世武裕子

世武 裕子
別名 sébuhiroko
生誕 (1983-01-04) 1983年1月4日(41歳)
日本の旗 日本東京都葛飾区
出身地 日本の旗 日本滋賀県草津市
学歴 エコールノルマル音楽院 映画音楽学科 首席[1]
ジャンル 劇伴
映画音楽
サウンドトラック
オルタナティヴ・ミュージック
職業 映画音楽作曲家
シンガーソングライター
担当楽器 ピアノ
オルガン
シンセサイザー
活動期間 2008年 -
レーベル NOISE McCARTNEY RECORDS
(2008年 - 2011年)
sebumaroux records
(2012年 - 2014年)
ポニーキャニオン
(2015年 - )
公式サイト sébuhiroko

世武 裕子(せぶ ひろこ、1983年[1][2]1月4日[3] - )は、日本映画音楽作曲家シンガーソングライター。別名、sébuhiroko東京都葛飾区生まれ、滋賀県草津市出身[1][2][4]

パリエコールノルマル音楽院映画音楽学科卒業。2015年から2018年までシンガーソングライターとしてはsébuhiroko名義で活動。広島県在住。

概要[編集]

映画・ドラマ・CMなどの作品を作る映像音楽家、安藤裕子など他の歌手などに楽曲提供を行う作曲家、さらにはチャットモンチーくるりplentyMr.Childrenなどのライブにコーラスや鍵盤・アレンジで参加、自らもシンガーソングライターとして作品を生み出すミュージシャンなどの活動を行っている[5]

UNIQLOヒートテック『2つの進化』篇」のCM音楽やNHK連続テレビ小説べっぴんさん』の劇中歌、サカナクション山口一郎が歌唱する「オロナミンC ハツラツタワーのある街 『帰郷篇』」CMソングの編曲なども担当[5]

来歴[編集]

生い立ち[編集]

幼少時より作曲、ピアノ、オルガン、エレクトーンを習い、テクノ、ロック、ジャズ、現代音楽、クラシックなど多様な音楽から影響を受ける。

天皇・皇后が臨席した平安建都1200年記念式典(1994年度[要出典]や、地球温暖化防止京都会議催事(1997年度)での演奏などを経て、インターナショナルエレクトーンコンクール 2001で第2位を受賞

2002年に渡仏し、パリ・エコールノルマル音楽院映画音楽学科を卒業。在仏中にはActe 1Cours Florentといった俳優学校で映画演技も学んだほか、映画音楽作曲家ガブリエル・ヤレドに師事した。

アーティスト・シンガーソングライターとしての活動[編集]

帰国後、2008年にアーティストとしてアルバム「おうちはどこ?」をNOISE McCARTNEY RECORDSよりリリースし、女性シンガーソングライターとしてデビュー。

2015年、アルバム「WONDERLAND」をポニーキャニオンから発表すると共に、シンガーソングライターとしての活動名義を「sébuhiroko」に変更。2016年には同名義2作目となるアルバム「L/GB」をリリースした。

2016年のParis Fashion Weekでは「ISSEY MIYAKE : SPRING SUMMER 2017 Collection in Paris」において、Open Reel Ensembleとファッションショーの音楽を担当、ステージにて生演奏を行った。

デビュー10周年となる2018年の10月にアルバム『Raw Scaramanga』発表し、活動名義を「世武裕子」へ統一する[6]

映像音楽作曲家としての活動[編集]

2011年、吉田光希監督作品「家族X」にて映像音楽作曲家としてデビュー。以降、数多くのテレビドラマ、映画、CMの音楽を手がける。

同年携わったGoogle ChromeのTVCFでは音楽制作のみならず多重演奏シーンなどで自ら出演も果たした。

これまでにCMで「UNIQLO」「docomo」「SK-ll」「NISSIN チキンラーメン」「JRA」「au」「NISSAN」「出光」「SHISEIDO」「JR東海 そうだ京都、行こう。」「MDNA」などでの作曲/演奏他、「北陸新幹線」「爽健美茶」「雪印メグミルク」「森永乳業」「西武鉄道」など、ボーカリストとしても携わる。

映画音楽では、2018年公開映画「日日是好日」「生きてるだけで、愛。」「羊と鋼の森」「リバーズ・エッジ」などを手掛けた。 少女漫画原作の「オオカミ少女と黒王子」「ママレード・ボーイ」、劇場版アニメ「君の膵臓をたべたい」やドキュメンタリー映画「ダライ・ラマ14世」なども制作している。

