太閤通駅

太閤通駅*
1番出入口(2023年1月)
たいこうどおり
Taiko-dori
(0.9 km) 名古屋 S02
地図
所在地 名古屋市中村区太閤通三丁目27-3
北緯35度10分3.2秒 東経136度52分24秒 / 北緯35.167556度 東経136.87333度 / 35.167556; 136.87333座標: 北緯35度10分3.2秒 東経136度52分24秒 / 北緯35.167556度 東経136.87333度 / 35.167556; 136.87333
駅番号 S01
所属事業者 名古屋市交通局
名古屋市営地下鉄
所属路線 桜通線
キロ程 0.0 km(太閤通起点)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
6,570人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-
12,657[WEB 1]人/日
-2019年-
開業年月日 1989年平成元年)9月10日
備考 * 2023年令和5年)1月4日に中村区役所駅より改称[新聞 1][WEB 2]
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太閤通駅(たいこうどおりえき)は、愛知県名古屋市中村区太閤通3丁目にある、名古屋市営地下鉄桜通線である[新聞 2][1]駅番号S01、アクセントカラーは水浅葱。

歴史

桜通線中村区役所 - 今池間の開通に伴い、1989年平成元年)9月10日に中村区役所駅(なかむらくやくしょえき)として開業した[2]。開通式は当駅で行われた[2][新聞 3]

太閤通環状線が交わる太閤通三丁目交差点の地下に位置し、北側に中村区役所があった。1972年昭和47年)まで名古屋市電中村線太閤通三丁目停留所があった位置である。計画時の仮称は「中村区役所」とされ、そのまま採用された[新聞 4]

中村区役所の本陣駅周辺への移転に伴い、2023年令和5年)1月4日に太閤通駅へ駅名を変更した[新聞 5][WEB 2][WEB 3]。駅名は有識者による「地下鉄駅名称懇談会」や意見募集を経て町名の「太閤通」に決まった[新聞 6][WEB 2]

年表

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。プラットホームの長さは170 mで[1]、20 m車8両編成まで対応している。可動式ホーム柵を備える[新聞 7]

桜通線運転区が管轄する[WEB 4]

のりば

ホーム 路線 行先
1 桜通線 今池新瑞橋徳重方面
2 (降車ホーム)

地上との出入口は、環状線(名古屋市道名古屋環状線)と太閤通(愛知県道68号名古屋津島線)の交差点にあるが、改札口はやや東方(名古屋駅寄り)にある。

当駅は終端駅であり、名古屋駅とは反対側に留置線を3本有する(3本とも、縦に2編成留置可能)。徳重方面から当駅2番線で終着した車両は、この留置線に一旦引き上げて折り返し、1番線に入ってくる。この留置線では、かつて検車場として車両の簡単な清掃や検修、日常検査などを行っていた。しかし、2011年(平成23年)3月の名古屋市交通局徳重車庫の使用開始とともにこの検車場は廃止となり、現在は電留線としての機能のみを残している。

利用状況

2019年度(令和元年度)の乗車人員は2,404,475人で[WEB 5]、1日平均乗車人員は6,570人である。

開業以降の年度別乗車人員の推移は下表のとおりである。

年度別乗車人員
年度 乗車人員
1日平均 年度毎[WEB 5]
1989年(平成元年) [注釈 1] 2,899 588,511
1990年(平成02年) 2,885 1,053,119
1991年(平成03年) 3,838 1,404,774
1992年(平成04年) 3,960 1,445,420
1993年(平成05年) 4,251 1,551,675
1994年(平成06年) 4,258 1,554,300
1995年(平成07年) 4,510 1,650,687
1996年(平成08年) 4,576 1,670,237
1997年(平成09年) 4,381 1,599,227
1998年(平成10年) 4,616 1,684,937
1999年(平成11年) 4,504 1,648,531
2000年(平成12年) 4,689 1,711,341
2001年(平成13年) 4,998 1,824,326
2002年(平成14年) 5,265 1,921,632
2003年(平成15年) 5,305 1,941,460
2004年(平成16年) 4,831 1,763,229
2005年(平成17年) 5,052 1,843,945
2006年(平成18年) 5,158 1,882,619
2007年(平成19年) 5,138 1,880,402
2008年(平成20年) 5,288 1,930,290
2009年(平成21年) 5,097 1,860,284
2010年(平成22年) 4,854 1,771,882
2011年(平成23年) 4,996 1,828,429
2012年(平成24年) 5,224 1,906,638
2013年(平成25年) 5,471 1,996,769
2014年(平成26年) 5,599 2,043,486
2015年(平成27年) 5,778 2,114,713
2016年(平成28年) 5,987 2,185,385
2017年(平成29年) 6,316 2,305,366
2018年(平成30年) 6,680 2,438,332
2019年(令和元年) 6,570 2,404,475

駅周辺

木造の商店や住宅の多い地域であったが、駅開業前後にはマンションなどの建設が盛んにおこなわれた[新聞 2]

