下越地方

下越地方のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方
面積 4,678.98 km2
国勢調査 1,235,677
(2010年10月1日)
推計人口 1,135,428
(全県比:53.7%)
(2024年3月1日)
人口密度 242.7 人/km2
(2024年3月1日)
下越地方の自治体 /
略数字 : 1.燕市, 2.聖籠町, 3.弥彦村

下越地方(かえつちほう)は、新潟県の北東部に位置し、中心都市は新潟市である。新潟県は地理的に4つの地域に分けられるがその一つである。他の3つは上越地方中越地方佐渡地方

かつての越後国(現在の新潟県本州部分)は、上方に近い方から(南から北に)上越後(かみえちご)、中越後(なかえちご)、下越後(しもえちご)と呼ばれていた。そのうち、「下越後」を略した「下越」が新潟県北東部の地域名として用いられるようになった。

概要[編集]

西を日本海に、東を越後山脈に、北を鼠ヶ関に挟まれた地方である。令制国越後国のうち、蒲原郡の大部分と、沼垂郡岩船郡の全域に当たる。明治以降の郡では、ほぼ北蒲原郡西蒲原郡東蒲原郡中蒲原郡岩船郡に当たる。

上越新幹線国道17号8号重複)・北陸自動車道関越自動車道新潟線)が通り、中越地方同様群馬県埼玉県東京都等の関東地方との関係が深い。 また、新津駅羽越本線磐越西線の合流地である点や、第二次大戦前までは阿賀野川流域で舟運が行われていたことなどから、阿賀北地域を中心として古くより山形県庄内地方置賜地方福島県会津地方との交流も多かった。

地理[編集]

市町村[編集]

新潟県庁[1]気象庁[2]の定義によると、下越地方には以下の7市2町3村が含まれる。

地形[編集]

気候[編集]

阿賀町や関川村など山間部の一部地域は豪雪地帯対策特別措置法において特別豪雪地帯に指定されており、1 mを超える積雪深が見られる。しかし新潟市をはじめとした平野部の大半の地域は年間の最大値でも10~数十 cmほどである[3]

都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷[編集]

金本良嗣・徳岡一幸によって提案された都市圏。細かい定義等は都市雇用圏に則する。一般的な都市圏の定義については都市圏を参照のこと。

新潟都市圏[編集]

その他の都市圏[編集]

  • 10% 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
自治体
('80)
1980年 1990年 1995年 2000年 2005年 自治体
(現在)
燕市 燕 都市圏 燕 都市圏 燕 都市圏 燕 都市圏 三条 都市圏 燕市
分水町
吉田町
弥彦村 弥彦村
五泉市 五泉 都市圏
67574人
五泉 都市圏
65902人
五泉 都市圏
60354人
五泉 都市圏
63086人
新潟 都市圏 五泉市
村松町
三川村 - - 阿賀町
津川町 - - - - -
鹿瀬町 - - - - -
上川村 - - - - -
村上市 村上 都市圏
58884人
村上 都市圏
56444人
村上 都市圏
55764人
村上 都市圏
66032人
村上 都市圏
52309人
村上市
神林村
朝日村
荒川町 - - - 新潟 都市圏
山北町 - - - - -
関川村 - - - - - 関川村
粟島浦村 - - - - - 粟島浦村

交通[編集]

広域移動[編集]

地域内移動[編集]

新潟 - 村上間、新潟 - 新発田間の移動は、羽越本線・白新線、国道7号新潟バイパス新新バイパス新発田バイパス中条黒川バイパス村上バイパスなどが便利である。新潟 - 五泉間、新潟 - 津川間は、磐越自動車道や磐越西線が便利である。又、国道460号が、新潟市を取り囲むように周辺市町村を結んでいる。

鉄道[編集]

全線がJR東日本新潟支社のエリアとなっている。なお、信越本線の長岡駅以北、越後線の吉田駅以北、弥彦線、白新線の全線、羽越本線の新津駅 - 新発田駅、および磐越西線新津駅 - 五泉駅の区間は新潟近郊区間に指定されている(上越新幹線の燕三条駅 - 新潟駅間は指定されていない)。

JR東日本

廃線[編集]

道路[編集]

一般国道

道の駅[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 気象警報・注意報や天気予報の発表区域:新潟県”. 気象庁. 2020年2月24日閲覧。
  2. ^ 新潟県の雪情報:観測所一覧/降積雪資料”. 新潟県. 2022年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年2月24日閲覧。

関連項目[編集]