久代義明

久代義明
基本情報
出身地	日本兵庫県三田市
生年月日	1942年8月14日（81歳）
身長; 体重	174 cm; 72 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	捕手、一塁手、外野手
プロ入り	1961年
初出場	1963年
最終出場	1974年
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴
	三田学園高等学校; 阪神タイガース (1961 - 1967); サンケイアトムズ; アトムズ; ヤクルトアトムズ; ヤクルトスワローズ (1968 - 1976); 西武ライオンズ (1985);
	コーチ歴
	ヤクルトスワローズ (1977 - 1979); 阪神タイガース (1980 - 1982); 西武ライオンズ (1984 - 1985);
	この表について

久代義明（くしろよしあき、1942年 8月14日 - ）は、兵庫県三田市^[1]出身の元プロ野球選手（捕手、一塁手、外野手）・コーチ。

経歴[編集]

三田学園高校卒業後の1961年、阪神タイガースに入団^[1]。「野村克也二世」の呼び声が高かったが、辻佳紀・辻恭彦・山本哲也・谷本稔とライバル捕手が多く出場機会には恵まれなかった。打力には定評があり、1963年 10月には一塁手として初の先発出場を果たし、阪神では一塁手として7試合に出場。1967年にはウエスタン・リーグの本塁打王、打点王の二冠に輝いた^[1]。一軍では1966年、1967年に最終戦で先発マスクを被る。1968年にサンケイアトムズへ移籍し、同年は外野手や代打として起用され、出場機会も増える。1969年には加藤俊夫に次ぐ控え捕手となり、1970年には加藤の不祥事による欠場もあって、大矢明彦と正捕手を争った。同年は39試合に先発出場するが、定位置確保には至らなかった。その後は出場機会が減少し、1976年限りで現役を引退^[1]。

引退後はヤクルトで一軍バッテリーコーチ（1977年）→一軍バッテリーコーチ補佐（1978年 - 1979年）、古巣・阪神で二軍バッテリーコーチ（1980年 - 1982年）→選手寮「虎風荘」三代目寮長（1983年）、西武で一軍バッテリーコーチ（1984年 - 1985年）→チームスタッフ（1986年 - 1992年）を務めた^[1]。1985年には選手登録されているが、これは、当時、ブルペンに入る捕手（コーチ、あるいはブルペン捕手）は選手登録が必要であったためである。同年1月19日には広岡達朗監督に伴われ、近藤昭仁守備・走塁コーチ、長池徳士打撃コーチと共に東京・羽田の日航訓練センターにてジャンボ機のシミュレーション飛行に挑戦。久代は近藤と共に海面に着地してしまったのに対し、長池は2度行い2度とも完璧着地したが、実は教官が長池の実兄でパイロットであった^[2]。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1963	阪神	1	3	3	0	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.333	.333	.333	.667
1964		2	3	3	0	1	0	0	0	1	1	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.333	.333	.333	.667
1966		7	8	8	0	2	0	0	0	2	1	0	0	0	0	0	0	0	2	1	.250	.250	.250	.500
1967		6	9	8	1	3	2	0	0	5	2	0	0	0	0	1	0	0	0	0	.375	.444	.625	1.069
1968	サンケイアトムズヤクルト	26	28	27	1	5	0	0	1	8	4	0	0	0	1	0	0	0	8	0	.185	.185	.296	.481
1969		66	137	121	8	22	1	1	2	31	9	0	0	1	0	14	0	1	27	3	.182	.272	.256	.528
1970		67	131	119	9	24	4	1	3	39	7	2	2	0	0	11	3	1	27	0	.202	.275	.328	.603
1971		20	19	18	0	2	0	0	0	2	1	0	0	0	0	1	0	0	4	0	.111	.158	.111	.269
1972		14	2	2	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	.000	.000	.000	.000
1973		12	13	13	3	6	0	0	1	9	3	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.462	.462	.692	1.154
1974		5	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	----	----	----	----
通算：11年		226	353	322	22	66	7	2	7	98	28	2	2	1	1	27	3	2	70	4	.205	.271	.304	.575

各年度の太字はリーグ最高
サンケイ（サンケイスワローズ）は、1969年にアトムズに、1970年にヤクルト（ヤクルトアトムズ）球団名を変更

背番号[編集]

48 （1961年 - 1964年）
13 （1965年）
39 （1966年 - 1967年）
33 （1968年 - 1971年）
29 （1972年 - 1975年）
60 （1976年 - 1978年）
76 （1979年）
74 （1980年 - 1982年）
79 （1984年 - 1992年）

脚注[編集]

^ ^a ^b ^c ^d ^e プロ野球人名事典 2003（2003年、日外アソシエーツ）、196ページ
^ スポーツニッポン1985年1月20日4面「操縦完ぺき広岡さんV界良好」

外部リンク[編集]

個人年度別成績久代義明 - NPB.jp 日本野球機構

[jinmei-1] プロ野球人名事典 2003（2003年、日外アソシエーツ）、196ページ

[2] スポーツニッポン1985年1月20日4面「操縦完ぺき広岡さんV界良好」

[1]

[2]