全国文学館協議会

全国文学館協議会(ぜんこくぶんがくかんきょうぎかい)は、日本全国にある文学館や記念館との相互の交流・協力を目的として、1995年6月に発足した協議会。略称は全文協。事務局は公益財団法人日本近代文学館内にある。

沿革[編集]

  • 1994年6月15日 - 日本近代文学館の呼びかけにより、最初の文学館懇談会が開かれる。
  • 1994年10月27日 - 全国文学館協議会設立準備会が開かれ、会則および役員を決定する。
  • 1995年6月17日 - 総会が開かれ、全国文学館協議会が正式に発足。幹事会に加え、展示情報部会、資料情報部会、総務情報部会の3部会制で実質的な活動を行い、また毎年6月に総会を開催するなどの運営方針も決定される。
  • 2022年6月 - 公式サイトをオープン[1]

活動内容[編集]

部会での活動。講演会、共同展示会。「文学館ガイド」の発行。会報[注釈 1]および、紀要[注釈 2]の発行など。

会員館一覧[編集]

2022年7月時点で106件の会員館がある[2]

北海道・東北[編集]

関東[編集]

中部[編集]

近畿・中国[編集]

四国・九州[編集]

出版物[編集]

  • 「全国文学館ガイド」(全国文学館協議会編、小学館、2005年8月、ISBN 409387574X
    主要な75の文学館を紹介。巻末に550余の文学館の一覧付き。
  • 「増補改訂版 全国文学館ガイド」(全国文学館協議会編、小学館、2013年1月、ISBN 4093882789
    主要な91の文学館を紹介。巻末に660余の文学館の一覧付き。
  • 「文学館出版物内容総覧 - 図録・目録・紀要・復刻・館報」(岡野裕行編、全国文学館協議会協力、日外アソシエーツ、2013年4月)
    106の文学館の出版物9387冊の書誌事項と内容細目を収録。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 1996年6月に1号、2019年10月で75号。
  2. ^ 2008年3月に1号、その後年一回発行されている。
  3. ^ 2013年(平成25)7月に生涯学習センター(メディアパーク市川)にオープンした。参照:市川市文学ミュージアム
  4. ^ 立原道造記念館は2011年2月20日に閉館し、関連資料等は立原道造記念会が保管していたが、2019年に軽井沢高原文庫に寄贈することが決定した。
  5. ^ 1975年4月開館。會津八一記念館参照
  6. ^ 2011年に日本国籍を取得したドナルド・キーン。2013年9月21日開館。ドナルド・キーン・センター柏崎参照。
  7. ^ 小川未明の出身地である新潟県高田の、高田図書館内に開館。小川未明文学館参照。
  8. ^ 2008年3月1日開館の三島由紀夫ゆかりの文学館。隠し文学館 花ざかりの森参照。
  9. ^ 加賀千代女の出身地に2006年10月に開館。千代女の里俳句館参照。
  10. ^ 井上靖存命中の1973年に開館。井上靖文学館参照。
  11. ^ 2015年4月オープン。浜松文芸館参照。
  12. ^ 1994年開館の短歌と俳句の資料館。与謝野町立江山文庫参照。
  13. ^ 田辺聖子の母校である大阪樟蔭女子大学の図書館内に2007年に開館。田辺聖子文学館参照。
  14. ^ 2015年にオープンしたさかい利晶の杜内に開館。与謝野晶子記念館参照。
  15. ^ 1986年開館。吉備路文学館参照。
  16. ^ 2004年開館。勝央美術文学館参照。
  17. ^ 2017年10月7日開館。山頭火ふるさと館参照。
  18. ^ 菊池寛の出身地である高松に1992年開館。菊池寛記念館参照。
  19. ^ 上林暁の出身地である幡多郡に1998年にオープンした複合施設大方あかつき館内2階にある文学館。大方あかつき館|上林暁文学館参照。

出典[編集]

  1. ^ 全国文学館協議会、ウェブサイトを公開”. カレントアウェアネス・ポータル (2022年6月21日). 2022年7月4日閲覧。
  2. ^ 会員館一覧”. 全国文学館協議会. 2022年7月4日閲覧。

外部リンク[編集]