古田島成龍

古田島 成龍
オリックス・バファローズ #97
2024年4月10日 京セラドーム大阪
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 茨城県稲敷郡河内町
生年月日 (1999-06-29) 1999年6月29日(24歳)
身長
体重
175 cm
85 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2023年 ドラフト6位
初出場 2024年4月6日
年俸 700万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

古田島 成龍(こたじま せいりゅう、1999年6月29日 - )は、茨城県稲敷郡河内町出身のプロ野球選手投手)。右投右打。オリックス・バファローズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

河内町立長竿小学校2年生のときに『河内サイクロンズ』で野球を始め、河内町立河内中学校では軟式野球部に所属。部員は10人であり、古田島の球を捕れるキャッチャーがいないことから、背番号1を付けながらも捕手を務めていた[2]

取手松陽高校では最速146km/h右腕として注目を集めていたが、2年時の3月にティー打撃中のバットが右こめかみに直撃し、陥没骨折。1か月後に復帰したものの[2]、5月末からは原因不明の右肩痛を発症し、3年夏の茨城大会は一塁手として出場した[3]。その後、3年冬に右肩と胸郭出口症候群の手術を受けた[2]

中央学院大学に進学し、リハビリを経て、2年春から登板[2]。山崎凪とWエースを形成し、共に下級生の頃から注目を集め、4年時は共にプロ志望届を提出[4]。秋のリーグ戦では優勝を果たしたが、ドラフト会議では共に指名が無かった[4]。ただ、その後出場した明治神宮大会では佛教大との初戦に勝利し、チーム3度目の出場で同大会初白星を挙げると[5]、決勝では東京六大学史上初の四冠[注 1]がかかっていた慶応大を破って初優勝[6]。秋のリーグ戦からは計12連勝で大学日本一に上りつめた[4]

日本通運へ入社すると、都市対抗に出場し、セガサミーとの2回戦で2大大会初登板となったが、2番手で登板して1/3回を2失点であった[7]。ベスト8であった日本選手権では全3試合に登板[8][9][10]。2年目も都市対抗に出場し、2試合に先発登板した[11]

2023年10月26日に開催されたドラフト会議にて、オリックス・バファローズから6位指名を受けた[12]。指名後に出場した日本選手権ではヤマハとの初戦に先発して8回途中1失点、先発全員奪三振の快投でチームを勝利に導いた[13]。続く大阪ガスとの2回戦では登板機会がなく、チームは敗退した[14]。11月21日に契約金3000万円・年俸700万円(いずれも金額は推定)で仮契約を結んだ[1]。背番号は97[15]

選手としての特徴[編集]

回転数の多い[11]ストレートは最速152km/hを計測[16]。変化球はスライダーカットボールカーブチェンジアップツーシームを投じる[17]

詳細情報[編集]

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 97(2024年 - )

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1シーズンで『所属リーグでの春秋優勝』『全日本大学選手権での優勝』『明治神宮大会での優勝』を全て達成すること。

出典[編集]

  1. ^ a b 【オリックス】ドラ6古田島成龍が年俸700万円で仮契約「自分の持ち味は強い真っすぐです」」日刊スポーツ、2023年11月21日。2023年11月21日閲覧
  2. ^ a b c d 日本通運・古田島成龍、川船龍星、清水力斗 都市対抗V狙う大卒2年目トリオ」週刊ベースボールONLINE、2023年5月8日。2023年11月21日閲覧
  3. ^ 取手松陽、エース古田島登板できず2回戦敗退/茨城」日刊スポーツ、2017年7月14日。2023年11月21日閲覧
  4. ^ a b c 中央学院大の古田島成龍と山﨑凪、Wエースがわっしょい野球で初の大学日本一」4years.、2021年12月30日。2023年11月21日閲覧
  5. ^ 神宮大会で中央学院大が大会初星 エースの古田島「イメージ通り投げられた」」デイリースポーツ、2021年11月22日。2023年11月21日閲覧
  6. ^ 中央学院大が逆転で神宮大会初優勝 慶大は東京六大学勢初の4冠ならず」Full-Count、2021年11月25日。2023年11月21日閲覧
  7. ^ 【都市対抗】日本通運が白星発進 ドラ候補の古田島成龍5回途中2失点「大会通じて成長したい」」日刊スポーツ、2023年7月17日。2023年11月21日閲覧
  8. ^ 第47回社会人野球日本選手権大会 【1回戦】VS.カナフレックス」日本通運スポーツサイト、2022年11月2日。2023年11月21日閲覧
  9. ^ 第47回社会人野球日本選手権大会 【2回戦】VS.大和高田クラブ」日本通運スポーツサイト、2022年11月6日。2023年11月21日閲覧
  10. ^ 第47回社会人野球日本選手権大会 【3回戦】VS.三菱重工East」日本通運スポーツサイト、2022年11月7日。2023年11月21日閲覧
  11. ^ a b 広島には“凄い潜在能力”秘めた右腕 今年のドラフト下位&育成から“大化け”しそうな選手は」AERA dot.、2023年10月30日。2023年11月21日閲覧
  12. ^ 日本通運野球部、古田島投手がドラフト会議で オリックス・バファローズよりドラフト6位指名」NIPPON EXPRESSホールディングス、2023年10月30日。2023年11月21日閲覧
  13. ^ オリックス6位の日本通運・古田島成龍「最高の置き土産を」先発全員奪三振/社会人日本選手権」日刊スポーツ、2023年11月10日。2023年11月21日閲覧
  14. ^ オリックス6位指名の日本通運・古田島成龍 登板機会なく終戦「2年間で成長させてもらった」」Sponichi Annex、2023年11月15日。2023年11月21日閲覧
  15. ^ 【オリックス】社会人の新人3選手に背番号「90」台 その意図は…編成部幹部「出世番号にしてほしい」」『スポーツ報知』2023年11月30日。2024年3月5日閲覧
  16. ^ 最速152キロでドラフト候補の日通・古田島成龍が初登板、4回1失点に「甘かった」/社会人・大学野球オープン戦」サンケイスポーツ、2023年3月1日。2023年11月21日閲覧
  17. ^ 明治神宮大会出場、中央学院大は3週間で投打のレベルアップを遂げた「個性的だが束になったらすごい」チーム」スポチュニティコラム、2021年11月19日。2023年11月21日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]