フジテレビ月曜9時ドラマ恋仲」「好きな人がいること」で二年連続夏クールの音楽を担当、またNHK広島局のドキュメンタリードラマ「基町アパート」を経て、2016年10月よりNHK連続テレビ小説べっぴんさん」の音楽に抜擢されるなど、テレビドラマの仕事も多岐にわたる。

人物[編集]

広島東洋カープの熱狂的なファン。カープファンの知人に薦められて読んだ、孤高の天才・前田智徳に迫った迫勝則著『前田の美学 広島東洋カープ前田智徳』に感銘を受け、球場に足を運んで見た横山竜士投手の牽制球が「めちゃくちゃ格好良く」、「もう、なんなの!」「一生ついていきます!」とたちまちカープファンとなった[7]MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島にて試合開始前の国歌斉唱を務め[8]アンガールズがパーソナリティを務めるカープ応援番組『カーティスト』へゲスト出演など行っている[9]

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 レーベル
1st 2010年3月24日 風船とばす NOISE McCARTNEY RECORDS
2nd 2010年9月15日 ハローハロー BN-189
3rd 2011年8月24日 Good Morning World!/Hello Hello (2011 version) BNCL-046
4th 2019年1月14 「Sweep」field recording PONY CANYON
5th 2019年10月30日 Majestät Prac inc.
6th 2020年5月27日 Capitalism
7th 2021年11月16日 エンパシー - From THE FIRST TAKE THE FIRST TAKE MUSIC

オリジナルアルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 レーベル
世武裕子 名義
1st 2008年11月19日 おうちはどこ? NMR-007 NOISE McCARTNEY RECORDS
2nd 2010年3月24日 リリー BNCL-043
3rd 2012年6月6日 アデュー 世界戦争 FAMC-81 sebumaroux records
6th 2018年10月24日 Raw Scaramanga PCCA-04718 PONY CANYON
EP 2022年11月9日 あなたの生きている世界1 & 2 ERCP-001
sébuhiroko 名義
1st 2015年9月16日 WONDERLAND PCCA-04281 PONY CANYON
2nd 2016年11月23日 L/GB PCCA-04454

サウンドトラック[編集]

発売日 タイトル 規格品番 収録曲 レーベル
2011年11月25日 3枚目のボディガード オリジナルサウンドトラック AVEX ENTERTAINMENT INC.
2013年3月6日 映画「だいじょうぶ3組」オリジナル・サウンドトラック+「みらいのこども」 FAMC098 DISC-1 TOHO MUSIC CORPORATION. / MEDIA FACTORY
DISC-2
2013年7月27日 NHK FMシアター「世界から猫が消えたなら」オリジナル・サウンドトラック TOHO MUSIC CORPORATION
2013年8月24日 「基町アパート」オリジナルサウンドトラック NHK Plublishing
2015年3月11日 「ストロボエッジ」オリジナル・サウンドトラック TOHO MUSIC CORPORATION/SPACE SHOWER MUSIC
2015年8月26日 フジテレビ系ドラマ「恋仲」オリジナルサウンドトラック PCCR-00622 PONY CANYON
2016年5月25日 映画「オオカミ少女と黒王子」オリジナル・サウンドトラック PCCR-00637
2016年8月29日 フジテレビ系ドラマ「好きな人がいること」オリジナルサウンドトラック PCCR-00639
2016年11月23日 NHK連続テレビ小説 べっぴんさん オリジナル・サウンドトラック Vol.1 PCCR-00646
2017年2月22日 NHK連続テレビ小説 べっぴんさん オリジナル・サウンドトラック Vol.2 PCCR-00651
2017年6月7日 TBS テッペン! 水ドラ!!「3人のパパ」オリジナル・サウンドトラック Anchor Records
2018年2月16日 映画「リバーズ・エッジ」オリジナル・サウンドトラック VAP
2018年4月25日 映画「ママレード・ボーイ」オリジナル・サウンドトラック VPCD-86178
2018年10月10日 映画『日日是好日』オリジナル・サウンドトラック PCCR-00678 PONY CANYON
2018年11月9日 『生きてるだけで、愛。』オリジナル・サウンドトラック
2020年1月24日 「ロマンスドール」オリジナル・サウンドトラック
映画『風の電話』オリジナル・サウンドトラック
2020年2月7日 NHK土曜ドラマ「心の傷を癒やすということ」オリジナル・サウンドトラック
2020年10月9日 映画『星の子』オリジナル・サウンドトラック
2021年10月1日 映画『空白』オリジナル・サウンドトラック 映画『空白』製作委員会
2021年6月9日 オリジナル・サウンドトラック Arc アーク RBCP-3397 Rambling Records
2022年1月12日 宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」オリジナル・サウンドトラック NHK出版
2022年3月23日 映画「Pure Japanese」Original Soundtrack PCSP-04089 ※配信のみ PONY CANYON
2022年4月13日 映画「女子高生に殺されたい」オリジナル・サウンドトラック 日活
2022年7月6日 WOWOWドラマ「椅子」オリジナル・サウンドトラック PONY CANYON
2023年2月27日 映画「エゴイスト」オリジナル・サウンドトラック PCSP.04897 日活
2024年1月12日 映画『カラオケ行こ!』(オリジナル・サウンドトラック)

