北海道道123号別海厚岸線

主要地方道
北海道道123号標識
北海道道123号 別海厚岸線
主要地方道 別海厚岸線
路線延長 74.6 km
制定年 1982年昭和57年)
起点 野付郡別海町別海【北緯43度22分48.0秒 東経145度4分48.2秒 / 北緯43.380000度 東経145.080056度 / 43.380000; 145.080056 (道道123号起点)
終点 厚岸郡厚岸町宮園町【北緯43度3分25.4秒 東経144度50分23.0秒 / 北緯43.057056度 東経144.839722度 / 43.057056; 144.839722 (道道123号終点)
接続する
主な道路
記法
国道243号
国道44号
都道府県道30号標識
北海道道142号根室浜中釧路線
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路

北海道道123号別海厚岸線(ほっかいどうどう123ごう べっかいあっけしせん[1])は、北海道野付郡別海町から厚岸郡厚岸町に至る主要地方道に指定された北海道道である。

概要[編集]

野付郡別海町別海の国道243号交点から上風連浜中町新川を経由して、厚岸町厚岸の国道44号交点を結ぶ。

なお、本路線の名称における「別海」は、ほかの「別海」の名称が含まれる道道と同様「べかい」と読むが[1]、別海町は公的な読みを「べかいちょう」としている。

路線データ[編集]

全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史[編集]

  • 1982年昭和57年)9月30日 - 1020号として路線認定[2]
    • 浜中町浜中桜西 - 浜中町新川東は道道280号霧多布港線(残り区間は後に道道1039号霧多布岬線へ)から、浜中町新川東 - 厚岸町は道道954号厚岸浜中線からの昇格である。別海町 - 浜中町浜中桜西は道道449号別海浜中停車場線との重複である。
  • 1993年平成5年)5月11日 - 建設省から、道道別海厚岸線が別海厚岸線として主要地方道に指定される[3]
  • 1994年(平成6年)10月1日 - 路線番号を123号に変更[4]

路線状況[編集]

浜中町域(2009年8月)
厚岸大橋(2013年3月)

別海町では、酪農家の牧場や牧草地の中を抜ける直線の道路が延びる。 厚岸町では、厚岸湾厚岸湖の境に架かる厚岸大橋で、厚岸中心市街地と厚岸漁港とを結ぶ。太平洋岸の沿って延びる道路は、別名北太平洋シーサイドラインとも呼ばれ、交通量は少なく追い越し可能な2車線の高台にあるワインディングロードが続く。

別称[編集]

北太平洋シーサイドライン
十勝の広尾町から根室市の納沙布岬まで、300キロ以上にもおよぶ海沿いの道の総称[5]。道道123号別海厚岸線を含む[6]
なぎさのドライブウェー
道道142号交点から道道1039号まで浜中湾の砂浜海岸沿いに延びる約5km区間の道路の別名。

重複区間[編集]

道路施設[編集]

トンネル[編集]

  • 散布トンネル(498 m)

海上橋[編集]

道の駅[編集]

地理[編集]

別海町 - 浜中町は根釧台地を縦断する道路で、周辺は牧場や牧草地が広がる。浜中町 - 厚岸町が太平洋沿いの高台を走る変化に富んだ道路で、夏は晴れた日でも霧が発生することが多い[6]。浜中町琵琶背の展望台からは、霧多布湿原や太平洋に島のように突き出た霧多布岬が一望することができる[6]。終点付近は厚岸町の市街地を通る。

通過する自治体[編集]

交差する道路[編集]

別海町
浜中町
厚岸町

沿線にある施設など[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 『道路現況調書 平成29年4月1日現在』北海道、2018年(2018-03-30発行)。 
  2. ^ 1982年北海道告示第2069号
  3. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  4. ^ 1994年北海道告示第1468号
  5. ^ 北太平洋シーサイドライン”. 北海道 根室振興局. 2015年7月7日閲覧。
  6. ^ a b c 須藤英一 2013, pp. 28–29.

参考文献[編集]

  • 須藤英一『新・日本百名道』大泉書店、2013年。ISBN 978-4-278-04113-2 

関連項目[編集]