1953年(昭和28年) 7月1日 長者町は中根村と合併し長者町が発足。
1954年(昭和29年) 12月1日 古沢村は太東村と合併し太東町が発足。
1961年(昭和36年) 8月1日 長者町と太東町が合併し岬町が発足。
2005年(平成17年) 12月5日 岬町は夷隅町大原町と合併しいすみ市が発足。岬町は消滅。
  • 変遷表
岬町町域の変遷表
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
長柄郡 椎木村 太東村 明治30年4月1日
長生郡発足
昭和29年12月1日
太東町
昭和36年8月1日
岬町
平成17年12月5日
いすみ市
いすみ市
和泉村
中原村
夷隅郡 桑田村 古沢村 古沢村
岩熊村 明治10年
岩熊村
勝間村
市野々村
谷上村
榎沢村
長者町 旭町 明治33年7月25日
長者町に改称
昭和28年7月1日
長者町
江場土村
三門村
井沢村
小高村 明治12年
東小高村
部田村 明治12年
中滝村
中根村 中根村
福原村 明治4年
東中滝村
小福原村
押日村
嘉谷村
鴨根村

行政[編集]

  • 町長 高地万寿吉
  • 町長 太田義男 ←→ 太田儀男
  • 町長 江沢嘉助
  • 町長 太田洋

経済[編集]

  • 農業
    • 古くから水稲栽培が行われている。
    • 北東部(谷上・椎木)ではの栽培もある。
    • 太東地区では甘みの多いキャベツ栽培が盛んで「キャベツ御殿」と呼ばれる豪華な農家も見られる。
  • 漁業
    • 機械根と呼ばれる海中の浅瀬があり、好漁場となる。
    • 太東漁港がある。太東漁港より北の漁港は九十九里町片貝漁港で、九十九里海岸が終わる当町以南では九十九里海岸沿岸市町村と打って変わって漁港が多く見られるようになる。
    • 大原町の大原漁港などと共に外房大原夷隅東部漁協を形成しているが、漁協別の水揚げ量で見た場合イセエビの水揚げ量は日本一である。

友好親善町[編集]

地域[編集]

教育[編集]

保育所[編集]

  • 4校 - 太東、長者、古沢、中根

小学校[編集]

  • 4校 - 太東、長者、古沢、中根

中学校[編集]

  • 1校 - 岬

高等学校[編集]

  • 1校 - 岬

交通[編集]

鉄道[編集]

道路[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

岬町出身の有名人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ [1]旧岬町役場
  2. ^ “岬町 きょう誕生”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 千葉版. (1961年8月1日) 
  3. ^ 岬町『岬町史』、岬町、1983年より
  4. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 12 千葉県』、角川書店、1984年 ISBN 4040011201より

関連項目[編集]

外部リンク[編集]