宇都宮松竹

宇都宮松竹
Utsunomiya Shochiku
かつて宇都宮松竹があったトナリエ宇都宮
(2020年4月撮影)
情報
正式名称 宇都宮松竹
完成 1990年
開館 1990年10月30日
開館公演つぐみ』(市川準監督)
バカヤロー!3 へんな奴ら』(森田芳光総指揮・脚本)
閉館 2004年5月9日
最終公演ローマの休日』(デジタル・ニューマスター版)
収容人員 (2スクリーン)360人
設備 ドルビーサラウンド
35mm映写機
用途 映画上映
運営 松竹シネマエンタープライズ
所在地 321-0964
栃木県宇都宮市駅前通り1丁目4番6号 ロビンソン百貨店宇都宮店(現・トナリエ宇都宮)10階
位置 北緯36度33分37秒 東経139度53分49秒 / 北緯36.56028度 東経139.89694度 / 36.56028; 139.89694 (宇都宮松竹)座標: 北緯36度33分37秒 東経139度53分49秒 / 北緯36.56028度 東経139.89694度 / 36.56028; 139.89694 (宇都宮松竹)
最寄駅 JR東日本宇都宮駅
宇都宮ライトレール宇都宮駅東口停留場
最寄バス停 宇都宮駅のバス乗り場を参照
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宇都宮松竹(うつのみやしょうちく)は、栃木県宇都宮市宇都宮駅西口に所在した商業施設「ロビンソン百貨店宇都宮店」(現在のトナリエ宇都宮)10階にあった松竹系列の映画館である。

データ[編集]

  • 所在地:栃木県宇都宮市駅前通り1丁目4番6号 ロビンソン百貨店(現トナリエ宇都宮)10階
  • 運営:東日本松竹興行→松竹シネマエンタープライズ
  • 観客定員数
    • スクリーン1:234席
    • スクリーン2:126席(開館時は138席[1]

概要[編集]

1990年10月30日、宇都宮駅西口の再開発事業により建設された「ロビンソン百貨店宇都宮店」の10階に、宇都宮松竹が開業した。1955年4月21日から1990年3月31日まで同市宮町で35年間にわたり営業していた「宇都宮松竹ミヤマス座」(運営は斎藤商事)[2]の後継となる松竹系列の映画館で、劇場内の椅子は一脚約10万円だったという[3]

主にスクリーン1で洋画、スクリーン2で邦画を上映していたが、1999年に松竹がブロック・ブッキング制を廃止して以降は、2スクリーン共洋画を上映することも少なくなかった。

2003年9月30日にロビンソン百貨店宇都宮店が閉店。さらに同年11月22日にはFKDショッピングモール宇都宮インターパーク店内に松竹マルチプレックスシアターズ運営のシネコン「MOVIX宇都宮」がオープンしたことも追い風となり、不採算店舗となった宇都宮松竹は2004年5月9日をもって閉館[4]。『ローマの休日』(デジタル・ニューマスター版)を最終上映として13年半の歴史に幕を閉じた[5]。開館当初は東日本松竹興行が運営していたが[1]、閉館時点は松竹シネマエンタープライズに移管されていた[4]。松竹シネマエンタープライズは閉館から2年後の2006年2月28日をもって会社解散している[6]

その後、ロビンソン宇都宮店跡地はララスクエア宇都宮を経て、令和改元後の2020年よりトナリエ宇都宮となった。当館に隣接するセントラルフィットネスクラブ宇都宮店はトナリエになった現在も営業を続けているが[7]、当館跡地は現在も空家の状況が続いている。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 『映画年鑑 1992年版』時事映画通信社、1991年
  2. ^ 「『寅さん』のすべて見て ミヤマス座、閉館前に連続上映 宇都宮」『朝日新聞』1990年2月28日
  3. ^ 現場から 産業最前線を訪ねて「宇都宮松竹1・2」『朝日新聞』1990年11月27日
  4. ^ a b 「宇都宮松竹を閉鎖 5月、MOVIXに統合」『日本経済新聞朝刊』日本経済新聞社、2004年3月19日、地方経済面 栃木42ページ。2023年11月23日閲覧。
  5. ^ 「『宇都宮松竹』閉館へ あすの上映を最後に」『毎日新聞』2004年5月8日
  6. ^ 第140期報告書』松竹株式会社、2006年5月、7頁https://www.shochiku.co.jp/wp-content/uploads/2017/11/20171026_rep_140.pdf2023年11月23日閲覧。"平成18年(2006年)2月28日、松竹シネマエンタープライズを解散しました。"。 
  7. ^ セントラルフィットネスクラブ宇都宮店”. セントラルスポーツ. 2023年11月23日閲覧。