坂井雄祐 (小惑星)
| (34499) 坂井雄祐 34499 Yusukesakai | |
|---|---|
| 仮符号・別名 | 2000 SL150 1997 GR27[1] |
| 小惑星番号 | 34499 |
| 分類 | 小惑星 |
| 軌道の種類 | 小惑星帯 |
| 軌道要素と性質 元期:TDB 2460000.5（2023年2月25.0日）[2] | |
| 軌道長半径 (a) | 3.048990378927419 au[2] |
| 近日点距離 (q) | 2.680560680866583 au[2] |
| 遠日点距離 (Q) | 3.417420076988254 au[2] |
| 離心率 (e) | 0.1208366220527214[2] |
| 公転周期 (P) | 1944.609968905342 日 (5.324051934032421 年)[2] |
| 平均軌道速度 | 0.1851270978532784 °/日[2] |
| 軌道傾斜角 (i) | 8.884629106759391 °[2] |
| 近日点引数 (ω) | 56.58252057719799 °[2] |
| 昇交点黄経 (Ω) | 13.26961964148299 °[2] |
| 平均近点角 (M) | 40.99339607966554 °[2] |
| 前回近日点通過 | JED 2459779.066203678326 (2022年7月18日)[2] |
| ティスラン・パラメータ (T jup) | 3.208[2] |
| 物理的性質 | |
| 直径 | 10.940 km[2] 8.59 km[3][注 1] |
| 自転周期 | 9.02586時間[2] |
| スペクトル分類 | C型小惑星[3] |
| 絶対等級 (H) | 14.19[2] 14.2[3] |
| アルベド（反射能） | 0.041[2] 0.05[3] |
| 発見 | |
| 発見日 | 2000年9月24日[1] |
| 発見者 | LINEAR[1] |
| 発見方法 | 自動検出 |
| ■Template （■ノート ■解説） ■Project | |
坂井雄祐（34499 Yusukesakai）は、メインベルトの小惑星の1つ[2]。
2000年9月24日にLINEARによって発見され、2000 SL150の仮符号が与えられた。
その後の追跡観測などで軌道が確定した結果2002年1月28日に小惑星番号34499番が与えられた[4]。
直径約10.9 キロメートルで、軌道長半径約3.05 天文単位の公転軌道にあり、約5.32年（1944.6日）の公転周期で太陽の周囲を公転している[2]。
観測[編集]
2000年の発見直後、この天体が1997年に中国・興隆県の興隆観測基地で発見された1997 GR27と同一であることが分かり、さらに1992年にキットピーク国立天文台スペースウォッチチームで撮影された画像に写っていたことも分かった[1]。 こうしたプレカバリーの同定により観測弧が伸びたため、発見から1年余りで小惑星番号が登録された。
命名[編集]
2018年に開かれたインテル国際学生科学技術フェア2018（Intel ISEF 2018）に日本代表として出場し、動物科学部門の優秀賞2等を受賞した、当時岐阜県立岐阜高等学校3年生の坂井雄祐に因んで命名された[5]。 これは、小惑星を発見したチームが属するリンカーン研究所が、セレス・コネクションと呼ばれるプログラムで、ISEFなどの大会の上位入賞者の名前を副賞として小惑星に命名していることによる。
命名は、2022年11月21日に国際天文学連合の太陽系天体命名ワーキンググループ(WGSBN)の発行する回報にて発表された[6]。 この時同時に、坂井の同級生で共同で研究し、同じ賞を受賞した土田康太らの名前も別の小惑星に命名されている[6]。
WGSBNは、以下のように紹介している[6]。
Yusuke Sakai (b. 2000) was awarded second place in the 2018 Intel International Science and Engineering Fair for his animal sciences team project. He attended the Gifu Senior High School, Gifu, Japan.
（訳）坂井雄祐（2000年生）は自身の動物科学分野の研究に対して、2018年のインテル国際学生科学技術フェアで2等賞を贈られた。彼は日本の岐阜県にある岐阜県立岐阜高等学校に所属していた。—WGSBN Bulletin 2022年第15号
関連項目[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ アルベドと絶対等級による推定値
出典[編集]
- ^ a b c d “(34499) Yusukesakai = 1997 GR27 = 2000 SL150”. MPC. 2018年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “Small-Body Database Lookup”. Small-Body Database Lookup. NASA JPL. 2023年5月29日閲覧。
- ^ a b c d “LCDB Data”. 2023年5月29日閲覧。「Object Search」より検索。
- ^ “MPO21778” (2002年1月28日). 2022年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月30日閲覧。
- ^ “JSEC2017を経てISEFに臨んだ出場者が、世界の舞台で研究成果を発表し、全員受賞の快挙を実現”. 朝日新聞. 2021年10月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月29日閲覧。
- ^ a b c “(34499) Yusukesakai = 2000 SL150”. WGSBN Bulletin (IAU) 2 (15): 10. (2022). オリジナルの2022-12-25時点におけるアーカイブ。.
外部リンク[編集]
34499 (2000 SL150) - JPL Small-Body Database
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