山口 大口(やまぐち の おおぐち、生没年未詳)は、飛鳥時代の仏師。氏は漢山口(あやのやまぐち)や山口大口費(やまぐちのおおぐちのあたい)[1]とも記される。姓は直。
山口氏(山口直)は後漢霊帝の後裔である東漢氏の一族にあたる漢系渡来氏族。都賀直の四世孫にあたる都黄直の子孫とされる[2]。
孝徳朝の白雉元年(650年)詔を受けて千仏像を製作した[3]。作品に法隆寺金堂の広目天像があり、一説では百済観音の作者ともされる。
- ^ 北村文治「カバネの制度に関する新研究序説(中)」『北海道大学人文科学論集, 5号』(北海道大学、1967年)
- ^ 『新撰姓氏録』右京諸蕃
- ^ 『日本書紀』白雉元年条
参考文献[編集]