天使の一覧

天国(至高天)と天使たちをみつめるダンテとベアトリーチェ(『神曲』の挿絵、ギュスターヴ・ドレ画)

天使の一覧てんしのいちらんでは天使を列挙する。

ここで挙げる天使、神使、御使いみつかいなどともとは、(いわゆるアブラハムの宗教として比較宗教学で並置される)ユダヤ教キリスト教イスラム教聖典や伝承に登場する神の使いのことである。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖典や宗教文学に直接的な根拠をもたない、あるいはその正式な教義に含まれない、キリスト教文化圏のオカルティズム等の伝統における天使については「その他の天使」を参照。

ヘブライ的伝統における天使[編集]

聖書正典に登場する天使の固有名[編集]

外典・偽典に登場する天使の固有名[編集]

第一エノク書』に登場する天使名[編集]

トビト書』に登場する天使名[編集]

ヨベル書』に登場する天使名[編集]

バルク黙示録英語版』に登場する天使名[編集]

その他[編集]

特定の複数の天使の総称[編集]

キリスト教の天使の階級[編集]

神秘思想家偽ディオニシウス・アレオパギタは著作『天上位階論英語版』の中で天上の位階(ヒエラルキア)について記述し、天上の存在者を三階層の三つ組に配した。新プラトン主義的な存在の階層構造に沿った、聖なる秩序の思想である。これが後の神学者にも引用され、天使の「天軍九隊」または「九歌隊」として広く知られるようになった。

上位三隊 「父」の階層[編集]

中位三隊 「子」の階層[編集]

下位三隊 「聖霊」の階層[編集]

イスラームの天使[編集]

四大天使[編集]

イスラームの伝承に特有の天使[編集]

グノーシス主義の天使[編集]

ナグ・ハマディ文書中の複数の文献に言及される天使[編集]

バルク書[1]に登場する天使[2][3][編集]

その他の天使[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 第二正典バルク書ではなく、ヒッポリュトスの『全異端駁論』に引用されたグノーシス主義ナハシュ派の「バルクの書」。
  2. ^ 吉田敦彦「6 霊魂のはじまり - なぜ、男は「魂」的存在で女は「魄」的存在なのか」『天地創造99の謎―世界の神話はなぜ不滅か』サンポウ・ブックス、1976年2月20日(原著1976年2月20日)、146-151頁。 
  3. ^ 吉田敦彦『天地創造神話の謎 古代学ミニエンサイクロペディア』大和書房、1985年5月(原著1976年2月20日)。ISBN 4-479-47005-0 

関連文献[編集]

関連項目[編集]