下市町

しもいちちょう ウィキデータを編集
下市町
下市町旗 下市町章
下市町旗 下市町章
1958年3月12日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 奈良県
吉野郡
市町村コード 29443-8
法人番号 2000020294438 ウィキデータを編集
面積 61.99km2
総人口 4,441[編集]
推計人口、2024年3月1日)
人口密度 71.6人/km2
隣接自治体 五條市吉野郡大淀町吉野町黒滝村
町の木 スギ
町の花 マツバボタン
下市町役場
町長 杦本龍昭
所在地 638-8510
奈良県吉野郡下市町大字下市1960番地
北緯34度21分40秒 東経135度47分31秒 / 北緯34.361度 東経135.79192度 / 34.361; 135.79192座標: 北緯34度21分40秒 東経135度47分31秒 / 北緯34.361度 東経135.79192度 / 34.361; 135.79192

町役場庁舎
外部リンク 公式ウェブサイト

下市町位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

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願行寺
下市町中心部。下市町は谷に沿って細長く市街地が伸びる
下市の街は川に沿い細長く伸びる
下市町観光文化センター・図書館
下市町商工会館

下市町(しもいちちょう)は、奈良県のほぼ中央に位置する

奈良県の組織では南部農林振興事務所などの管内とされており南部に区分されている[1]気象庁の天気予報等の発表区域の一次細分区域では「五條・北部吉野」となっており北部の一部である(なお二次細分区域では単独で「下市町」である)[2]

地理[編集]

吉野川(和歌山県では紀ノ川)の南側にある。

歴史[編集]

平安時代のころから吉野の入り口として栄え、市が立つようになった。日本で最初に商業手形である下市札が発行されるなど、吉野地方の主要商業地として栄えた。

歌舞伎義経千本桜 三段目 すし屋の段」の舞台として知られており、「秋野川沿いの下市の町なみ」として奈良県景観資産に登録されている[3]

2003年(平成15年)3月 - 吉野郡七町村合併協議会(法定・7月には八町村)を設置して合併が議論され新市の名称も「吉野市」と決定したが、大淀町下北山村が離脱したため2004年3月には協議会を解散した。

沿革[編集]

町域の変遷[編集]

明治22年 明治23年 明治45年 昭和31年 現在
奈良県
吉野郡
下市村 下市町 下市町
秋野村
南芳野村 丹生村

行政[編集]

  • 町長:杦本 龍昭[5](2012年11月27日から)
  • 町議会:議員定数8名[6]

なお、衆議院議員選挙の選挙区は「奈良県第3区」、奈良県議会議員選挙の選挙区は「吉野郡選挙区」(定数:2)となっている[7]

経済[編集]

産業[編集]

農業
  • こんにゃく(吉野地方はこんにゃくの発祥地である。奈良テレビ「気ままに歩こーく!」で紹介)
  • などの 果樹園 - 田畑は傾斜地にある棚田(段段畑)ばかりなのと獣害が深刻で生産規模が小さいため自家消費がメインである。『大日本篤農家名鑑』によると、下市町の篤農家は、「島田龍、植田重太郎、中村徳三郎、水本亀吉、藤村三次郎、森井鶴松、植田重三郎、富永徳治郎、桐山常次郎、高田長蔵、藤原喜平、熊谷治三郎、田中市次郎、福森安平、杉本儀三郎、畠山壽太郎、菊井新吾、山中惣三郎、新子竹三郎、新住五郎吉」などがいた[8]

農業協同組合[編集]

日本郵政グループ[編集]

(※2014年6月現在)

下市郵便局
  • 日本郵便株式会社
    • 下市郵便局(下市) - 集配局。ゆうちょ銀行ATMのホリデーサービス実施局。
    • 秋野郵便局([9]
    • 丹生(にう)郵便局(長谷)
    • 新住(あたらすみ)簡易郵便局(新住)
    • 阿知賀(あちが)簡易郵便局(阿知賀)
    • 栄町(さかえちょう)簡易郵便局(下市)

※下市町内の郵便番号は「638-00xx」(下市郵便局の集配担当)となっている。

地域[編集]

人口[編集]

下市町と全国の年齢別人口分布(2005年) 下市町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 下市町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

下市町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


放送局[編集]

教育[編集]

中学校[編集]

小学校[編集]

幼稚園[編集]

  • 下市町立下市幼稚園

交通[編集]

鉄道[編集]

町内に鉄道は通っていない。吉野川対岸(大淀町)にある近鉄吉野線下市口駅が最寄り駅。

路線バス[編集]

道路[編集]

国道[編集]

県道[編集]

主要地方道[編集]
一般地方道[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

広橋梅林 (2014年3月)

観光スポット[編集]

  • 森林公園やすらぎ村
  • 下市温泉
  • 拓本の里「拓美の園」
  • かぶと虫の森(7月、8月)

祭事・催事[編集]

  • 2月12日 下市蛭子神社初市

出身者[編集]

経済人[編集]

文化人[編集]

芸能人[編集]

スポーツ選手[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 南部農林振興事務所 管内概要 奈良県、2022年8月30日閲覧。
  2. ^ 奈良県 気象庁、2022年8月30日閲覧。
  3. ^ 1.1. 奈良県景観資産-秋野川沿いの下市の町なみ- 奈良県、2022年8月30日閲覧。
  4. ^ 図典 日本の市町村章 p165
  5. ^ 「杦」(すぎ)は「木」に「久」。
  6. ^ 任期満了日一覧”. 奈良県. 2019年5月6日閲覧。
  7. ^ 選挙区と定数 奈良県選挙管理委員会
  8. ^ 『大日本篤農家名鑑』211頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年6月24日閲覧。
  9. ^ 邑」の読みは「よむら」。「(よ)」=「イ(にんべん)」+「予」はJIS X 0213の文字。
  10. ^ 広橋梅林”. 奈良県観光公式サイト. 2020年4月9日閲覧。

参考文献[編集]

  • 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。

外部リンク[編集]