井上都

井上 都(いのうえ みやこ、1963年昭和38年)3月17日 - )は、元こまつ座代表、文筆家。

井上ひさし好子の長女として東京都に生まれる。和洋国府台女子中学校・高等学校卒業後、看護助手となるが[1]退職し[2]、父母の仕事を手伝うようになる[3]。1986年こまつ座入社。1987年両親の離婚により、父より代表を引き継ぎ、2001年まで務めた。しかし09年、妹の井上(石川)麻矢がこまつ座社長となると同座を離れる。母の好子によると、晩年の井上ひさしは三女の麻矢を除く2人の娘(都ならびに次女の綾)と絶縁状態にあり、みずからの入院中も見舞いを許さず、死後も通夜や葬儀や「偲ぶ会」への参加を認めなかったという[4]

著書[編集]

  • 宝物を探しながら 筑摩書房 1992.9
  • やさしい気持ち ベネッセコーポレーション 1997.9
  • ごはんの時間―井上ひさしがいた風景― 新潮社 2016.9

脚注[編集]

  1. ^ 石川麻矢『激突家族 : 井上家に生まれて』p.78
  2. ^ 石川、p.85
  3. ^ 石川、p.86
  4. ^ 西舘好子『表裏井上ひさし協奏曲』

外部リンク[編集]