楽曲提供[編集]

参加作品[編集]

作品[編集]

映画[編集]

2011年
2013年
2015年
2016年
2018年
2019年
2020年
2022年
2023年
2024年

テレビドラマ(作品)[編集]

2013年
2015年
2016年
2017年
2020年
2022年
  • WOWOWオリジナルドラマ 椅子(5月 - 7月、WOWOW)[11]

Webドラマ[編集]

  • 3枚目のボディガード〜ボクはキミだけを守りぬく〜(2011年6月、BeeTV

テレビアニメ[編集]

ラジオドラマ[編集]

CM[編集]

出演[編集]

テレビドラマ(出演)[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「Your Song」「海にて、心は裸になりたがる」「SINGLES」「箱庭」「addiction」「day by day(愛犬クルの物語))」「秋がくれた切符」「皮膚呼吸』にキーボードで参加した。「day by day(愛犬クルの物語)」ではコーラスにも参加した。

出典[編集]

  1. ^ a b c sébuhiroko(世武裕子)(インタビュー)「滋賀人 アーティスト sébuhiroko(世武裕子)」『地域総合情報誌『かけはし』(しがぎん経済文化センター)』、2017年春号http://www.keibun.co.jp/sys/digitalbook/new_kakehashi/kakehashi_2017spring/book.html?startpage=222018年9月17日閲覧 
  2. ^ a b sebuhiroko/世武 裕子(シンガーソングライター・劇伴作曲家)”. KUSATSU BOOSTERS. 草津市 (2017年8月24日). 2018年9月17日閲覧。
  3. ^ 映画「プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜」公式サイト
  4. ^ 広報誌『滋賀プラスワン』2013年5・6月号掲載 歌手・作曲家 世武 裕子さん”. 湖国 滋賀〜夢や希望に満ちた豊かさ実感・滋賀. 滋賀県 (2013年6月18日). 2018年9月17日閲覧。
  5. ^ a b sébuhirokoと向井秀徳アコースティック&エレクトリック、“ストーリーテラー”としての表現力”. リアルサウンド (2017年4月24日). 2017年5月8日閲覧。
  6. ^ “デビュー10周年の世武裕子、2年ぶり新作アルバム「Raw Scaramanga」リリース”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2018年9月7日). https://natalie.mu/music/news/298729 2018年9月17日閲覧。 
  7. ^ “世武裕子「和歌山なら広島経由できる!」”. Lmaga.jp (京阪神エルマガジン社). (2018年10月24日). https://www.lmaga.jp/news/2018/10/50848/ 2019年8月29日閲覧。 
  8. ^ 世武 裕子 さんが国歌斉唱に登場!”. 広島東洋カープ (2018年8月10日). 2019年8月29日閲覧。
  9. ^ 世武 裕子 さんが国歌斉唱に登場!”. アンガールズのカープ愛炸裂番組『カーティスト』. 放送内容. 中国放送 (2019年7月29日). 2019年8月29日閲覧。
  10. ^ “スカートが大泉洋主演映画「そらのレストラン」主題歌書き下ろし、世武裕子も挿入歌提供”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年9月14日). https://natalie.mu/music/news/299600 2018年9月17日閲覧。 
  11. ^ "吉岡里帆・モトーラ世理奈・石橋菜津美・黒木華、「椅子」テーマに又吉ワールド初参加". ORICON NEWS. oricon ME. 6 March 2022. 2022年3月6日閲覧

外部リンク[編集]