団練(だんれん、團練)は、清代の地方に存在した武装集団。
地方の有力者が盗賊等から郷鎮を自衛するために自発的に組織した民兵組織である。
19世紀初頭の白蓮教徒の乱では、正規軍の八旗や緑営の軍隊では鎮圧できず、清朝政府は地方の郷紳に臨時の軍隊の徴募を命じた。これらの軍隊を「郷勇」と呼ぶが、団練はこれらの軍隊の兵員の有力な供給元となった。
郷勇は地方民兵組織の団連を元に創設されてはいるが、あくまで清朝政府の名の下に臨時に募られた政府の軍隊である。郷勇では湘軍、淮軍が有名である。
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