日本映画プロフェッショナル大賞

日本映画プロフェッショナル大賞
受賞対象日本映画
開催日毎年5月
会場テアトル新宿2012年 - )
日本の旗 日本
主催大高宏雄
初回1991年
最新回2022年
最新受賞者こちらあみ子』(作品賞)
公式サイトhttp://nichipro-award.com/

日本映画プロフェッショナル大賞(にほんえいがプロフェッショナルたいしょう)は、1991年から年1回開催されている日本映画の賞である。通称は日プロ大賞。主催者は映画前夜社主催者の大高宏雄財団NPOでない一個人が主催する世界唯一の映画賞である。

歴史と概要[編集]

同賞設立の目的として、作品として健闘しながらも配給会社の資金不足による公開や宣伝の規模の小ささや批評の一面性などが原因で過小評価されてしまう現状を浮き彫りにし、優れた作品の陰の功労者を讃え、表彰することが挙げられる。運営は、主催者の大高とその意思に賛同する少数の映画のプロフェッショナルにより行われているが、その運営方針こそが1つの枠にとらわれずに独立した評価を映画に与えられる原動力となっているのもまた事実である。

設立のきっかけは『遊びの時間は終らない』を大高は素晴らしい映画と評価したが、興業面でも、批評家間でも話題にならなかったことにあった。当初は他の映画賞を受けない、単館系で公開された作品限定で、賞状と賞金1万円であった。2002年まで会場を変えながら授賞式が行なわれ、2003年以降は式は行われていなかったが2010年に再開、2011年は東日本大震災のためのチャリティー上映会となったが、2012年以降は実施されている。しかし、2019年は授賞式は行われず、2019年度のベストテンと2010年代のベストテンのみ発表された[1]

選考においては、すでに同年の国内映画賞で受賞している作品およびスタッフ・キャストは選考対象外である。そのため他の主要映画賞とは異なる、独自の受賞結果となる特徴がある[2]

歴代各賞[編集]

第1回(1991年度)[編集]

第2回(1992年度)[編集]

第3回(1993年度)[編集]

第4回(1994年度)[編集]

第5回(1995年度)[編集]

第6回(1996年度)[編集]

第7回(1997年度)[編集]

第8回(1998年度)[編集]

第9回(1999年度)[編集]

第10回(2000年度)[編集]

第11回(2001年度)[編集]

第12回(2002年度)[編集]

第13回(2003年度)[編集]

第14回(2004年度)[編集]

第15回(2005年度)[編集]

第16回(2006年度)[編集]

第17回(2007年度)[編集]

第18回(2008年度)[編集]

第19回(2009年度)[編集]

第20回(2010年度)[編集]

第21回(2011年度)[編集]

第22回(2012年度)[編集]

第23回(2013年度)[編集]

第24回(2014年度)[編集]

第25回(2015年度)[編集]

第26回(2016年度)[編集]

第27回(2017年度)[編集]

第28回(2018年度)[編集]

第29回(2019年度)[編集]

第30回(2020年度)[編集]

第31回(2021年度)[編集]

第32回(2022年度)[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 日プロ大賞発表 2010年代ベストワンは「ハッピーアワー」”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2020年5月8日). 2020年5月18日閲覧。
  2. ^ 第31回(2021年度) 日本映画 プロフェッショナル大賞”. 日本映画プロフェッショナル大賞 (2022年6月8日). 2020年6月11日閲覧。

参考文献[編集]

  • 大高宏雄『映画賞を一人で作った男 - 日プロ大賞の18年』愛育社 2009年

外部リンク[編集]