君の手を

君の手を
橋幸夫シングル
B面 サンシャイン
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター(VICL-37395)
作詞・作曲 田中花乃(作詞)
井上ヨシマサ(作・編曲)
チャート最高順位
週間1位(オリコン演歌・歌謡ランキング
橋幸夫 シングル 年表
ちゃっきり茶太郎
(2016年7月20日)
君の手を
(2018年)
恋せよカトリーヌ
(2020年7月1日)
ミュージックビデオ
「君の手を」 - YouTube
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君の手を」(きみのてを)は、2018年7月25日にビクターより発売された橋幸夫の181枚目のシングルで、林よしことのデュエット曲である[1]。12cmシングルCD(VICL-37395)形式で発売された。

概要[編集]

  • 2018年は、1960年7月に「潮来笠」でデビューした橋にとっで59年目にあたる。
  • 本楽曲は林よしことのデュエット曲で、吉永小百合三沢あけみ金沢明子、山中みゆき、西川峰子リバスター時代には安倍里葎子やステファニーなど多くのの女性歌手とデュエット曲を発表した橋だが、1987年10月のステファニーとの共演による「スターダスト上海」以降は女性とのデュエット曲は発表しておらず、31年ぶりのデュエット曲となる。
  • 共演の林よしこは、1994年に島津ゆたかとのデュエット曲「いい男!いい女!」でデビューし、地元・関西を中心に活動中で、今回初共演となる。きっかけは、2017年11月の「ビクター歌謡フェスティバル」(大阪新歌舞伎座)で、橋の大ヒット曲のひとつで日本有線大賞特別賞を受賞した「今夜は離さない」をともに歌唱し高評価であったことで、ここから新曲制作の話が持ち上がったとされている。
  • 本楽曲は、橋が「潮来笠」でデビューした1960年をテーマとしており、60年代を彷彿とさせるオールディーズ風の軽快なポップスに仕上がっている。またジャケットには1960年アメリカ生まれのダッジ・ダート後継車を使用し、二人の衣装も同様である。[2]
  • 橋は本楽曲について「(現在は)社会や家族、大切なもの壊れる寸前のように思える。こんな時代に、歌の力で何ができるか試してみたかった。デュエット曲って相手がいなきゃ始まらないのがいいんだ。.....単なるラブソングでなく思いやりの歌」としている[3]
  • 作詞の田中初乃、作・編曲の井上ヨシマサとも初共演で、「(まもなく)60周年で、60年前に戻るなら、そのきっかけを作る仕事は新しい作家とやりたかった」としてる。年齢もかなり離れている井上については「ポップスでいい仕事をさんざんやってきた人だけど、昔の歌謡曲のことも本当によくわかっている人」と評している[3]
  • c/wの「サンシャイン」は、作詞、作・編曲とも「君の手を」同様田中花乃、井上ヨシマサによる楽曲で、ザ・ベンチャーズからザ・ビーチ・ボーイズにと受け継がれていたたサーフ・ミュージック風の仕上がりとなっている。

収録曲[編集]

  1. 君の手を
    作詞:田中花乃、作・編曲:井上ヨシマサ
  2. サンシャイン
    作詞:田中花乃、作・編曲:井上ヨシマサ
  3. 君の手を(オリジナル・カラオケ)
  4. サンシャイン(オリジナル・カラオケ)
  5. 君の手を(オリジナル・カラオケ/デュエット with 橋幸夫)

収録アルバム[編集]

60周年記念デュエットベスト〜星よりひそかに 雨よりやさしく〜』(VICL-65207)

共演[編集]

君の手を
林よしこシングル
B面 さよならだけが言えない
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター(VICL-37396)
作詞・作曲 田中花乃(作詞)
井上ヨシマサ(作・編曲)
林よしこ シングル 年表
淀川みれん
(2016年7月20日)
君の手を
(2018年)
ミュージックビデオ
「君の手を」 - YouTube
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林よしこ

  • 同時発売された林よしこ盤(ビクター・VICL-37396)のカップリング曲は、「さよならだけが言えない」(作詞:松井五郎、作曲:水島康宏、編曲:矢田部正)、「さよならだけが言えない」(オリジナル・カラオケ)、「君の手を」(オリジナル・カラオケ/デュエット with 林よしこ)が収録されている。

出典[編集]

  1. ^ 橋の「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 168-172頁が詳しいが、最近のものは、『橋幸夫ベスト100+カラオケ15』2015年10月の解説資料の巻末が参考になる
  2. ^ 橋 幸夫、30年ぶりデュエット曲発売!テーマはデビュー年の1960!”. JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント. 2018年7月25日閲覧。
  3. ^ a b 『歌の手帳』2018年9月号 通巻299号 112-113頁