国鉄R90形コンテナ

国鉄R90形コンテナ
基本情報
種別 冷蔵コンテナ
所有者 日本国有鉄道(国鉄)
製造メーカー 富士重工業東急車輛製造
製造年 1960年昭和35年)*
製造数 2個
形式消滅年 1967年(昭和42年)
主要諸元
外面色 白色
全長(内寸法) 3,327.3 mm (2,975.8 mm)
全幅(内寸法) 2,348.2 mm (2,035.8 mm)
全高(内寸法) 2,349.9 mm (1,831.5 mm)
材質 普通鋼一般構造用圧延鋼材
荷重t
内容積 11.1 m3
自重 1.3 t
扉位置 片側妻面
備考 *150形としての製造年
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国鉄R90形コンテナ(こくてつR90がたコンテナ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1960年昭和35年)に製造した、鉄道輸送用一種規格[注 1](約11 ft冷蔵コンテナである。

概要[編集]

1960年(昭和35年)度に日本初の冷蔵コンテナとして100形が開発されたがほぼ同時期に150形も開発された。富士重工業(150)及び東急車輛製造(151)にて1個ずつ合計2個が製作された。100形との違いは150形は有蓋コンテナ兼用とされたことである。このため側面に開閉式の通風口が設置された。通風口のサイズは縦310 mm、横440 mmであり開閉操作は室内側より行われた。

1966年(昭和41年)6月の称号改正により形式名をR90形に変更した。その後量産されることなく試作の域をでなかった。

扉位置は、片側妻面の1か所のみで塗装は150形時より一貫して白色である。寸法関係は全長3,327.3 mm、全幅2,348.2 mm、全高2,349.9 mm、荷重5 t、自重1.3 t、容積11.1 m3である。

1967年(昭和42年)度に廃止され形式消滅した。

注釈[編集]

  1. ^ ※この規格は1996年(平成8年)に改訂され現在の一種規格とは異なる。

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 貨車技術発達史編纂委員会(編著)『日本の貨車 技術発達史 明治5(1872)年〜平成16(2004)年』社団法人日本鉄道車輌工業会、2008年3月。全国書誌番号:21465967 
  • 吉岡心平『国鉄コンテナのすべて』 上、ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 121〉、2009年9月。ISBN 978-4-77705264-6 

関連項目[編集]