凵部

康熙字典 214 部首
几部 凵部 刀部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

凵部(かんぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。

康熙字典214部首では17番目に置かれる(2画の11番目)。

概要[編集]

凵部は「凵」を筆画として持つ漢字を分類している。

単独の「凵」という字は地面の穴を象り[1]、これは「出」にも含まれる。

部首の通称[編集]

  • 日本:かんにょう、うけばこ、したばこ、かんがまえ
  • 韓国:위튼입구부(witeun ip gu bu、上が開いたの部)
  • 英米:Radical Open box

部首字[編集]

  • 中古漢語
    • 広韻 - 丘犯、范韻
    • 詩韻 - 韻、上声
    • 三十六字母 - 渓母
  • 現代漢語
  • 日本語 - :カン(カム)(漢音)・コン(コム)(呉音
  • 朝鮮語 - (gam) / 입벌릴(ip beolril、口をいっぱいに開ける)

例字[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 何琳儀 『戦国古文字典』 中華書局、1998年、1455頁。