小池信三

小池 信三(こいけ しんぞう、1968年5月13日 - )は、日本実業家。三栄建築設計(現メルディア)創業者・元代表取締役社長

人物・来歴[編集]

福島県会津美里町出身[1]。1987年福島県立若松商業高等学校卒業[2]。1990年武蔵野リハウス入社。1993年三栄コーポレーション(現メルディア)設立、代表取締役社長就任。

「同じ家はつくらない」を理念に、公共の芸術性と個人の生活空間をプロデュースするという企業理念に基づき、1棟ずつデザイン・設計した住宅販売を進めて業容を拡大し、2006年に名古屋証券取引所セントレックスに上場。2012年には東京証券取引所市場第一部上場を果たした[3][4]。2014年シード平和(現メルディアDC)代表取締役社長。2016年湘南ベルマーレ取締役[5]

2017年5月障がいのある方を支援する活動と、スポーツ(サッカー等)を行う児童、青少年を支援する活動を通じて、広く人々と社会に貢献する目的とする一般財団法人メルディアを設立する。湘南ベルマーレ・田中聡選手は、当財団からの支援を受けていた。

2018年湘南ベルマーレ名誉会長[6]

2021年発起人として日本木造分譲住宅協会を設立し、理事長に就任[7][8]

2022年9月、三栄建築設計発注の解体工事の代金の一部が暴力団に流れたとして、会社法違反(特別背任)容疑で同社が警視庁の家宅捜索を受けた。 小池は捜索後の同年11月に「一身上の都合」で辞任した[9]

2023年6月20日、三栄建築設計は東京都公安委員会から元社長による暴力団員への金銭供与を指摘され、都暴力団排除条例に基づく勧告を受けた。同社のリリースなどによると、勧告の原因となる事実は2021年3月25日、小池が同社の事業に関して指定暴力団住吉会系の暴力団組員に額面約190万円の小切手を交付し、利益を供与したというもの[9]。 同月21日、会社法違反(特別背任)容疑で警視庁に書類送検された[10]。2023年10月16日、東京地検は小池を不起訴処分とした[11]

著書[編集]

家づくりの美学 小池信三の経営理念を惜しみなく本にしている経営書

脚注[編集]