尾上たかし

尾上たかし(おのうえ たかし(または、おのえ たかし)、本名:澤田禎夫(さわだ さだお)、1936年昭和11年〉1月3日[1] - 2013年平成25年〉12月12日)は、日本放送作家、お笑い作家。

略歴・人物[編集]

実兄は旧・朝日放送制作部ディレクターを経て、東阪企画創業者・お笑い作家・メディアプロデューサーの澤田隆治[2]

1950年代後半から、大阪を中心とした寄席テレビ局に通い、桂文枝(旧・桂三枝)をはじめとする上方演芸の落語家漫才師コメディアンら約1000人以上と人脈を持っており、数多くのテレビ番組の構成・企画などに携わった。そのことから「立って原稿を書く作家」という異名を持っていた[3]。中でも、文枝(三枝)がメインパーソナリティーを務める大長寿番組の『新婚さんいらっしゃい!』(朝日放送テレビ)は開始当初から構成作家として携わっていた。

阪神淡路大震災で被災し、足が不自由になり車椅子生活を送っていた[4]が、2013年12月12日、多臓器不全のため死去。享年77歳。

脚注[編集]

  1. ^ 『現代物故者事典2012~2014』(日外アソシエーツ、2015年)p.143
  2. ^ 放送作家の尾上たかし氏死去(2013年12月13日 産経新聞大阪本社)
  3. ^ これが昭和の演芸だ!ー演芸の世界篇ー Kindle版の解説文
  4. ^ 袖触れ合うも多生の縁221 ~先輩作家故山路洋平さんと尾上たかしさんを偲んで~”. 生生流転、生生世世. 2021年6月21日閲覧。