宇都美清

宇都美 清(うつみ きよし、1928年(昭和3年)11月12日 - 1973年(昭和48年)3月4日)は日本の歌手栃木県宇都宮市出身。本名は吉田清男

経歴[編集]

1946年(昭和21年)、宇都宮商業学校を卒業目前にして、コロムビアの新人募集に応募し合格。同年5月発売の「銀座歩けば」でデビュー。芸名の宇都美清とは出身地の宇都宮から取ったものである。

1949年(昭和24年)までに7曲吹き込んだが、ヒットしたのは「旅役者の唄」(霧島昇)のB面曲「三千歳小唄」ぐらいで、翌年、ビクターへ移籍。渡辺はま子と吹き込んだ「火の鳥」がヒットし、「ああモンテンルパの夜は更けて」、「浅太郎月夜」等がヒットする。

NHK紅白歌合戦に3回出場している(詳細は下記参照)。

1960年代に入ってからは、作曲家として活躍。

1973年(昭和48年)3月4日、肝硬変で死去。

主な曲[編集]

  • 銀座歩けば
  • 三千歳小唄
  • 火の鳥 - with 渡辺はま子
  • ああモンテンルパの夜は更けて - with 渡辺はま子
  • 浅太郎月夜
  • あずま音頭 - with 野崎せい子
  • すっとび鴉
  • ふるさとの舟唄
  • トルコのチャイナ・タウン
  • 股旅月夜
  • 酒に愁いを
  • 彰義ぶし
  • もらい風呂
  • 天城の鴉
  • 漁港ぶし - with 榎本美佐江
  • 河内山(こうちやま)
  • 青い灯、赤い灯 - ※第7回NHK紅白歌合戦出場曲
  • ひとり都へ帰るのさ
  • ギター夜曲
  • 旅の夕焼け
  • 天竜しぶき笠
  • 呼んでおくれよ、呼んどくれ
  • 旅のアコージョン弾き
  • お祭半次郎 - with 榎本美佐江
  • さすらいの街
  • 夜霧の急行列車
  • 月の大利根
  • キューバの黄昏
  • 踊りゃ輪になる花になる(大阪市民音頭) - with 市丸
  • 波止場艶歌
  • 哀愁の旅路
  • 青春渡り鳥
  • 夢は七つの海越えて
  • さすらいの旅役者
  • 雨の酒場で
  • 人生劇場の歌
  • 安全音頭 - with 市丸
  • 別れ港は
  • 川内音頭 - with 榎本美佐江
  • 旅路の夢に
  • 灯台しぐれ
  • 泣いているのさ(1957年6月)

NHK紅白歌合戦出場歴[編集]

年度/放送回 曲目 対戦相手
1952年(昭和27年)/第2回 さすらいの旅路[注釈 1] 池真理子
1953年(昭和28年)/第4回 さすらいの旅路 神楽坂はん子
1956年(昭和31年)/第7回 青い灯赤い灯 菅原都々子
  • このうち、第7回はラジオ中継による音声が現存する。

主なテレビ出演[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『ハワイ航空便』とする説あり。

出典[編集]