宮地昌幸

みやじ まさゆき
宮地 昌幸
生年月日 (1976-02-01) 1976年2月1日(48歳)
出生地 日本の旗 日本神奈川県鎌倉市
職業 アニメ監督
演出家
小説家
ジャンル アニメーション映画
テレビアニメ
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宮地 昌幸(みやじ まさゆき、1976年2月1日 - )は、日本アニメ監督演出家、小説家[1][2]神奈川県鎌倉市生まれ[2]スタジオジブリ出身[1][3]。著作に小説『新訳 亡念のザムド』『さよならアリアドネ』がある[1][4]

人物[編集]

スタジオジブリ在籍中に宮崎駿監督に才能を見込まれ、25歳で『千と千尋の神隠し』の監督助手に抜擢される[5]。ジブリで経験を重ねた後、独立。富野由悠季監督の『OVERMANキングゲイナー』の演出や『エウレカセブン』の絵コンテ・演出などを経て、テレビアニメ亡念のザムド』や映画『伏 鉄砲娘の捕物帳』の監督を務めた[1][3][5]

趣味はアングラ映画と音楽の鑑賞。

経歴[編集]

アニメーションに興味を持ち、日本大学藝術学部映画学科中退後、スタジオジブリの講習会「東小金井村塾」で学ぶ[1]

1999年、スタジオジブリに入社[2]。同期はアニメーター奥村正志。2001年公開の『千と千尋の神隠し』で高橋敦史とともに宮崎駿の監督助手を務めたあと、独立[1][2][6]

2008年、PlayStation Network独占配信のWebアニメ[注 1]『亡念のザムド』で初監督を務める[4][5]

2012年公開の映画『伏 鉄砲娘の捕物帳』で劇場作品を初監督[7][8]。同年、乃木坂46の7thシングル「バレッタ」収録の井上小百合のクリエイターコラボ個人PVを監督[9]

2014年、ニコニコ生放送の番組「WOWOWぷらすと」のオープニングを監督[3]

2015年、初の書き下ろし小説「さよならアリアドネ」を発表[1]

2022年公開の映画『鹿の王 ユナと約束の旅』を安藤雅司と共同で監督[6][8]

作品リスト[編集]

テレビアニメ[編集]

2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2009年
2010年
2011年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年

劇場アニメ[編集]

1998年
2001年
2002年
2011年
2012年
2018年
2021年

Webアニメ[編集]

2006年
2008年
2020年

その他[編集]

  • よせてはかえし 乃木坂46シングル特典映像(ミュージック・ビデオ、2013年、監督
  • ニコニコ生放送WOWOWぷらすと」(番組オープニング、2014年、監督

著作[編集]

小説[編集]

  • 「新訳 亡念のザムド」上下巻(ソニーマガジンズ、2010年12月1日)
  • 「さよならアリアドネ」(ハヤカワ文庫JA、2015年10月21日)
  • 「さよならアリアドネ -時空興信所から来た女」(復刊ドットコム、2021年8月20日)[注 7]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ のちに地上波BSでテレビ放送された。
  2. ^ a b c d e f 矢島サコ美名義。
  3. ^ アニメ誌などにおけるスタッフリストは本名の宮地昌幸名義であったが、エンディングクレジットでは矢島サコ美名義である。
  4. ^ 金宮サチ子名義。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 宮地✩昌幸名義。
  6. ^ 安藤雅司と共同監督[8]
  7. ^ 2015年に早川書房より刊行されたものを改訂・再編集して新装復刊したもの。
  1. ^ 第12話[10]、第14話[11]、第16話[12]、第20話[13]
  2. ^ 第35話[14][15]
  3. ^ 第47話[14][16]、第50話[17]、第56話[18]
  4. ^ 第74話[19]
  5. ^ 第13話[20]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 宮地昌幸:ジブリ出身のアニメ監督が初の小説書き下ろし”. 毎日新聞 (2015年10月13日). 2021年12月31日閲覧。
  2. ^ a b c d アニメ監督・宮地昌幸さん 『さよならアリアドネ』 離婚を機にエンタメ執筆 (2/2)”. 産経新聞 (2016年1月31日). 2021年12月31日閲覧。
  3. ^ a b c 新オープニングアニメに宮地昌幸監督 ニコ生配信エンタメ番組「WOWOWぷらすと」”. アニメ!アニメ!. 株式会社イード (2014年12月6日). 2021年12月31日閲覧。
  4. ^ a b アニメ監督・宮地昌幸さん 『さよならアリアドネ』 離婚を機にエンタメ執筆 (1/2)”. 産経新聞 (2016年1月31日). 2021年12月31日閲覧。
  5. ^ a b c PSN独占配信の「亡念のザムド」が地上波で4月放送開始”. AV Watch. インプレス (2009年3月11日). 2021年12月31日閲覧。
  6. ^ a b 『鹿の王 ユナと約束の旅』新たな公開日が2022年2月4日に決定 新予告&新ビジュアルも”. リアルサウンド. 株式会社blueprint (2021年12月6日). 2021年12月31日閲覧。
  7. ^ 『千と千尋の神隠し』から『青の祓魔師』劇場版へ 高橋敦史監督”. ORICON NEWS. オリコン (2013年1月8日). 2021年12月31日閲覧。
  8. ^ a b c 映画「鹿の王」2020年9月公開!「もののけ姫」「君の名は。」の安藤雅司が初監督”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2019年12月10日). 2021年12月31日閲覧。
  9. ^ 宮地昌幸 [@miyajijii] (2014年6月22日). "乃木坂46の井上小百合さんと..." X(旧Twitter)より2021年12月31日閲覧
  10. ^ 第12話 「傷」”. TVアニメ「進撃の巨人」Season 1公式サイト. 2022年1月10日閲覧。
  11. ^ 第14話 「まだ目を見れない」”. TVアニメ「進撃の巨人」Season 1公式サイト. 2022年1月10日閲覧。
  12. ^ 第16話 「今、何をすべきか」”. TVアニメ「進撃の巨人」Season 1公式サイト. 2022年1月10日閲覧。
  13. ^ 第20話 「エルヴィン・スミス」”. TVアニメ「進撃の巨人」Season 1公式サイト. 2022年1月10日閲覧。
  14. ^ a b c @nakapjapan (2018年9月24日). "進撃の巨人47話の絵コンテは宮地昌幸さんです。進撃の巨人シリーズの絵コンテを 矢島サコ美名義4本、宮地☆昌幸名義で本日分含め3本の計7話を担当して下さいました。地に足ついてるドラマ回を比較的御願いさせて頂いており、本日の回も宮地さんが凄くいい回にして下さいました☆". 2022年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブX(旧Twitter)より2022年1月4日閲覧
  15. ^ 第35話 「子供達」”. TVアニメ「進撃の巨人」Season 2公式サイト. 2022年1月10日閲覧。
  16. ^ 第47話 「友人」”. TVアニメ「進撃の巨人」Season 3公式サイト. 2022年1月10日閲覧。
  17. ^ 第50話 「はじまりの街」”. TVアニメ「進撃の巨人」Season 3公式サイト. 2022年1月10日閲覧。
  18. ^ 第56話 「地下室」”. TVアニメ「進撃の巨人」Season 3公式サイト. 2022年1月10日閲覧。
  19. ^ 第74話 「唯一の救い」”. TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season 公式サイト. 2022年1月10日閲覧。
  20. ^ 第13話 「王国の乱れ」”. TVアニメ「王様ランキング」公式サイト. 2022年1月14日閲覧。

外部リンク[編集]