天女の羽衣

天女の羽衣

天女の羽衣(てんにょのはごろも)は天池合繊の商標で衣料用の

2005年に天池合繊が、7デニールの糸を織る技術を開発、「天女の羽衣」として販売を開始する[1]。その後も開発を続け、現在では5デニールの糸を材料にしている。衣料用の布としては世界一軽いと言われる[2]。また、極めて薄く透けて見える。2014年11月グッドデザイン特別賞「未来づくりデザイン賞」受賞[3]、日本国外においても2015年11月にドイツにて ICONIC AWARDS 2016 : Interior Innovation, best of bestなどを受賞[4]、ヨーロッパの複数の服飾メーカーにも採用されている[3]

生地の素材はポリエステル、ナイロン、シルク、チタニウムなどで、複数の素材を組み合わせるケースもある[5]エンボス加工や、加賀友禅を取り入れる[6]などの加工で付加価値を高めている。

重さ
5g/m2以下[7]
厚さ
50μm[1]

また、衣料用以外にも天女の羽衣がわずかな風でも舞うことを利用し天女の羽衣をスクリーンにして幻想的な映像を見ることもできる。

脚注[編集]

  1. ^ a b 日経ベンチャー2008年5月号
  2. ^ 天女の羽衣パリに舞う 世界最軽量の生地”. 中日新聞 (2014年). 2017年10月28日閲覧。
  3. ^ a b 織物 天女の羽衣”. 公益財団法人日本デザイン振興会 (2014年). 2017年10月28日閲覧。
  4. ^ お知らせ”. 天池合繊株式会社 (2015年). 2017年10月28日閲覧。
  5. ^ 生地紹介”. 天池合繊株式会社. 2017年10月28日閲覧。
  6. ^ 夢の扉+ 天池源受さんの薦めるドリームメーカー「“伝統と革新”加賀友禅作家の新たな挑戦!!加賀友禅作家・久恒俊治」
  7. ^ 繊維ニュース2009年4月3日

外部リンク[編集]