開業時には駅周辺の歩道上に路上駐輪場が整備された[新聞 9]。しかし駅の出入口付近で駐輪場からはみ出しての駐輪が相次いだため、1991年(平成3年)1月4日に駅の南西に平地の市営駐輪場が開設された[新聞 9]2009年(平成21年)6月1日に駅周辺が自転車等放置禁止区域に指定された。

地下鉄東山線の中村公園駅は太閤通を西へ徒歩20分程度、名古屋駅へは太閤通を東へ徒歩10分強。

周辺の施設

バス路線

最寄り停留所は、太閤通(愛知県道68号名古屋津島線)と環状線(名古屋市道名古屋環状線)の交差点付近にある地下鉄太閤通である。以下の路線が乗り入れ、名古屋市営バス名鉄バスにより運行されている。中村区役所の移転に伴い、名古屋市バスと名鉄バスの停留所の名称は駅名変更と同日の2023年(令和5年)1月4日に中村区役所から変更された[WEB 6]。桜通線の起点駅に隣接する停留所であるが、起終点とする系統はなく(中村13が起終点としていたことがある)、 バスターミナルなどは存在しない。

名古屋市営バス

  • 幹栄2:行、新大正橋西行
  • 名駅22:名古屋駅行、横井町行
  • 名駅23:名古屋駅行、横井町行、岩塚本通四丁目行
  • 名駅24:名古屋駅行、大治西条行
  • 名駅29:本陣経由名古屋駅行
  • 中村13:稲西車庫
  • 深夜2:栄行、地下鉄高畑
  • 中村巡回:本陣行、稲西車庫行

名鉄バス

隣の駅

名古屋市営地下鉄
桜通線
太閤通駅 (S01) - 名古屋駅 (S02)

脚注

注釈

  1. ^ 1989年9月10日開業。開業日から翌年3月31日までの203日間のデータ。

出典

WEB

  1. ^ 交通広告メディアガイド2021年版” (PDF). 名古屋市交通局. 2021年4月6日閲覧。
  2. ^ a b c 地下鉄駅名称の変更について”. 名古屋市交通局 (2021年1月25日). 2021年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月25日閲覧。
  3. ^ a b 地下鉄駅名称変更の実施日について”. 名古屋市交通局 (2022年7月8日). 2022年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月13日閲覧。
  4. ^ a b 名古屋市交通局管理規程第15号」『名古屋市公報』第1262号、名古屋市役所、39–40頁、2018年6月20日。 オリジナルの2018年8月4日時点におけるアーカイブhttps://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11125225/www.city.nagoya.jp/somu/cmsfiles/contents/0000095/95739/30hongou1262.pdf2022年11月10日閲覧 
  5. ^ a b 市営地下鉄 各駅乗車人員の推移 - 名古屋市
  6. ^ (別添資料)令和5年1月4日市バスダイヤ改正の概要”. 名古屋市交通局 (2022年12月6日). 2022年12月9日閲覧。

新聞

  1. ^ 池内琢「地下鉄駅名称懇談会 市役所→名古屋城 名城公園での誤降車防止 中村区役所→太閤通 本陣→変更せず それぞれ、なじみのある地名」『中日新聞 朝刊 市民版』、2020年5月30日、14面。2022年11月11日閲覧。
  2. ^ a b 紀「街が変わる 発車地下鉄桜通線(1)中村区役所駅 周辺に次々とマンション」『中日新聞 朝刊 市民版』、1989年9月10日、20面。
  3. ^ 「地下鉄桜通線あす開業 名古屋都心のラッシュ緩和 西尾市長ら出席し開通式」『中日新聞』(中日新聞社)、1989年9月9日、夕刊1面1頁。2023年1月31日閲覧。
  4. ^ 「「久屋大通」など8駅に新名称 名古屋・地下鉄桜通線」『中日新聞 夕刊』、1988年12月21日、10面。
  5. ^ 高田みのり「地下鉄4駅 新たな名前に 来月4日 市役所→名古屋城など」『中日新聞 朝刊 市民総合』、2022年12月23日、15面。2023年1月8日閲覧。
  6. ^ 池内琢「地下鉄駅名称懇談会 市役所→名古屋城 名城公園での誤降車防止 中村区役所→太閤通 本陣→変更せず それぞれ、なじみのある地名」『中日新聞 朝刊 市民版』、2020年5月30日、14面。2022年11月11日閲覧。
  7. ^ a b 「地下鉄ホームに可動柵 名古屋市 20年度までに設置へ 乗り入れ鶴舞線除き」『中日新聞 夕刊』、2011年1月22日、1面。
  8. ^ 「地下鉄ホーム柵 利用客『安心』『拡大を』 中村区役所駅 運用スタート」『中日新聞』(中日新聞社)、2011年1月22日、夕刊 夕刊社会11頁。2023年1月31日閲覧。
  9. ^ a b 「新駐輪場ご利用を 地下鉄の中村区役所駅そば」『中日新聞 朝刊 市民版』、1991年1月9日、16面。

書籍

参考文献

  • 名古屋市交通局 編『名古屋の地下鉄 メモリアル50』名古屋市交通局、2008年2月。 

関連項目

外部リンク